Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

全バラです。

2013-09-19 22:27:30 | インポート

S氏所有のサバーバン、エンジン続きです。

いよいよクランクシャフトを取り出します。

クランクメタルもすべてスタンダードサイズ、アタリも良くジャーナルもきれいな状態です。

こちらも安心なレベルです。

最後にカムシャフトを抜き取ります。

前から長ーいの抜けてきます。

こちらもいい状態!!やはりオイル管理は良かったエンジンだと思います。

 

エンジンからすべての部品を取り外しましたので外に連れ出します。

水冷エンジンは文字通りエンジンを水(クーラント)で冷やしています。

先日エンジン内部(ウォータージャケット)の錆の画像載せましたが、そこをきれいに洗い流します。

いい色の錆水が出てきます。

錆の色が出なくなるまで洗い流します。

茶色い色はしていますが堆積していた汚れは取れました。

エンジンのシリンダー等錆が出ないよう念入りにエアブローして防錆スプレーを吹いておきます。

エンジンオーバーホールは折り返し地点まで来ました。

これで各部測定&組み立てをしていきます。

 

ここでエンジンの話を少し、、、、

シボレーのエンジンは前側にスフィックスコード

後にキャスティングナンバーが打ってあり、そのエンジンの素性を調べることが出来ます。

たとえばこのエンジンブロックの「10243880」という番号では

1996年~2000年のボーテックエンジン、1ピースリアメインシール、ジェネレーションⅠ クレートモーター、ローラーカム、5.7L

もしくは

ZZ4エンジン

ということが分かります。

エンジンブロックのキャステイングナンバーは下3桁が他とかぶることがないため10243880の下3桁を取って880ブロックともいいます。

ネットでもかんたんに調べることが出来ますので自分のエンジンはオリジナルか?と興味のおありの方は調べてみるのも面白いかもしれませんね。

 

エンジンはここまでで本日納車のbB手をつけます。

車庫証明待ちで納車整備は終わっていますがヘッドライトが黄ばんでますので磨きます。

 

元はこうでしたが

分かりにくいかなぁ、、、、、ピカピカです。

大事にしてもらってくださいね!!!!

 

お知らせです。

私もたった一人の弟子がいるのですが9月22日に結婚することになりました。

結婚式に参加してきますので22日、23日はお休みさせていただきます。(遠方につき日帰りは厳しいモンで、、、、、)

24日からは通常営業いたしますのでよろしくお願いいたします。

 


シルバラード ブレーキ続きです。

2013-09-19 10:53:25 | インポート

先日リアブレーキを修理させて頂きましたO氏のシルバラードですが、少しリアブレーキが引きずっていましたので部品を取り寄せて再入庫いただきます。

車体よりブレーキキャリパーを取り外しピストンを抜き取ります。

中が錆で侵されているわけではありませんが抜き取るのも一苦労でした。

先日の修理の際もブレーキフルードを交換しているのですがこの色です。

 

キャリパーとピストンを掃除してシリコングリスを塗ってから組み立てます。

コンプレッサーのエアを使って作動確認しますと動きはよくなりました。

サンドブラストでキャリパーを掃除して再び車に取り付けます。

エア抜きをしてフルード漏れがないかチェック。

漏れもブレーキの引きずりもなくオッケーですので納車させて頂きます。

 

93年C1500のH氏もお立ち寄りくださいました。

ご自分で出来るところはコツコツと進めていらっしゃいます。

スポーツミラー、テールゲートの「CHEVROLET」の文字。自分好みに手を入れていくのも車好きの楽しみの一つですね。

今後少し痛んでいますルーフ、トノカバーの塗装を計画されているとのことでした!!

お土産もいただきました!芋けんぴです。

いろんな形のものがアソートで入っています。味ももちろんです。

いつも有難うございます。

 

で、そのH氏のセカンドカー?(サードカー??)の100系マークⅡ車検です。

車検入庫いただきましたらまずコンピューター診断をかけます。

車に何か不具合があればチェックエンジンランプ(アメ車のサービスエンジンスーン)がメーター内で点灯しますが、その不具合の箇所によっては警告灯が消灯してしまうものもあります。

ですから現在警告灯が点灯していないからといって過去に不具合がなかったとはいえません。

この車両も今現在警告灯はついていませんが、読み出すとエラーがありました。

O2センサーのヒーター系です。

とりあえずオーナーさんにお伝えしておきます。

 

さて、整備ですが年間走行距離も少なく大事にされていますのでオイル漏れ、不具合も他には見当たりません。

ブレーキの残量も十分。ベルトなどもそのままでいい感じです。

一つ気になったのはサイドブレーキ(パーキングブレーキ)です。

この車は足踏み式のパーキングブレーキなのですが、踏んだときに4ノッチくらいしか踏み代がありません。

メーターの指定は7~8ノッチですので調整が詰めすぎです。

調整がきついのでドラムも抜き取れません。

調整を一度戻して抜き取ります。

幸いブレーキを引きずってはいませんでした。

掃除してグリスアップ、再調整で7~8ノッチにあわせます。

 

オイルもきれいですが交換します。(当方車検時のオイル交換はサービスです)

試運転してオッケーですのでこちらも納車です。

サラリーマンメカニックのときにたくさん整備していました100系マークⅡ、フィーリングが懐かしかったです。

 

いただきましたのコーナーです。

いつも色々気にかけて頂いていますタホのI氏、タンプレをご用意いただきました。

私は酒もタバコもやるのですが、ジャックダニエルのジッポーです。

お酒はワインからウイスキーまで何でも飲むのですが、一番好きなのはジャックダニエルです。

I氏も覚えていてくださったのでしょう、有難うございます。

大事に使わせていただきます。