こう暑い日が続きますと車のエアコンは必需品ですね。
当方の仕事車のミニキャブトラックもマグネットクラッチの不良(プーリーのベアリング破損によるマグネットクラッチの異常磨耗)のためクーラーが効きませんが、日中走っていると体の具合が悪くなってしまいます。
もともとエアコンが付いていない車ならいざしらず、付いている車はきちんと機能するようにしたいものです。
で、O氏所有の99年サバーバン、エアコン修理です。
涼しい風が出ないとすぐにガスを入れようと考える方も多いと思いますが、エアコンが効かない理由はさまざまです。
たしかにガスが少なくなると効きませんからガス漏れも原因の一つでありますが
コンプレッサーの圧縮不良、エキスパンションバルブやオリフィスチューブの作動不良、コンデンサーの冷却不足などさまざまな故障原因があります。
ですからエアコンが効かないからといっていきなりガスを入れるのではなく、まずはゲージマニホールドをつないでクーラーサイクルに何が起きているかを目で確認します。
ゲージマニホールドには低圧側、高圧側と2つのメーターが付いていてそれぞれのメーターの動きを見て不具合箇所を絞っていきます。
今回のサバーバンのようにガス量はほぼ正常に入っていて低圧側の値は正常なのに高圧側が上がりきらない場合はコンプレッサーの圧縮不足を疑います。
コンプレッサーが圧縮不良をおこしている場合、クーラーサイクル内にコンプレッサーのキリコが廻っている可能性がありますのでレシーバー、オリフィスともに新品交換します。
さらにホース、チューブの中も出来る限り掃除して中のカスを取り除きます。
交換した部品によって指定された量のコンプレッサーオイルを追加で入れて組んでいきます。
組んでいったら真空引きして
ガスチャージしていきます。
エアコン噴出し口に温度計を突っ込んで温度を計りながら、メーカー指定量のガスをチャージしていきます。
新品コンプレッサーにした場合、吹き出し口温度は約10度くらいを目安にします。
きっちり冷えますので最後にジョイント部にガス漏れがないか確認して納車です。
続きましてエアコンその②
K氏所有のアルト、やはりエアコン不良です。
こちらはゲージマニホールドをつなぐ以前にコンプレッサーが入りません。
ガス量を測ると明らかにガス不足です。
原因はエキスパンションバルブからのガス漏れです。
周りがベトベトになっているのはガスと一緒にコンプレッサーオイルが漏れているからですね。
少しガスを足してみると多少冷えますが、コンプレッサーも力不足です。
今回は修理見積もりですのでこのまま納車になりました。
その③です。
Wさん所有のミニカ、こちらは風が出ません。
エアコンの風はブロアーモーターという扇風機で作っています。
モーターですのでブラシが減ってくると回らなくなり風が出なくなります。
ヒューズを確認すると切れていませんのでブロアーモーターを軽く叩いてみますと回りました。
というわけでダッシュボード奥にありますモーターを交換します。
一応ガスの量も確認して納車となりました。
その④です
T氏所有のアストロ、リアエアコンが効きません。
以前コンプレッサー、レシーバー、オリフィスと交換させていただいていますが今回はリアのみ効かないとのことで修理依頼です。
オーナー様の言われることからリア側のエキスパンションバルブ不良を疑い、部品を用意しておきます。
アストロの場合一つのコンプレッサーで前、後ろ共に冷やします。
フロント側はきちんと冷えますのでリアのみコントロールしているところといえばリアのエキスパンションバルブくらいしかありません。
当方に部品取りのアストロがいますのでスピーディーに進めれるよう作っておきます。
リアは一番後ろ左側にあります。
部品取りのクーラーユニットをばらして
新品のエキスパンションバルブで組み立てます。
組み終わったら水を張った桶につけてライン内に圧力かけて漏れが無いのを確認します。
漏れもありませんのでそっくり入れ替えます。
その際追加でコンプレッサーオイルを入れるのを忘れずに!
真空引きしてガスチャージ、きちんと冷えるようになりました。
その⑤
T氏所有の95年C1500、低圧スイッチ不良もやらせて頂きましたが、出先修理のため画像無しです、すいません。
ここはよくあるトラブルですので後日でも書かせて頂きます。
というように故障箇所はさまざまです。
ゲージをつないで確認しないででのガスチャージは直らないばかりでなく、余計なトラブルになる恐れもありますので注意が必要ですね。
当方のお盆休みですが8月13日と15日に決まりました。
よろしくお願いいたします。
当方の仕事車のミニキャブトラックもマグネットクラッチの不良(プーリーのベアリング破損によるマグネットクラッチの異常磨耗)のためクーラーが効きませんが、日中走っていると体の具合が悪くなってしまいます。
もともとエアコンが付いていない車ならいざしらず、付いている車はきちんと機能するようにしたいものです。
で、O氏所有の99年サバーバン、エアコン修理です。
涼しい風が出ないとすぐにガスを入れようと考える方も多いと思いますが、エアコンが効かない理由はさまざまです。
たしかにガスが少なくなると効きませんからガス漏れも原因の一つでありますが
コンプレッサーの圧縮不良、エキスパンションバルブやオリフィスチューブの作動不良、コンデンサーの冷却不足などさまざまな故障原因があります。
ですからエアコンが効かないからといっていきなりガスを入れるのではなく、まずはゲージマニホールドをつないでクーラーサイクルに何が起きているかを目で確認します。
ゲージマニホールドには低圧側、高圧側と2つのメーターが付いていてそれぞれのメーターの動きを見て不具合箇所を絞っていきます。
今回のサバーバンのようにガス量はほぼ正常に入っていて低圧側の値は正常なのに高圧側が上がりきらない場合はコンプレッサーの圧縮不足を疑います。
コンプレッサーが圧縮不良をおこしている場合、クーラーサイクル内にコンプレッサーのキリコが廻っている可能性がありますのでレシーバー、オリフィスともに新品交換します。
さらにホース、チューブの中も出来る限り掃除して中のカスを取り除きます。
交換した部品によって指定された量のコンプレッサーオイルを追加で入れて組んでいきます。
組んでいったら真空引きして
ガスチャージしていきます。
エアコン噴出し口に温度計を突っ込んで温度を計りながら、メーカー指定量のガスをチャージしていきます。
新品コンプレッサーにした場合、吹き出し口温度は約10度くらいを目安にします。
きっちり冷えますので最後にジョイント部にガス漏れがないか確認して納車です。
続きましてエアコンその②
K氏所有のアルト、やはりエアコン不良です。
こちらはゲージマニホールドをつなぐ以前にコンプレッサーが入りません。
ガス量を測ると明らかにガス不足です。
原因はエキスパンションバルブからのガス漏れです。
周りがベトベトになっているのはガスと一緒にコンプレッサーオイルが漏れているからですね。
少しガスを足してみると多少冷えますが、コンプレッサーも力不足です。
今回は修理見積もりですのでこのまま納車になりました。
その③です。
Wさん所有のミニカ、こちらは風が出ません。
エアコンの風はブロアーモーターという扇風機で作っています。
モーターですのでブラシが減ってくると回らなくなり風が出なくなります。
ヒューズを確認すると切れていませんのでブロアーモーターを軽く叩いてみますと回りました。
というわけでダッシュボード奥にありますモーターを交換します。
一応ガスの量も確認して納車となりました。
その④です
T氏所有のアストロ、リアエアコンが効きません。
以前コンプレッサー、レシーバー、オリフィスと交換させていただいていますが今回はリアのみ効かないとのことで修理依頼です。
オーナー様の言われることからリア側のエキスパンションバルブ不良を疑い、部品を用意しておきます。
アストロの場合一つのコンプレッサーで前、後ろ共に冷やします。
フロント側はきちんと冷えますのでリアのみコントロールしているところといえばリアのエキスパンションバルブくらいしかありません。
当方に部品取りのアストロがいますのでスピーディーに進めれるよう作っておきます。
リアは一番後ろ左側にあります。
部品取りのクーラーユニットをばらして
新品のエキスパンションバルブで組み立てます。
組み終わったら水を張った桶につけてライン内に圧力かけて漏れが無いのを確認します。
漏れもありませんのでそっくり入れ替えます。
その際追加でコンプレッサーオイルを入れるのを忘れずに!
真空引きしてガスチャージ、きちんと冷えるようになりました。
その⑤
T氏所有の95年C1500、低圧スイッチ不良もやらせて頂きましたが、出先修理のため画像無しです、すいません。
ここはよくあるトラブルですので後日でも書かせて頂きます。
というように故障箇所はさまざまです。
ゲージをつないで確認しないででのガスチャージは直らないばかりでなく、余計なトラブルになる恐れもありますので注意が必要ですね。
当方のお盆休みですが8月13日と15日に決まりました。
よろしくお願いいたします。