Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

タホ 車高下げと+α

2020-03-04 11:49:27 | 日記
S氏所有の98年タホ、車高を純正のい高さに戻したいとの事で入庫いただきます。

ですが、入庫前にエンジンの調子が悪くなり、もともともう少し後に入庫いただく予定でしたが前倒しで入庫いただきます。



サービスエンジンスーンのランプが点灯しておりまして、明らかに調子が悪いです。

診断機でエンジンの状態をモニターしてみると5番が失火しているようです。

先日作業させていただいたC1500に似た症状ですのでインジェクターも疑いながらとりあえずエンジンのコンプレッションを測ってみます。

多少のシリンダー間のばらつきはあるものの失火するほどではありません。

燃圧も十分ありますのでスパークプラグを抜いてみます。





他店で購入されてまだあまり日がたっていないとの事ですがプラグの状態がかなり悪いです。

納車整備でプラグの確認をしてもらってないようです。

当方推奨のNGKイリジウムプラグを付けてとりあえずエンジンをかけてみます。

直りました!!(笑)

今回は5番シリンダーが完全に失火していましたが、そのほかのシリンダーにもミスファイヤーが出ていました。

今回交換した後再び診断機でモニターしてみるとどのシリンダーでも失火が見られなくなりました。

納車整備ではプラグ交換はマストですね


続いて車高落としです。

まずは今の車高を測っておきます。

リアはブロック入れてあるのでこれを抜きます。



作業としてはUボルトを緩めてブロックを抜くのですが現実はそう簡単にはいきません。

Uボルトは土や錆が多量について、そのままでは緩めるのもねじを壊しそうで危険です。

まずは車についた状態でとれるギリギリまで汚れを取り、車から外し、ねじ山を修正して車に戻します。

抜いたブロックは前後左右をわかるようにしてお客様にお返しします。



あとは戻していくだけです。



フロントはトーションバーをしめてあるだけでしたので緩めて後ろとのバランスを取ります。

フロントのトーインを調整して車高は終わりです。


入庫時クーラントが減っているので確認するとヒーター、バイパスホースから水漏れもおこしています。



ウォーターポンプ上のホースが一番の原因ですが途中のホースも怪しいので交換します。



交換後はきちんと水漏れが直っているか確実に判断するためにウォーターポンプ上もきれいに掃除しておきます。



これで今回の作業は終了です。

また一回り状態が良くなりました!