ここにきて大分寒くなりましたねぇ、、、、、
皆さん風邪などひかないよう気をつけてくださいね。
さて、作業の方ですがS氏サバーバン続きです。
いよいよエンジンブロックにシリンダヘッドを載せる作業の下準備です。
以前も書きましたがこのエンジンはシリンダヘッドボルトがエンジンブロックのウォータージャケットに貫通してますのでヘッドボルトに液体ガスケットを塗って組まなくてはいけません。
まずはボルトに残っている液体ガスケットを取り除きます。
左がボルトを抜いたままのもの、右が掃除済みのものです。
掃除はボルト側だけでなくエンジンブロックの雌ネジ側もしておきます。
スレッドクリーナーというネジのゆるいタップで掃除します。
そうこうしてるうちに、ご予約いただいていましたO氏がいらっしゃいましたのでオイル交換です。
常にメンテナンスされていて状態Good!な1台です。
当方は走行3000Kmを超えたらボチボチオイル交換しましょうね!というスタンスでやらせていただいていますが今回も3000Kmチョイでの交換です。
一般的には5000Kmくらいでの交換が主流かとは思いますが当方所有の代車も3000Kmでの交換をしています。(私の個人所有の車は1500Kmで換えています)
車との付き合い方とは思いますがエンジンオイルなんてきれいに越したことありません。確かにこのクラスのオイル交換ですと8000円くらいはかかってしまいますが3~4ヶ月に1度、愛車のことを考えてそれくらいの愛情は仕方ないのではないかと私は考えます。
当方でオイル交換いただく場合はATFの量、ウインドウォッシャー、オイル漏れの有無くらいは見ますので軽い点検も出来ます。
今回のO氏のシルバラードはまだ高年式ですが90年代の車ですとそれくらいの気配りが必要と思いますよ。
ジャッキアップしないでもオイル交換できるのは助かります!!もちろんオイル漏れもありませんでしたよ。
で、先日仕様変更になりましたタイヤ&ホイールです。
無骨です!!
オイル交換も終わりましたのでエンジン続きです。
下準備も終わりましたのでいよいよヘッドを載せていきます。
新品シリンダヘッドガスケットを載せ
ヘッドを載せます。
この年式はあらかじめトルクレンチで締めておいて最終的にはボルトの長さに応じて角度締めします。
ハーモニックバランサーやクランクプーリーはサンドブラストかけて
塗装します。
乾燥を待ってエンジンに組み付けます。
エンジンを組むときは何があってもとにかく1番シリンダーの圧縮上死点にしておきます。
国産オーバーヘッドバルブのエンジンのように上死点後何度と指定がある場合はもちろんそのようにしますがこのエンジンの場合はそのような指定がありませんのでとにかく1番圧縮上死点です。
基本の位置は大事ですのでこれは守っています。
続いてハイドロリックリフターもばらして掃除です。
ここはオイルが溜まってしまうところですのでバラスと汚いオイルが出てきます。
16個もあるので手間ですがやっておきたいところです。
掃除し終わったらエンジンに入れていきます。
明日はこのエンジンを入れる車体をすすめます!!!