四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

入笠山の蝶

2024-08-03 16:46:36 | 甲州・信州への旅

7月31日と8月1日、長野県富士見町の入笠山を訪れました。

アサギマダラ

ヒヨドリバナで静かに吸蜜する姿が見られました。

孫(小5)と一緒に300mm望遠レンズ付きの一眼レフで撮影しました。
こちらは、孫撮影の♂個体です ↓ 。

その孫が、標識の書かれたアサギマダラを見つけました。

捕獲日(マーキング日)は6月26日です。捕獲場所を示す記号 ”TOR” を検索すると、
長野県下伊那郡大鹿村の鳥倉林道の例があるので、今回の♂個体も大鹿村の鳥倉林道から
(北北東に約40km)飛行してきた可能性があります。現在、アサギMLやfacebook
「アサギマダラ・マーカーの広場」に投稿し、捕獲情報(マーキング情報)の連絡を待っています。

追記 本日(8月4日)、アサギMLに

貴重な情報をありがとうございました。
撮影ありがとうございました。
この個体は長野県下伊那郡大鹿村でマークした個体で入笠山には2015年以降2例目になります。
移動情報は以下の通りです。
標 識  TOR 6/26 サクラ 118 
標識日  2024年6月26日
標識場所 長野県下伊那郡大鹿村鳥倉林道
     キャンプ場上
     35°33′16″N 138°4′50″E
標識者  桜井正人
性 別  ♂ 56㎜ N
備 考  ヒヨドリバナの束の中のPAを吸いに飛来
標識場所⇒撮影場所 35日で40.2km移動

との報告がありました。移動情報が分かり、孫と一緒に喜んでいます。

ヒョウモン類 
ウラギンヒョウモン♂が極めて多く見られました。

アザミ類が群生するエリアにまとまって集まり、1視野に14頭確認できました。
16時45分の撮影で、夕刻が吸蜜時間帯になっていたのかもしれません。
昼頃のヒヨドリバナ群生地では、花の上を飛び交う(探雌飛翔)♂が多く、
このように集合して吸蜜する場面は見られませんでした。


ウラギンヒョウモン♂です。

 

こちらは、ウラギンヒョウモン♀で、ウラギンヒョウモン♂が多数見られる明るい草地
ではなく、林内のカラマツ?に静止していました。このままどこかに雲隠れして秋の産卵時期を待つのでしょうか。


ギンボシヒョウモンが少数見られました。♂でしょうか。

メスグロヒョウモン♂も少数見られました。


ミドリヒョウモン♀です。
2019年には、ミドリヒョウモンが圧倒的に多かったのですが、2023年には大幅に減少し、
今年はさらに少なくなりました。♂の破損のない個体は撮影できませんでした。 

孫は、翅に捕獲情報の標識のあるアサギマダラを見つけるなど蝶の観察力もあり、
将来が楽しみです。   


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八ヶ岳高原を歩く

2018-10-26 10:35:00 | 甲州・信州への旅
10月22日の朝、羽衣池入口からなだらかなルートで美し森ロッジ(たかね荘)~美し森展望台へ。急な階段を下り、美し森観光案内所に立ち寄り、オオヤマツツジの小径を緩やかに下り東沢大橋へ。そこからカラマツ林の小径を歩き、清泉寮に帰着しました。紅葉と青空と八ヶ岳、気持ちの良い山歩きとなりました。


清泉寮から八ヶ岳

朝6時半頃に撮影しました。日陰では4.5度。霜が降りていました。
9時50分頃のピクニックバスで羽衣池入口へ。


美し森ロッジ(たかね荘)

ここからなだらかな尾根道の林の中を歩き、美し森展望台へ。急に視界が開け、紅葉と八ヶ岳の世界が広がり爽快な気分。


美し森展望台から主峰赤岳


美し森展望台から望む八ヶ岳連峰

左から三ツ頭(なだらかな山)、権現岳(尖った峰々)、赤岳、横岳

美し森展望台から望む八ヶ岳連峰です。小学4年の時、八ヶ岳の麓に家族旅行で来て以来山が好きになり、青年時代には様々なルートで八ヶ岳縦走を楽しみました。特に思い出深い山です。
当時は、美しの森と呼んでいたような気がします。


下りの木道階段から八ヶ岳裾野風景


八ヶ岳裾野風景(2) 後方は南アルプス

この木道階段では、駐車場から大勢が上ってきた。とても大変そうな方も。羽衣池入口からの徒歩は快適なルート設定だったと思う。


振り返って見上げた赤岳

美し森観光案内所に立ち寄り、オオヤマツツジの小径への入り口を聞く。林道のゲートを入り、少し先の左にオオヤマツツジ方面の標識があると教えてもらいました。


オオヤマツツジの小径

林の中をなだらかに下る小径の途中で、細い渓流を通過。


小径の出口 八ヶ岳高原ライン

ここから右折し、道路沿いを少し行くと、東沢大橋に着きました。たくさんの車が駐車場付近で出入りしていました。


紅葉の名所 東沢大橋

さすがに美しい。ここから少し戻り、カラマツ林の小径を通り清泉寮に戻りました。

清泉寮付近のロッジ
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日本鱗翅学会大会に参加

2018-10-26 10:00:00 | 甲州・信州への旅
10月20,21日に、日本鱗翅学会第65回大会が信州大学松本キャンパスで行われました。


大会会場

冒頭に市民公開シンポジウムがあり、大学キャンパスの西に連なる「北アルプスの生成と地形発達史」が特に興味深かった。上高地から発する川は火山噴火で西への流れから松本方面への流れに逆転したことも地学研究により解明された。。。知りませんでした。
そのあと、蝶と蛾の最新の調査や研究成果が報告され、興味深く拝聴しました。


校舎4階からの北アルプス

三角形の山が常念岳、その左が蝶が岳、大滝山です。
午後は、清里に向かいました。


小淵沢駅からの八ヶ岳連峰

左から編笠山、ギボシ、権現岳、三ツ頭です。

カメラ:SONY RX10MⅣ 近距離~望遠と1台で広範囲に使えるため今回の旅行で初使用しました。初日の出来は今一。。。
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入笠山の蝶

2018-08-13 20:04:00 | 甲州・信州への旅
7月30~31日

少し前ですが、入笠山で観察した蝶たちをご紹介します。

アサギマダラ(^^♪

この時期の最大の楽しみは、アサギマダラに出会えること。今年も新鮮なアサギマダラが優雅に舞い、主にヒヨドリバナを訪れていたが、2年前の同じ時期に較べると少なく、また、オスに偏っていました。


アサギマダラ(1)


アサギマダラ(2)


クジャクチョウ・スジボソヤマキチョウ(^^♪

入笠山はクジャクチョウが多い。多数が遠くのマツムシソウに集まっていましたが、やや近い場所でやっと1枚撮れました。チダケサシでは至近距離で!
スジボソヤマキチョウは少なかったものの、何とか近くで撮影できました。


クジャクチョウとマツムシソウ


クジャクチョウとチダケサシ


スジボソヤマキチョウ♂


ジャノメチョウ科の蝶(^^♪

ヒメキマダラヒカゲは、ヤナギラン、チダケサシ、ヒヨドリバナなど色々な花を好むようです。


ヒメキマダラヒカゲとヤナギラン


ヒメキマダラヒカゲとチダケサシ

ジャノメチョウは、入笠山ではもっとも多い蝶かもしれません。下界の多摩丘陵では、暑さを避けて草の間に隠れがちですが、高原は涼しいため、表に出て飛び訪花する姿が目立ちました。同じ種類かと思うほど行動パターンが異なるのが興味深いです。


ジャノメチョウとヒヨドリバナ

ウラジャノメは、比較的珍しい種類で、初めて見ました。訪花は稀と図鑑にあ
りますが、幸いにもシシウド訪花を観察出来ました。


ウラジャノメとシシウド

キアゲハ(^^♪

キアゲハはコオニユリを特に好むようで、花粉で翅が朱色のキアゲハが2頭いました。花弁内側の一部がオレンジ色のユウスゲがありましたが、キアゲハが来てコオニユリの花粉を付けていったのか?(実際にユウスゲにキアゲハが訪花するシーンは見ていません)。


キアゲハとコオニユリ


ユウスゲ

クサレダマやツリガネニンジンも咲き始めていましたが、サワギキョウは、まだ蕾でした。


クサレダマ


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身延町西嶋のイルミネーション

2017-12-18 16:27:00 | 甲州・信州への旅

義母に会いに身延町へ。
その晩、町内西嶋地区のイルミネーションを見に行きました。2000年頃、1軒が孫誕生を祝ってイルミネーションを飾ったのが始まりで、今では次々に細い通りに面した36家が飾り付けをしています。イルミネーションの全国第1位に選ばれたこともあるということです(12月11日)。


















※カメラ : NIKON D7000
レンズ F-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
ISO 1600, P mode, -0.3

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