四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

バッハ 「ミサ曲 ロ短調」を聴く

2006-02-26 19:05:00 | 音楽
2月25日(土曜日)、東京芸術劇場大ホールで東京J.S.バッハ合唱団の第15回定期演奏会があり「ミサ曲ロ短調」を聴きました。
はじめに、団員でカトリック神父の国井さんからミサとミサ曲の説明があり、「入祭の歌」を歌ったあと「ミサ曲ロ短調」第1部の演奏が始まりました。
第2部はCredoのあと、神父さんが、叙唱(感謝の祈り)を唱え、Sanctus、Agnus Deiを歌う。このように、実際のミサが行なわれるような形をとり厳かな雰囲気で進行していきました。
特に、Kyrieの深い祈りと、Credoの中心部分をなす「受胎、受難、復活」と続く劇的な展開の部分に心を洗われる思いがしました。

東京J.S.バッハ合唱団は1982年創設。バッハのカンタータ、モテットのほか、1995年からは「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ミサ曲ロ短調」を毎年連続で上演している合唱団です。バッハの声楽曲のみを演奏し、作品の宗教的な背景や言葉の意味を神父さんから学びつつ、ひとつひとつの音を大切に良い響きを追求している、と団のプロフィールに紹介されています。管弦楽は東京J.S.バッハ管弦楽団。
団員は、SopⅠ(11)、SopⅡ(9)、AltⅠ(13)、AltⅡ(13)、TenⅠ(10)、TenⅡ(10)、BasⅠ(10)、BasⅡ(8)、合計84名。人数的にきわめて均整の取れた大合唱団です。1年間この大曲に真摯に取り組んできた落ち着いた丁寧な演奏で、人数が多いだけあって少人数の演奏では味わえない人間的な暖かみが感じられました。
いつか自分でもこのような大曲に挑戦してみたいものです。
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椿が咲いています

2006-02-26 12:21:00 | 神谷町・東京


ツバキの種類は複雑で、調べれば調べるほど色々な名前が出てきます。総合すると、山茶花(サザンカ)、椿(ツバキ)はいずれもツバキ科で類縁の植物。山茶花は10月から12月に咲き花びらが1枚ずつ落ちる。椿は3月頃咲き花びらがまるごと落ちる。寒椿は山茶花と椿を掛け合わせて生まれたもので12月から2月に咲き花びらは山茶花同様に1枚ずつ落ちる。
山茶花や椿の中にも色々な種類があり、それを掛け合わせた寒椿も背の低いものから3mくらいのタチカンツバキまで色々あるようです。
元の種類やハーフ、クォーターなど掛け合わさり方で咲く時期や姿かたちも大きく変化するのではないかと思います。
上の写真は、愛宕山(港区)近くの天徳寺で2月14日に撮ったものです。厚みと光沢のある葉なので椿だろうか。蕾が多く花びらは落ちていませんでした。



2月の下旬、大分暖かな日が多くなり、久しぶりに神谷町駅の西側に残る仙石山地区の住宅地を散歩しました。神谷町は、お寺や神社の敷地以外はほとんどビル街になっていますが、この南向き斜面の一帯だけ住宅地が残っています。写真は住宅地で2月22日に撮影しました。2月初めには咲いていなかったので、咲き始めの時期からすると、椿。花びらの落ち方からも椿の一種です。
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チャペルコンサート

2006-02-22 21:54:00 | 音楽
今朝6時の朝食の頃、荒川静香さんのフィギュアスケート・ショートプログラムをちょうどやっていました。完璧な演技でした。思い通りに演技できた満足した笑顔が心を打ちました。

春を思わせるような暖かな昼休みのひととき、今日はサントリーホールの近くにある霊南坂教会の水曜チャペルコンサートに行く。



演奏は、藤森いづみさんのパイプオルガンで、ジョン・スタンレー(イギリス/1712-86)の「ヴォランタリー ト長調」、J.S バッハの「コラール前奏曲”装え、わが愛する魂よ”」「幻想曲とフーガ ハ短調」など。
昼休みの短い時間ですが、教会の静寂な空間に身をおいて心静かに演奏を聴いていられるとは、本当に有難いことです。
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鳥が食べる実

2006-02-18 15:12:00 | 神谷町・東京
ヒヨドリたちが愛宕山のイイギリをしきりに食べているのを見たのは昨年末。2月になってから愛宕山のイイギリはひとつ残らず食べ尽くされ、オフィス近くのイイギリも、先週末には残すところ3房になってしまいました(あんなにまずかったのに・・・)。
ところが、最近見つけた散歩道に面した家では、クロガネモチ(?)の木に赤い実がほとんど残っています。近づくと、一斉にスズメたちが飛び立ちました。食料不足で赤い実に誘われてきたのでしょう。



近所のピラカンサを見ると食べられた形跡はなく、とうとう実は乾燥して道路にたくさん落ちています。ピラカンサは日本の鳥の口に合わないのでしょうか。

鳥のえさになる実を調べた人によると、ヒヨドリはイイギリもクロガネモチもピラカンサも食べるが、スズメはどれも食べないことになっています。いよいよえさがなくなって、スズメは極度の食糧難に陥っていると思われます。


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セイヨウヒイラギナンテンとエリカ

2006-02-12 16:05:00 | 神谷町・東京




愛宕山(港区)の下、愛宕山グリーンヒルズの入り口に、見たことのない黄色い花が咲いていました。葉はヒイラギ(モクセイ科)に似ています。セイヨウヒイラギナンテンといいナンテンと同じメギ科植物で冬咲きです。似た種類のヒイラギナンテンは中国原産で4-6月に咲くそうです。



すぐ隣には、可憐なエリカの花がそっと咲いていました。南アフリカ原産で、ツツジ科植物です。この種類は、ジャノメエリカです(2月8日撮影)。
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