四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

五島列島への旅 3

2017-10-17 11:07:00 | 
五島列島の続き 2017.9.13

海上タクシーを出航し海上から見たキリシタン洞窟。明治初期に弾圧を逃れたキリシタンがここに隠れ住んだと伝えられる。キリスト像は1967年に建てられた。


キリシタン洞窟


頭ヶ島天主堂:信者たちが砂岩を積み上げて造った。世界遺産候補になっています。




海辺に建つ中ノ浦教会堂と聖母像。






静かな自然に溶け込んだ教会や洞窟のキリスト像を訪れ、心洗われる一日だった。
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五島列島への旅 2

2017-10-17 10:59:00 | 
江上天主堂 & 旧五輪教会堂 

9月13日は、観光タクシー・海上タクシーで五島列島の教会を見学。江上天主堂と旧五輪教会堂(2枚目左)は、17世紀~19世紀の禁教下、五島列島に移住した潜伏キリシタンが解禁後に建てた教会。ひっそりとした集落の中に住民が大切に教会を守っているのが伝わって来ました。この2つの教会のある集落は世界遺産推薦が決まっています。


江上天主堂


旧五輪教会堂(左の建物)


旧五輪教会堂近くで見付けたクロマダラソテツシジミ。湘南地方でも毎年のようにソテツで発生していますが、今年はまだのようで、神奈川に先駆け五島列島で初見できました。


クロマダラソテツシジミ
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五島列島への旅 1

2017-10-17 10:50:00 | 
佐世保から上五島へ 2017.9.12

福岡の孫たちの運動会があるので、五島列島~佐賀~福岡の旅を計画。初日は羽田から長崎空港に降り、バスで佐世保へ。午後のフェリーで上五島の有川港に向かった。1,2枚目は佐世保港を見送るところ。






近づく上五島。晴れて気持ちの良い2時間半の船旅で、北海道と礼文より遥かに遠い離島であることが体感できた。




送迎車で奈摩の宿に到着、宿オーナーご夫婦がご親切に日没時間に合わせて、車で夕日の絶景スポットに案内して下さった。円錐形の岩「矢堅目」の向こうの東シナ海に日が沈む。


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阿蘇へ(3) ウラギンスジヒョウモン・ツマグロキチョウ

2015-09-27 16:10:00 | 
阿蘇でウラギンヒョウモン♀と同じ場所で出会えた蝶の紹介です。

ウラギンスジヒョウモン♀がいますよ、とshouchanさんが呼びに来てくれたので駆けつけると、ツクシアザミで吸蜜していました。



前翅先端が丸いのが本種の特徴ですね。前翅に三角の白紋があり、♀と分かります。

ウラギンスジヒョウモン♀




翅裏の模様からもウラギンスジですね。

ミドリヒョウモン♂もツクシアザミで吸蜜していました。NETでは、ツクシアザミは高さ100cm以下との説明が多いようですが、もう少し背が高い感じがしました。

ミドリヒョウモン♂


♀は産卵行動の休憩時間なのか、樹木の葉上に止まっていました。

ミドリヒョウモン♀



シシウド(だと思う)にはサカハチチョウが来ていました。

サカハチチョウ





ダイミョウセセリ。後翅に明瞭な白帯がある、本場モンの“関西型”ですね。関東でも稀にこの白帯があるものを見ることがありますが、もっと薄っすらとしています。

ダイミョウセセリ関西型



キマダラモドキもいました。翅が傷んでいましたが初見なので載せておきます。

キマダラモドキ



ここに来る前の標高約300mの草地で、ツマグロキチョウを観察しました。これも初見の蝶です。一見キタキチョウに似ていますが、翅裏後翅に黒い筋が出ており、これがツマグロキチョウ秋型の特徴です。

ツマグロキチョウ♂


明るい草地の1m四方位の窪み内側にこだわって止まったり飛んだりを繰り返していました。キタキチョウでは見たことのない行動で、これがテリ張りなのかと想像しました。生息環境にはカワラケツメイがしっかりと生えていました。

ツマグロキチョウ♀


こちらは草上に着地後静止していました。翅色が淡黄色なので♀だと思います。

最後に大観峰へ。向かいの山は内輪山のひとつ根子岳。手前に広大な火口原が広がっています。



撮影日:9月18日
                           (続く)
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阿蘇山へ(2) ウラギンヒョウモンの観察

2015-09-25 15:10:00 | 
「しょうちゃんの雑記蝶」shouchanさんのご案内で、阿蘇山・九重山を回り、蝶を探索しました。

標高約650mのやや湿り気のある草地で、運良く夏眠明けのウラギンヒョウモン♀が草や枯葉の上に舞い降り、歩いて産卵場所を探しているのを見つけました。

ウラギンヒョウモン♀ A

草の上


枯葉の上


腹端を葉の隙間に挿入し産卵姿勢に。近くにハート型の葉のスミレがあるので、スミレを感知した上で産卵しようとしているのかもしれません。




深い位置に挿入。地面に近い場所を選ぶように見えます。




20~30m離れたところは、別の♀が熱心にツクシアザミで吸蜜していました。産卵行動をとるもの、吸蜜するものが同時刻におり、思い思いのペースで生活している様子でした。

ウラギンヒョウモン♀ B





別の観察場所に移動。こちらは標高約900mのいくらか乾燥した草地で、日の陰るなか、1頭の♀が産卵場所探し中でした。

ウラギンヒョウモン♀ C


shouchanさん、色々お世話になり有難うございました。

その他の蝶は、後日報告とします。

♪ ♪ ♪

カメラ:Panasonic LUMIX DMC-FZ1000
撮影日:9月18日

今までマクロレンズ装着のニコン D7000と18-55mmレンズ装着のニコン D60の2台の一眼レフを持ち歩いていましたが、5泊6日の旅程では重く嵩張るので、今回上記機種を購入しました。撮像素子の種類は1型、ニコン一眼レフとコンパクトデジカメの真ん中あたりのサイズです。1本のレンズで25~400mmのズーム撮影ができ、マクロ撮影機能もあります。Nikon一眼レフと使い勝手が異なり手間取ることもありますが、軽いのと被写界深度が深くなる点は良いですね。マクロレンズでの近接撮影にはピント合わせに手こずっています。

                         (続く)
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