四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

不忍池のカモメたち

2007-02-28 14:43:00 | 
不忍池に鳥を観察しに行ってきました。



一列に並ぶユリカモメです。ユーラシア大陸北部で広く繁殖し、冬は日本全国で広く見られます。都鳥の名でも有名です。



一本の杭に止まるユリカモメのところにもう一羽がやってきて「席を代わってくれ」といって相手を追いやる瞬間です。左のカモメが実に迷惑そうな素振りをしていますね。



席を交代して右のカモメがランディングしたところです。



水に浮くユリカモメたち。カモ(左右はキンクロハジロ、中央はオナガガモ)が半分水に沈むように浮くのに対して、カモメは強い浮力でもっと浮き気味に漂っています。



これはウミネコです。関東の海岸地方ではユリカモメ、カモメ、セグロカモメが冬鳥として普通に見られる種ですが、不忍池ではここ数年、ウミネコも訪問するようになったそうです。

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つきみ野から東林間へ

2007-02-19 17:41:00 | 相模原・県央
相模大野から南下する遊歩道は、東林間で横浜水道道と合流します。この水道道の遊歩道はつきみ野の住宅街に入り、南町田駅付近を経てさらに延々と横浜市中心部まで続いています。



2月12日は、そのコースの途中から逆コースで歩きました。中央林間から大和高校を通ってつきみ野住宅街へ。絵に描いたようなすてきな住宅が並んでいました。そこから水道道と遊歩道を辿って家まで歩く。所要時間は約1時間30分。



東林間でいつも立ち寄るインテリアショップにて。お店の外のクリスマスローズを撮らせてもらいました。



遊歩道には、季節季節の花が咲いています。あまり見かけない種類のニホンスイセン(房咲き水仙)たちが木陰で咲いていました。





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不忍池の一風景

2007-02-17 10:14:00 | 


不忍池のベンチに座る年輩の男性が、雀たちに餌をあげる仕草をしています。たくさんの雀たちのほか、オナガガモ、鳩、それにユリカモメまでが近くに集まっていました。
男性の姿勢を見ると、身体全体はこちら正面を向きながら、腕と手先だけを横に出して、鳥たちに警戒させないようにしているようです。鳥たちをてなづける独特のこの姿勢は、長い経験から導き出したものなのだろうと感心しました。



男性の手には餌はなく、鳥たちもまだ食べている様子がありません。2羽の雀は、小さいころからなついているのかベンチの上に乗り、おねだりをしているようにも見えます。ほかの雀も男性のほうを向いて待っている様子です。
しばし集まった鳥たちと戯れてから餌の時間になるのでしょうか(2月17日)。
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座間谷戸山公園

2007-02-10 14:18:00 | 相模原・県央
2月5日、相武台前からかに沢公園を経て、県立座間谷戸山公園を散策してきました。月曜日だったので、人も少なく、静かな自然めぐりを楽しめました。
谷戸山公園は、相模川の東側にある座間丘陵(標高50~90m)に出来た、西向きの谷を囲む公園で、田んぼを中心とした「里」、雑木林で覆われた「山」、湧き水や湿地、池のある「水辺」の3つの風景で成り立っています(公園パンフレットより)。
東入口から園内に入り、南へ木々の間の小道を行くと、明るい雑木林にある「森の学校」に到着。



自然について子供たちにお話ししたりする光景が思い浮かびます。
右下に谷をのぞくように散歩道が続き、やがて下っていくと、野鳥観察小屋が2箇所ありました。池の石にとまるカワウがあちこちを毛づくろいしているのを間近に見る。



水鳥の池の畔に到着すると、カワウは2羽に増え、カモの群れが対岸から泳いで近づいてきました。平和に共存している様子です。
しかし、公園でもらった「谷戸山鳥ごよみ」には、ハシブトガラスやスズメまでを含めた、ありとあらゆる鳥たち(57種類)が名を連ねているのに、カワウが載っていません。カワウは、1970年ごろは生息数が極めて少なく、局地的にしか分布していなかったなごりで、谷戸山では今まであまり見られなかったのでしょうか。近年は分布拡大し、カワウの集合する木が糞で汚れて枯れてしまう害が報じられています。公園にとって招かれざる客ということで、載せていないのでしょうか。



写真は、マガモ(♂)の頬が太陽の光を反射して緑色に輝いたところです。左にはコガモの雄が並んでいます。



池の淵でマガモとコガモが一緒になって日向ボッコをしています。一つの群れとして行動しているのか。彼らは今、冬鳥として本州に滞在しています。
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