四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

モモイロタンポポ(3)

2007-04-23 16:52:00 | タンポポ
4月22日


最初の開花から7日経って、2個目が開花。3個目は小花が1つだけ開きました。明日咲くぞというサインでしょう。1個目は、中心部にわずかに開いていない小花が濃いピンク色に残っています。



開花7日目の花が、夕方しぼむところです。ボタンを思わせるような妖艶な風情を感じさせます。

4月23日


開花8日目にしてすべての小花が開ききりました。



上から開花2日目、1日目、1日目、8日目、1日目。次第に咲きそろってきました。

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モモイロタンポポ(2)

2007-04-21 18:48:00 | タンポポ
モモイロタンポポが15日に初めて咲いてから、その花の開き方を追ってみました。


4月15日

外側の小花が開きます。開いた花びらは約30枚。オシベはまだ2つに分裂していません。夕方にはオシベが2つに分裂しました(4月16日掲載)。


4月19日

16日、17日は雨が続いたため、花びらは閉じたままでした。19日には晴れて太陽が射し、10分後には開花し始めました。一番早く開いた外側の花びらに比べ、短く、桃色の色合いの濃い花びらが開いて3重になっています。


4月21日

1日おいて今日見ると、さらに内側が開いて4重になっています。一番内側(4段階目)の花びらは約18枚(おしべも約18本)。さらに中心には開花前の花びらが残っているので、明日また開花枚数が増えると思われます。



モモイロタンポポの株全体です。葉の形状は、タンポポに似ていますが、タンポポよりも葉が短く立っています。また、タンポポと異なり花茎が分岐しています。この株の蕾の数は大小15個を超え、これから長い期間、次々に咲き続けていく様子です。
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モモイロタンポポが咲いた

2007-04-16 11:25:00 | タンポポ
昨年、モモイロタンポポの種をある植物愛好家の方からいただきました。10月にその種を蒔いたところ、5,6本発芽し、そのまま冬越しして春に生長し、昨日、その1つが無事に開花しました。
花の形はタンポポに似ています。葉もタンポポと同じような切れ込みの入ったものが放射状に広がっています。



モモイロタンポポ(学名 Crepis rubra)、キク科クレビス属
原産地は南イタリア~バルカン。タンポポは多年草ですが、モモイロタンポポは1年草です。タンポポに近い植物で茎や葉を折ると白い乳液が出ますが、花色は淡桃色で、草丈が30~40cmくらいになります。
繁殖は種まきで、9月が適期だそうです。冬は霜よけ程度の保護が必要のようですが、この冬は暖冬だったせいか、晩秋に発芽したまま庭で冬越しさせて大丈夫でした。



これは、その拡大写真です。外側の小花だけ開花しており、オシベの先はまだ2つに分かれていません(9:53撮影)。



夕方、しぼみかけてきたところです(15:23撮影)。オシベの先が2つに分かれています。
今日は雨なので、まだほとんど開いていません。
1年草なので、種を確実に採取し、それを9月に蒔くという2つを忘れないようにしないといけません。
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シロバナタンポポとモモイロタンポポの種まき

2006-10-16 18:30:00 | タンポポ
今日、壱岐でHさんが採集したシロバナタンポポの種と町田のburumanさんからいただいたモモイロタンポポの種をプランターに蒔きました。しばらくすると発芽してくれると期待しています。
burumanさんは、校庭に咲く花というHPに、四季おりおりの花の写真を載せています。
近所で毎年シロバナタンポポが咲くところを見たら、もう新しい葉が生えていました。タンポポ類は冬に他の雑草が枯れる前の10月ころに発芽し、あるいは根から葉を出し、来春の開花に向けた準備を始めます。
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シロバナタンポポ(7)

2006-05-14 22:05:00 | タンポポ
5月7日に、Hさんから壱岐白花タンポポの種をもらいました。それらは、近所の道路脇のコンクリートの隙間のシロバナタンポポから取った種よりも黒っぽい色をしていました。
僕は<もしかしたら白い色のタンポポでも種類が違うからではないか?>と期待していたのですが、そのことをHさんにいうと、即座に「栄養の違いで色が異なるののでは?」と言われました。

なるほど、壱岐は自然豊かなので色が濃いが、コンクリートの隙間では栄養が乏しく色が薄いという推察です。それでは、すくすくと葉を伸ばしている自宅のシロバナタンポポは、栄養がよく、色が濃いかもしれない。
そう思ってずっと朝晩、家のシロバナタンポポを観察していましたが、5月は風が強いせいか、いつ見ても種になる前か種が風に飛ばされた後ばかりでした。
12日金曜日、風のない晩に帰宅したところ、幸い綿毛が丸く膨らんでいたので、採取して色の濃さを比べたところ、自宅の種は、壱岐ほどではないけれど、コンクリの種に比べると格段に濃い色。Hさんの説が正しいようでした。

しかし、実際のところ、同じ種類のシロバナタンポポなのかどうか、蒔いてみて来年に花を見ないことにははっきりとしません。どこか違いでもあると面白いのですが。種の写真を撮ってからプランターに蒔く予定です。

もうひとつ教えてもらいました-「花が咲いたら、切り取って花びんにさしておくと、そのまま綿毛になるから簡単に採集できるわよ」本当によく自然観察をされています。
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