今年の思い出に残る蝶のベストスリーです。
写真は、マイフィールドの相模原市・町田市で観察・撮影したものから選んでみました。
アサギマダラ
アサギマダラ♀(5月12日、相模原市)
5月12日、神奈川県立相模原公園の蝶の調査ボランティアのメンバーと一緒に、雑木林の林縁に行くと、アサギマダラがひっそりとハルジオンに止まって吸蜜をしていました。接近してもまったく警戒されませんでした。新鮮な♀です。今まで多摩丘陵や緑区の低山地などで出会っていますが、相模原公園で出会うとは想像していなかったので、これは大きな収穫でした。
新鮮なので、近場のキジョラン自生地で羽化したものが飛来したのだと思われます。ちなみに、南西諸島から渡ってくる個体がこの辺りに来るのは5月下旬以降になるのではないかと思います。
8月7,8日には、長野県の入笠山で多数の新鮮なアサギマダラの撮影を行いました。あの時は、山小屋で軽いギックリ腰になり、その翌日、杖を付きながら下山の途中に、撮影に没頭したのも今となっては良い思い出です。
11月3日、アサギマダラの南下の記録が次々に報告されているので、八王子方面を訪れたところ、8頭程のアサギマダラを見ることができました。秋の訪れとともに南下しはじめたものが、一時滞在しているものだと思います。その多くは南西諸島までの渡って行くのでしょう。一部は途中で本州南岸各県のキジョランに産卵します。神奈川でも幼虫越冬し翌春羽化します。
ヒオドシチョウ
ヒオドシチョウ(6月5日、町田市)
今年の春、4月5日には、越冬個体が日の当たる枯れ草の広い道に舞いおりるのを目撃しました。いろいろなところでの目撃情報もあったので、今年は第1化が多く出現するのではとの期待がありましたが、その通りとなり、5月下旬から次々にヒオドシチョウと出会うことになったのです。先ず5月31日に町田市で目撃。6月4日には大磯で2頭に出会いました。そして6月5日、町田市の湿地を歩いていると、ヒオドシチョウが大きく旋回しながら近づき、僕の周りをぐるぐる周り、そして目の前の丸太に着地しました。僕の臭いに反応してのことだと思いますが、可愛いものです。
今年はヒオドシチョウの当たり年だったようですが、このまま神奈川や東京南部に定着してくれるのか楽しみです。
クロコノマチョウ
クロコノマチョウ♀(7月5日、相模原市)
今年は、Nさんのご好意により、クロコノマチョウの羽化の一部始終を観察する機会に恵まれました。詳しいことは、7月11日の記事に載せたのでご覧ください。羽化したてのクロコノマチョウ♀は眼(眼状紋)がぱっちりした美人でした!
その後、7月22日に町田市のコナラ樹液酒場近くで夏型を目撃、11月3日には八王子市で秋型を目撃。一度縁ができると、今まで会えていなかった蝶に出会えるようになるのも不思議です。
来年はどのような巡り合いがあるのでしょうか。
それでは、皆様、良い年をお迎えください。
写真は、マイフィールドの相模原市・町田市で観察・撮影したものから選んでみました。
アサギマダラ
アサギマダラ♀(5月12日、相模原市)
5月12日、神奈川県立相模原公園の蝶の調査ボランティアのメンバーと一緒に、雑木林の林縁に行くと、アサギマダラがひっそりとハルジオンに止まって吸蜜をしていました。接近してもまったく警戒されませんでした。新鮮な♀です。今まで多摩丘陵や緑区の低山地などで出会っていますが、相模原公園で出会うとは想像していなかったので、これは大きな収穫でした。
新鮮なので、近場のキジョラン自生地で羽化したものが飛来したのだと思われます。ちなみに、南西諸島から渡ってくる個体がこの辺りに来るのは5月下旬以降になるのではないかと思います。
8月7,8日には、長野県の入笠山で多数の新鮮なアサギマダラの撮影を行いました。あの時は、山小屋で軽いギックリ腰になり、その翌日、杖を付きながら下山の途中に、撮影に没頭したのも今となっては良い思い出です。
11月3日、アサギマダラの南下の記録が次々に報告されているので、八王子方面を訪れたところ、8頭程のアサギマダラを見ることができました。秋の訪れとともに南下しはじめたものが、一時滞在しているものだと思います。その多くは南西諸島までの渡って行くのでしょう。一部は途中で本州南岸各県のキジョランに産卵します。神奈川でも幼虫越冬し翌春羽化します。
ヒオドシチョウ
ヒオドシチョウ(6月5日、町田市)
今年の春、4月5日には、越冬個体が日の当たる枯れ草の広い道に舞いおりるのを目撃しました。いろいろなところでの目撃情報もあったので、今年は第1化が多く出現するのではとの期待がありましたが、その通りとなり、5月下旬から次々にヒオドシチョウと出会うことになったのです。先ず5月31日に町田市で目撃。6月4日には大磯で2頭に出会いました。そして6月5日、町田市の湿地を歩いていると、ヒオドシチョウが大きく旋回しながら近づき、僕の周りをぐるぐる周り、そして目の前の丸太に着地しました。僕の臭いに反応してのことだと思いますが、可愛いものです。
今年はヒオドシチョウの当たり年だったようですが、このまま神奈川や東京南部に定着してくれるのか楽しみです。
クロコノマチョウ
クロコノマチョウ♀(7月5日、相模原市)
今年は、Nさんのご好意により、クロコノマチョウの羽化の一部始終を観察する機会に恵まれました。詳しいことは、7月11日の記事に載せたのでご覧ください。羽化したてのクロコノマチョウ♀は眼(眼状紋)がぱっちりした美人でした!
その後、7月22日に町田市のコナラ樹液酒場近くで夏型を目撃、11月3日には八王子市で秋型を目撃。一度縁ができると、今まで会えていなかった蝶に出会えるようになるのも不思議です。
来年はどのような巡り合いがあるのでしょうか。
それでは、皆様、良い年をお迎えください。