四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

観測開始以来初めての11月積雪

2016-11-25 10:01:00 | 相模原・県央
11月24日

天気予報通りに朝6時15分ごろから雪が降りました。
11月としては東京近辺では54年ぶりの降雪、1875年観測開始以来初めての積雪とのことです。


庭の雪景色

庭の紅葉が始まったばかりのドウダンツツジやまだ咲き残っているブッドレアの花にも雪が積もりました。

これは、なんと地球温暖化が原因だとか。
北極海の氷が温暖化により融けて北極海沿岸の低気圧の進行ルートが北寄りに変わり、そのせいでシベリア高気圧の勢力が増し、その強い寒気が日本に南下したとのこと。23日には、中国の東北部付近の高気圧が1,068ヘクトパスカルにも達していました。

11月25日


NHK 朝の天気予報の画面

今朝は、真冬並みの寒さでした。
今朝の関東低地の最低気温は軒並み氷点下を記録、近くの海老名アメダスでは午前7時の気温が-0.6度でした。

初冬のムラサキシジミとウラギンシジミ

11月20日
ムラサキシジミの日光浴が10時半頃始まることが多いので、それに合わせて出かけましたがその時刻には見付からず、11時40分頃に2頭、12時半頃に1頭の日光浴が見られました(気温は20度前後)。


ムラサキシジミ♀ 11月20日 相模原公園


ムラサキシジミ♀(別個体)

ウラギンシジミも照葉樹の周囲を飛び、高所で開翅していました。

11月21日
前日にウラギンシジミが活動していたので、11月7日に5頭が越冬態勢に入ったと思われる町田の谷戸のウラギンシジミの様子を見にいきました。
ヒサカキAに4頭が同じ葉裏で静止を継続していました。
隣のヒサカキBでは、1頭増えて2頭になっていましたが、静止する葉は異なっているように見えました。


ウラギンシジミ ♯1  (11月21日 町田市 ヒサカキA)


#2,3


#4


#5,6 (ヒサカキB)

総合的に見て、11月7日頃~11月20日頃の間は一部が越冬態勢入りし、一部が活動継続の時期だったと言えそうです。
この寒波到来でこの付近ではすべてが越冬態勢に入ると思われます。
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ウラギンシジミ越冬開始か

2016-11-10 10:59:00 | 
11月9日には木枯らし1号が吹きました。
晩秋から初冬へ季節が一転したと感じます。
蝶の世界でも変化が見られました。

10月23日
日本鱗翅学会の63回大会が22,23日に日本大学生物資源科学部で行われました。
2日目の朝、小田急江ノ島線の六会日大前駅を降りると、ウラギンシジミが旋回しており、駅前の手すりに止まり日光浴。蝶の学会に合わせてのお出ましでしょうか。


ウラギンシジミ♀ 10月23日 10:43  藤沢市

11月3日 
久しぶりに相模原公園へ。
到着した10時半過ぎが日光浴タイムのようで、ウラギンシジミ3♀とムラサキシジミ1♂が樹木の周辺を飛びそして葉の上で日光浴していました。気温がやや高めのせいか、短時間で切り上げて消え去りました。


ウラギンシジミ♀ 11月3日 10:43 相模原市

メキシカンブッシュセージの花壇では、キタテハ、キタキチョウ、イチモンジセセリが吸蜜し、ツマグロヒョウモン2♂が縄張り争いをしていました。


キタテハ



キタテハ♀ 

一休み中のキタテハです。翅の縁がなかなかシャープに見えます。



キタキチョウ秋型♀



同一個体

11月5日
外出してすぐの住宅地の民家生垣でウラギンシジミがちらちら飛んでおり、少し待つと目の前で開翅してくれました。やはり11時前でした。


ウラギンシジミ♂ 11月5日 10:56 相模原市


11月8日 曇り 最高気温12度

昨日から急に寒くなってきたので、谷戸の様子を見に行ったところ、ウラギンシジミがヒサカキAに4頭、ヒサカキBに1頭、ツバキに1頭葉裏に静止していました。7日に急に気温が下がったので、葉裏での休眠を開始したのではないかと思います。


ウラギンシジミ #H1 地上約0.5m ヒサカキ 町田市



ウラギンシジミ #H2,3 地上約1.5m ヒサカキ

2頭が隣り合って静止していました。ウラギンシジミは静止場所として同じような環境の葉裏を好むので、このように2頭が集まることは過去にも時々観察しています。



ウラギンシジミ #T1 ツバキ 地上約3m

これから気温が上がったら飛び出してしまうのか、そのまま越冬態勢を続けるのか、見守っていきたいと思います。


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アサギマダラ

2016-11-04 11:18:00 | 南多摩
10月26日

アサギマダラを探しに野山を歩いてきました。
日向のトネアザミのところにキタテハがおり、行きと帰りに撮影しました。


キタテハ 10:56

こちらは♂のようです。


キタテハ 13:12

晩秋の太陽は13時過ぎには、傾いてきたと感じました。

今年はテングチョウの数が少ないようで、この秋にフィールドでは数えるほどしか出会っていませんでした。コセンダングサのところで久々に遭遇しました。


テングチョウ

さて、お目当てのアサギマダラには、飛翔中を含めて5頭確認できました。


アサギマダラ♀


同一個体

この♀は、日陰のコウヤボウキで吸蜜しており、人が通ると敏感に反応してしばらくその場を離れましたが、しばらくすると同じところに舞い戻り、撮影に付き合って切れました。

弁当を食べていると、アサギマダラが左斜め上の方から飛んできてまっすぐを降りてゆき、キジョラン群落に辿りつきました。キジョランの在りかが直感的に察知できていると感じました。

以前も、森の中の陽だまりのフジバカマに複数のアサギマダラが舞い降りて吸蜜するのを観察しましたが、上空を通過中に匂いを捉えて舞い降りたと想像するしかありませんでした。

まだまだアサギマダラが南下してくるはずなので、探しに行こうと思います。

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