四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

アサギマダラの食草キジョランの種蒔き

2014-04-30 09:54:00 | 
キジョランの種蒔き(4月22日)

アサギマダラは、海を渡って南西諸島と本州を往復する美しい蝶で、その生態に多くの蝶愛好家が関心を寄せています。神奈川県や東京都南多摩地方では、5,6月頃と10月頃にその姿を見ることができます。


キジョラン(2013年10月31日 八王子市)

アサギマダラが関東地方で幼虫の越冬に利用できる食草は、常緑性のキジョランです。昨年、蝶友のNさんからキジョランの種をもらったので、うまくいけばアサギマダラが10月頃に産卵のために我が家を訪問してくれないかと期待して種蒔きを行いました。


キジョランの種


種蒔き(4月22日)

種蒔きは、平鉢(6号と7号)を用い、底に1~2cm市販の「軽~い鉢底石」を敷き、用土には「山野草の土」↓を用いました。指で1cm程の穴を空け、1鉢に3,4粒蒔いています。これでうまく発芽してくれるといいのですが。
種蒔きの基礎は、受身の園芸のuke-enさんに教えていただきました。特に、水やりを切らさないことが大切とのこと。


種蒔き用土

配合原料は軽石・鹿沼土・パーク・ゼオライトで、肥料無配合です。

キジョランの種を提供していただいたNさん、種蒔きの基礎を教えていただいたuke-enさん、有難うございました。

フジバカマの植替え(4月29日)

フジバカマ(4月29日)

鉢植えにしていたフジバカマが広がって手狭になってきたので、プランターに植え替えを行いました。フジバカマはアサギマダラがよく訪花する植物で、はるか上空からでもフジバカマを見付けて舞い降りてきます。昨年秋の開花の時期の訪問は見届けられませんでしたが、大株に成長していけばいつか来てくれるだろうという期待を持っています。


アサギマダラの近隣地への飛来について

アサギマダラ♀(神奈川県立相模原公園 2013年5月12日 11:03)

昨年の5月12日、自宅から車で20分の県立相模原公園に行くと、新鮮なアサギマダラ♀が林縁のハルジオンに止まり、吸蜜しているのに出会いました。地元で見たのはこれが初めてで、感動の一瞬でした。新鮮個体なので神奈川県か近隣のキジョランで幼虫で越冬したものが5月上旬頃に羽化したものだと推定しています。この近辺で羽化した個体は、しばらく平地で過ごしたのち、北上または標高の高い山地に移動し夏を過ごします。
※南西諸島から海を渡って飛来するアサギマダラが神奈川県に到着する時期は、5月下旬以降だと推定され、翅がいくらか破損が見られるようです。

昨年10月31日、八王子市で南下してきたアサギマダラを多数見かけました。その記事はこちらをご覧ください。


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ジャコウアゲハ

2014-04-28 21:17:00 | 南多摩
4月24日
谷戸の栗林の明るい林床では、4月17日にジャコウアゲハ♂らしき黒いアゲハを1頭見ていたのですが、確定できませんでした。1週間後の24日に来てみると、♂2頭がゆるやかに周回していました。


ジャコウアゲハ♂A(初見 11:32)

時折り姿が見えないので周辺を見ると、草の裏側のタンポポに止まり吸蜜していました。休息も兼ねているような雰囲気でした。


ジャコウアゲハ♂B

田んぼの畦では、別の個体がハルジオンで吸蜜していました。田んぼはもう水が張られています。♀の出現はもう少し先のようです。


ジャコウアゲハ♂C

別の谷戸最奥に行くと、半日陰のところにムラサキハナナが6~10畳ほどの広さに咲いており、♂1頭が忙しなく周回し、時折り別の♂やスジグロシロチョウが接近すると追い払っていました。数分飛び回ると花に止まっていました。

♀探しが、林床を広くゆるやかに回るやり方と狭い範囲の花の上を忙しなく回るやり方と2通りあるように感じました。

黒いアゲハが好きなオオムラサキツツジが咲きそろってきましたね。

付録

スジグロシロチョウ(下:♀、上2頭:♂)

スジグロシロチョウが、ムラサキハナナのすぐ近くの草のところにおり、ホバリングしていました。草の陰を見ると、♀1頭がおり、交尾拒否しています。そのうち、♀が少し移動し、♂が2頭に増え、求愛飛翔を続けていました。

※カメラ : NIKON D7000
レンズ : AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + Kenko N-AF 1.4X TELEPLUS PRO 300

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初見の多い一日

2014-04-26 10:42:00 | 相模原・県央
4月23日
谷あいに行くと、たった1頭でしたが、ウスバシロチョウが草地を広範囲に周回していました。いよいよ出現です。ずっと追っていくと、あるところで樹木を駆け上り、しばらくすると姿を現して周回を再開していました。

クリックすると拡大します

飛ぶ環境

こんなところを飛んでいます。画面上の中央やや右にいます。


ウスバシロチョウ♂(初見)

止まることがないので、飛翔中を撮るしかありません。あまり得意ではありませんが、マニュアル・フォーカス、1/2500秒で撮影したら、2枚だけそれと分かる証拠写真が撮れていました。


ギンイチモンジセセリ(初見)

午後2時頃からは場所を変え、河川敷へ、なかなか蝶のいそうな草地にたどり着けませんでしたが、ようやくギンイチモンジセセリに遭遇。この日は、この姿勢でしか撮れませんでした。翅表とか吸蜜中の撮影は今後の課題です。


ヒメウラナミジャノメ(初見)

出会う蝶が少ない中、次に現れたのがこれも今年初見のヒメウラナミジャノメ。直ぐに姿を隠したので、1枚のみの撮影です。


ミヤマチャバネセセリ(初見)

ギンイチモンジセセリと似たような環境にいるミヤマチャバネセセリも見つけました。カラスノエンドウの花に口吻をひねりながら伸ばし一生懸命吸蜜していました。


同一個体

近くのカラスノエンドウに移動して吸蜜を続けていました。


同一個体(14:42)

もう充分にエネルギー補給ができたのか、花を離れて草の葉上に静止し、翅を広げて日光浴。

付録

ルリシジミ

翅裏前翅の黒点が流れている個体がいました。こういうのは珍しいのでしょうか?

※カメラ : NIKON D7000
レンズ : AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + Kenko N-AF 1.4X TELEPLUS PRO 300


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コール・フォレスト演奏会に出演

2014-04-26 10:04:00 | 音楽
明日、コール・フォレストの演奏会に出演します。
J-POPSの馴染みやすい曲を中心に、指揮者の須田さんがピアノ伴奏付き混声四部合唱に編曲し、団員がステージ構成を企画してつくる、2.5年に一度の楽しいステージ。これからゲネ・プロに出かけます。

↓クリックしてご覧ください


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ツバメシジミの個体変異(2)

2014-04-22 16:39:00 | 
翅表が淡紫色の個体


ツバメシジミ♀(2013年4月25日 相模原市)

昨年のちょうど今頃、神奈川県で翅表の後翅に淡紫色の鱗粉が目立つ個体を見つけました。




ツバメシジミ(2013年4月15日 相模原市)

翅表全体が淡紫色の個体なので、♂かと思いきや、後翅に橙色紋があります。これは♀なのでしょうか??
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