四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

オオイチモンジ

2014-07-31 14:44:00 | 甲州・信州への旅
7月23日
7月22日は、歩き始めてすぐに曇りがちで、オオイチモンジには会えずじまいでした。23日、河原を歩くと、2頭のオオイチモンジに出会いました。


オオイチモンジ♂ A 9:33

河原を飛んでは止まりを繰り返すのでその都度追いかけて何度か撮影しました。小動物の糞があり、ヤマキマダラヒカゲと一緒にその辺りで止まる場面もありました。


オオイチモンジ♂ B 9:55

これは2頭目です。どちらも後翅に少し破損があったのは残念です。
さらに徳沢園の路上でも見ることができました。

時期が少し遅かったので破損のないオオイチモンジに会えず、気落ちしていた午後、食草のドロノキ付近で休憩していると、蝶仲間のHさんらしき人たち2名が蝶を探している様子なので声をかけるとやはりHさんでした。しばし3人で話をしていると、目の前をオオイチモンジが飛び去るのが見え、目で追うと10m位先のドロノキの枝先に止まりました!

1

オオイチモンジ♀ 13:29

↑先ずは接近する前に1枚証拠写真を確保。
その後3人並んでの撮影大会になりました。

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破損のない♀で、大きい翅を広げて風に揺れながら枝先に留まっていました。

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隣の枝に移り、今度はこちら向きに止まりました。

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風に吹かれ枝先が左右に大きく揺れる中、懸命にピント合わせをしながらシャッターを切りました。
オオイチモンジの♀にはなかなか会えないという話もその後聞きました。Hさんに話し掛けてその場に留まっていなかったら後の祭りだったかも知れず、まさに千載一遇の好機となりました。

※ 1~4はフラッシュなし、5はフラッシュ撮影
  露出バイアス 1:0, 2,3:0.67, 4,5:1.0


Hさんの友人Uさんが、僕の背中に何とクモマベニヒカゲが止まっているのを見付け「クモベニが止まってるから動かないで!」と言ったのに不用意に動いてしまいました。申し訳ありません。

その他の蝶は、後日報告します。

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上高地へ

2014-07-30 14:38:00 | 甲州・信州への旅
7月22,23日

関東甲信地方の梅雨が明けた7月22日、ほぼ30年ぶりに上高地へ出かけました。
上高地バスターミナルから歩き、河童橋が見えるところへ。


河童橋

昔と変わらぬ賑わいで、夏休みの子供の姿も。


河童橋下の河原

河原で遊ぶ子どもたちの姿を見ると、昔我家の子供たちを遊ばせた日が懐かしく蘇ります。


梓川支流

河童橋を過ぎると散策路は急に静かになり、槍穂方面に向かう登山者や下山者と行き交うようになりました。山旅ならではの「こんにちは」の挨拶が心地よい。
その日は、明神館に宿泊しました。
宿のご主人が夕食後に明神館や明神岳について解説され、明朝は5時に朝日の当たる明神岳を仰ぎ見、6時に池面に霧のたなびく明神池を参拝すると良いと勧められました。


早朝の明神岳(5:14)

明朝、朝日は当たりませんでしたが、くっきりとした明神岳を仰ぎ見ることができました。
手前の一番高く見えるのは南峰(Ⅴ峰)。南峰の2つ右の尖った峰が主峰(Ⅰ峰 2,931m)。現在は、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳、明神岳などの峰々からなる穂高連峰を総称して穂高岳と呼んでいますが、かつては、明神岳が単に穂高岳と呼ばれていたそうです。


明神池(6:32)

朝霧が池面に流れ、神秘的でした。同宿の明るい外国の青年の横に浮かぶ小船は、毎年10月18日に行なわれる、山の安全を神に感謝する御船神事で用いられる船でしょうか。


穂高神社奥宮

穂高町に本宮があります。この奥宮でも結婚式を挙げることができます。


明神岳と前穂高岳

朝食後、荷物を預けて徳沢園まで往復しました。その途中で撮影。左手前の峰々が明神岳、右奥の峰々が前穂高岳(3,090m)です。


徳沢園

かつては、この辺りは牧草地でした。今はキャンプ場などに利用されています。


明神館

気持ちの良い森林の中の遊歩道を歩いて明神館に戻り、荷物を受け取って河童橋方面に向かいました。           
(続く)
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ブッドレアとアゲハチョウ

2014-07-21 21:27:00 | 相模原・県央






7月3日撮影

写真は、我が家の窓辺に植えてあるブッドレアにアゲハチョウが訪花したところです。妻がアゲハチョウが来ていると教えてくれたので、室内からがラズ越しに撮りました。そうとは気づかずにゆったりと吸蜜を楽しんでいました。

しばらくお休みいたします。

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ルリタテハの産卵シーンなど

2014-07-17 17:14:00 | 南多摩
7月11日(続き)
ジャノメチョウの観察をした7月11日には、ルリタテハの産卵シーンに遭遇しました。


産卵中のルリタテハ♀


同一個体

サルトリイバラの葉に止まった時は、しばらく休止して産卵し、別の植物の葉に止まった時は、食草ではないことを直ぐに感知して飛び立っていました。ルリタテハの産卵シーンの観察はは初めてです。


ルリタテハ 卵 ※1

しばらく休止した葉には卵が見つかりました。いずれも葉の表に産卵していました。

♪付録




ウマノスズクサの花

ウマノスズクサの花が咲いていました。ジャコウアゲハが産卵しに来るようで、毎年ここで幼虫や蛹が観察できます。



コムラサキの花

秋に紫色の果実が美しいコムラサキの花を見付けました。
枝の根元から先の方へ順に咲いていく。
開花中の花は1本の枝に1箇所だけで、その右(根元方向)は散った跡、左(枝先方向)は蕾の状態ですね。


コムラサキの花(拡大)

※1の撮影
使用カメラ:NIKON D60
使用レンズ:NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G


※1以外の撮影
カメラ : NIKON D7000
レンズ : Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1


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ジャノメチョウの季節

2014-07-12 16:33:00 | 南多摩
7月11日
台風8号が南岸沿いに進み、房総半島を横切り東海上に抜け、朝から晴れてきたので、ジャノメチョウの見られる丘陵地へ向かいました。

ヒメジョオンが一面に咲く草地の間の小径を歩くと、足下からジャノメチョウが飛び立ち、少し離れた草の間に飛び込みました。近づけばまた飛び立つので、ここでの撮影は諦めました。


草地斜面とジャノメチョウ

斜面のヒメジョオンやノアザミが少し咲く草地では、近づくと飛ぶのは同じでしたが、花に止まる個体もいたので、撮影チャンスがありました。
ここで、多摩市在住のHさんと久しぶりに再会し、最近の蝶の話題などの情報交換でしばし話し込み、しばらく一緒に撮影を楽しみました。


ジャノメチョウ A ♂(10:35)


同一個体


ジャノメチョウ B


同一個体?

近づくと、草地の遠くに飛ぶもの以外に、近くの樹木の中に飛び込むものもいました。


ジャノメチョウ C  (10:47)

飛び立って草の中に入ったところも撮影できました。止まった直後に2,3回開翅する習性があるのですが、撮影できませんでした。
ここで、朝早くから歩いているHさんは、帰路に付きました。


ジャノメチョウ D (11:34)

場所を移動し、芝生と畑の間の植込み沿いを歩くと、ほぼ等間隔でジャノメチョウが飛び出してきました。低木に隠れたところを撮影。


ジャノメチョウ E

飛び出してヒメジョオンで吸蜜。


同一個体

また飛んで近くの葉に止まり、開翅したところです。


ジャノメチョウ F

この個体も飛び出してヒメジョオンに止まってくれました。

どの個体も眼状紋が大きくなく、後翅の翅裏中央の白帯が目立たないので♂でしょうか。
♀の出現はこれからなのかもしれません。

ジャノメチョウは年1化で、7月上旬頃に出現します。明るい環境を好みます。夏の高原の草地でも多く見られます。

Hさんは、別の尾根のヒメジョオンの咲くところでメスグロヒョウモン♂♀の撮影ができたと写真を見せてくださいました。朝涼しいうちが撮影チャンスだったのでしょう。こう暑くては夏眠に入ってしまうのかも、と思わずにいられませんでした。

暑い一日でした。
最高気温は、33.7℃(八王子アメダス)

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