四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

演奏会に出演

2014-05-30 11:54:00 | 音楽
6月1日、Ensemble 14の演奏会が開催され、出演します。



先日(5月17日)、第1回目のオーケストラ合わせが会場リハーサル室であり、管弦楽の伴奏で気持よく歌ってきました。







その日の午前中、近くの浜離宮恩賜庭園に立ち寄ったところ、ハクチョウゲの植え込みにアオスジアゲハが3頭群がり、元気よく吸蜜していました。
都会には植樹のクスノキが多く植栽されている関係で、都心の遊歩道で初夏から夏にもっとも多く見かけるのがアオスジアゲハ。

それはそうと、明日、第2回目のオーケストラ合わせがあり、そして明後日に本番を迎えます。気持ちを合唱モードに切り替えてしっかりと歌ってきます。

※使用カメラ:NIKON D7000, 使用レンズ:NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G,
シャッタースピード:1/1600秒




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山梨の蝶2

2014-05-27 10:30:00 | 甲州・信州への旅
5月23日
清春芸術村近くに宿泊し、清春白樺美術館を見たあと、Google Map上で決めた散策ルートを歩きました。


ダイミョウセセリ

清春芸術村の梅原龍三郎アトリエの庭で2頭のダイミョウセセリが円を描いて飛翔し競り合っていました。そのうちの1頭です。後翅にわずかに白帯が浮き出ていました。


甲斐駒ケ岳(11:01)


鳳凰三山

清春芸術村近くからの南アルプスの峰々です。


ウスバシロチョウ


トラガ

サラサドウダンには、ウスバシロチョウが来ていました。圧倒的に多く来ていたのがこの美しい蛾のトラガ(ヤガ科トラガ亜科)


ウラギンヒョウモン

林の中の径を進むと、開けた草地に幸先良くウラギンヒョウモンが現れました。標高700m位の高原なので、普通に発生しているのでしょうか。クモガタヒョウモンも飛んでいました。


草地の環境

ウラギンヒョウモンは、なだらかな斜面草地のハルジオンで吸蜜したあと、笹原の向こうに飛んでいきました。ウスバシロチョウ天国で、15頭位いました。クモガタヒョウモンは、明るい林内の木の間を縫うように移動していきました。
その後、階段上の田圃を通過。田植えの最中でした。再び林内へ。


クモガタヒョウモン♂ A


同一個体


クモガタヒョウモン♂ B とウスバシロチョウ

明るい林内の径から杉林の下り坂に入る手前の草地では、2頭のクモガタヒョウモンが花の上で姿勢を変えながら良いモデルを努めてくれました。杉林を抜けた明るい斜面の草地では、3頭のクモガタヒョウモンが目まぐるしく追飛している光景に遭遇しました。羽化直後のクモガタヒョウモン♂とウラギンヒョウモンがどういう環境で生活しているのか少し分かったような気がします。
森の中の坂を上り、長坂駅に向いました。

長坂から韮崎辺りまでの中央線の線路脇には、白い花房を付けたニセアカシア群落があちこちに見られました。

※トラガと教えていただいたみき♂さん、有難うございました。本文該当部分を書き換えました(5月27日 16:40)

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山梨の蝶1

2014-05-26 11:31:00 | 甲州・信州への旅
5月22日
午前中、駅から実家まで歩きました。
一番多く見かけたのはダイミョウセセリ。


ダイミョウセセリA


ダイミョウセセリB

関西型で顕著な後翅の白帯ですが、個体Aでは痕跡が残る程度、個体Bでは、薄っすらとした白帯として現れていました。


イチモンジチョウ(今季初見)

地元では未確認だったイチモンジチョウが山梨で初見となりました。路面にこだわって止まったり飛んだり。

その後、ヒョウモンの仲間がちらっと見えたので、道端の茂みを踏み分けて探すと、クモガタヒョウモン♂でしたが、羽化不全で気の毒なので掲載しません。実家付近の草地でも見付けましたが、止まらないので見送り。さらに、畑のネギの花と休耕田縁のハルジオンで吸蜜する姿を見ましたが、飛び去ってしまい撮影叶わずでした。


ヒオドシチョウの蛹と幼虫

1本の木に、蛹が17個ぶら下がり、葉のない枝には幼虫もかなりいました
この辺界隈では、やたらと毛虫が多くて閉口しました。


ナヨクサフジ

付近の草地では、クサフジの1種が咲いていました。ネットの植物図鑑を参照すると、花と葉の形、葉の枚数、開花時期からナヨクサフジではないかと思います。




キタテハ夏型(今季初見)

そこにキタテハが2頭現れました。今季夏型初見でした。2年前も山梨実家付近でキタテハ夏型を初見しているので、年中行事化しているようです。

※みき♂さん、KAZさん、ヒオドシチョウの蛹と教えていただき有難うございました。本文を書き換えました(5月27日 8:35)。

(続く)

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身延山久遠寺

2014-05-25 18:16:00 | 甲州・信州への旅
5月21日
21日から23日まで、妻の実家訪問を兼ねて山梨へ小旅行してきました。
1日目は、身延山を参拝しました。


宿坊(13:16)

2年前(2012年5月22日)に宿坊に着いた時と同様、雨模様でした。宿で小休止の後、身延山久遠寺へ。歩いているうちに雨が上がり、日が射してきました。


仏殿(14:57)

参拝客は数えるほどで、心やすまる静かなお参りとなりました。写真は、仏殿を横から拝したところです。


拝殿と御真骨堂(左奥)

寺院に上がったところからの撮影。


五重塔

久遠寺付近は晴れていますが、頂上の方の雲は取れないままでした。


拝殿(15:57)

身延山宝物館を見学したあと、拝殿には傾いた太陽の光が当たり、眩しく反射していました。


本堂

本堂内も参拝しました。写真は太陽が雲に隠れた時の撮影です。


身延山山頂

山頂の雲は最後まで残りました。2年前、山頂でミヤマカラスアゲハに遭遇した場面が頭をよぎりました。

※使用カメラ:NIKON D60
使用レンズ:NIKON AF-S DX VR Nikkor 18-55mm f3.5-5.6G

(続く)
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黒いアゲハ類の吸水

2014-05-20 15:01:00 | 南多摩
5月11日
多摩丘陵の谷戸の田んぼではすでに田起こしした田に水が引かれ、5月下旬から6月上旬にかけて田植えが行われる季節になりました。水の入った湿った田の土に、ナガサキアゲハとカラスアゲハが舞い降りて吸水しているのを観察することができました。




ナガサキアゲハ♂(10:36)

田んぼの湿った土に下りて吸水し、少し羽ばたいて移動し、また吸水する動作を繰り返していました。



飛ぶときに黒い影が田んぼに写っています。飛ぶ高さはだいたいこの程度でした。9分間観察しましたが、ナガサキアゲハはその後もその場所に留まっていました。

尾根を越えた別の谷戸に行くと、同様に吸水しているカラスアゲハに遭遇しました。






カラスアゲハ♂(12:30~12:33)

逆光の位置から太陽が斜めに指す位置へと移動して撮りましたが、吸水行動が長時間だったので、翅が青く輝くところを何とか撮せました。

5月14日

オナガアゲハ♂集団(10時35分)

渓流沿いを歩いていると、川岸に5頭のオナガアゲハが下りて吸水行動を取っていました。飛び立った個体の後翅前縁には横白紋が見えています(♂の特徴)。

最近の研究で、アゲハ類の♂が吸水する理由が少しずつ分かってきました。吸水によってナトリウム塩やアンモニアが摂取されると、♂の生殖能力が増大するというものです。
吸蜜中や吸水中は、なぜか近づいてもあまり警戒されないので助かります。
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