四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ジャノメチョウを初見

2015-06-30 16:08:00 | 南多摩
6月25日

ノリウツギ・リョウブへの訪花、ジャノメチョウの初見を期待して出かけました。

ノリウツギには、ミドリヒョウモン2頭、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ルリシジミが集まっていました。


ノリウツギとスジグロシロチョウ


ノリウツギとミドリヒョウモン♂

リョウブにはキマダラセセリ2頭が来ていましたが、咲き終わりのためなのか他のお客さんは見られませんでした。


リョウブとキマダラセセリ

林縁を歩いていると、今日の目的にしていたジャノメチョウがササ藪の下の方から飛び出して少し離れた葉の上に止まりました。


ジャノメチョウ♂

こんなに翅を大きく開いているシーンにはあまり遭遇できません。


同一個体

今度はササの奥まったところに移動しました。
この個体は不活発だったので、何枚か撮影させてもらえました。


ジャノメチョウ♂ 別個体

草地では数頭のジャノメチョウがおり、ノアザミで吸蜜していましたが、接近を嫌ってすぐに数m先に飛んで吸蜜するか草の中に隠れてしまいます。
根負けして正しい姿勢?の撮影は諦めましたが、裏向きのタイミングでは接近できました。

ジャノメチョウが出現するといよいよ夏が近づいたと感じます。
ジャノメチョウの初見日は、2012年が7月4日、2013年が6月27日、2014年が7月11日だったので、今年が一番早い記録になりました。

オカトラノオにはオオチャバネセセリ、キマダラセセリが来ていましたが、期待したヒョウモン類は現れませんでした。

ヒョウモン類はそろそろ夏眠入りして見られなくなりますね。
ウラギンヒョウモンは6月半ばで姿を隠したようです。

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ウラギンヒョウモン

2015-06-17 11:31:00 | 
♪ウラギンヒョウモン

ウラギンヒョウモンは、夏の高原に行けばどこにでもいますが、普段歩いている低標高地では稀にしか見られません。

今年は幸先良く6月1日に新鮮な♂を撮影しました。


ノアザミとウラギンヒョウモン♂(6月1日)


同一個体

翌日、別の場所で♀を見付けました。発生時期にマイフィールドで♀を観察したのは初めてのことでした。


ノアザミとウラギンヒョウモン♀(6月2日)


同一個体

ウラギンヒョウモンの雌雄は、前翅表の翅脈に沿った2本の性標の有無で判別可能です。

※ウラギンヒョウモン観察場所については申し訳ありませんが伏せさせていただきます。

6月4日


クロアゲハ♀

第2化でしょうか。新鮮な個体でした。


ムシトリナデシコとヒオドシチョウ

今年はヒオドシチョウの訪花をよく見かけます。
ムシトリナデシコはヨーロッパ原産のナデシコ科の越年草。


ヒメジョオンとヒオドシチョウ

ヒオドシチョウといえば、クヌギやコナラの樹液酒場で見るシーンを思い浮かべるのですが、どこにでも生えるヒメジョオンやムシトリナデシコにも訪花するとは意外でした。

6月15日

標高約300mの山頂では、キアゲハが旋廻し、見晴らしの良い草の先端や蔓の上に陣取り縄張りを主張していました。♂のテリ張り(占有行動)ですね。


占有行動中のキアゲハ♂

他の蝶が来ると飛びたち争います。
ツマグロヒョウモン♂もやってきて、少し離れた場所でテリ張りを始めました。


占有行動中のツマグロヒョウモン♂

しばらくすると♀が飛来しました。すぐに♂が空中で追い掛け、2頭一緒に近くの葉の上に静止。見ると交尾が成立していました。


ツマグロヒョウモン♀(左)と♂

♂が山の頂に飛来し(Hilltopping)、占有行動する代表的な蝶としては、キアゲハ、ヒオドシチョウ、ツマグロヒョウモンがよく知られています。それは♀を待機するためですが、こんなにタイミングよく交尾に至るのを見たのも初めてのことでした。
♀も♂との出会いを期待して山頂を目指すということですね。

自宅付近は真夏日でしたが、涼しい風が吹き渡り快適でした。

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最近の初見の蝶たち(2)

2015-06-08 12:55:00 | 
体調もよくなり、ゼフィルスを探しにあちこち歩きました。




ウラゴマダラシジミ♀(5月30日)初見

♀夕方になってクリに訪花しました。
クリの花穂の下から花穂の隙間に入り込み吸蜜に余念がありません。


ミドリシジミ♂(6月1日)初見

ミドリシジミが下草に下りて開翅するのは朝のうちなので、早起きして出かけました。待ちに待ってやっと開翅してくれました。


ミドリシジミ♀

ラッキーなことに♀のB型がいました。


ミズイロオナガシジミ(6月1日)初見

今年はウラナミアカシジミが豊作でしたが、ミズイロオナガシジミは少ない印象でした。

♪ゼフィルスではないですが・・・


キタテハ夏型(6月1日)

初撮影です。クリ訪花はあまり見たことがないかな?


ミドリヒョウモン♂(6月1日)


誤求愛

1本のクリの木には4頭のミドリヒョウモン♂が来て、お互いに場所取りでもめていました。
ツマグロヒョウモン♀が来て吸蜜しているところにミドリヒョウモン♂2頭が現れ、誤求愛が始まりました。咄嗟にシャッターを切ると、2枚ピントがあっていました。


キマダラセセリ(6月2日)初見

ステルス型戦闘機のようなポーズを決めていました。
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