四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

春雷

2008-03-25 21:54:00 | 西湘・箱根
今日(3月25日)の夕刻、小田原の海のほうに入道雲の内側からもくもくと雲が沸きあがっているのが見えました。



手前には黒雲が早足に蠢いています。



雲の下のほうを見ると、家々の向こうで火山でも噴火したかような不気味な様相を呈しています。



殺気を感じたのか、カラスが西の方に2羽家路を急ぐようでした。
相模大野に着くと雨で、さきほどまで雷鳴が響いていたとのこと。日中の気温の急上昇で雷雲が発生したものと推測されます。
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春めき

2008-03-24 17:49:00 | 相模原公園・北公園
相模原公園で「春めき」という桜が咲いて、辺りを一際明るくさせていました。


3月22日 相模原公園イベント広場近くにて



春めきは、南足柄市で実生の桜から生まれた品種で親は不明だそうです。春めきの名で登録される前は、足柄桜と呼ばれていた、神奈川生まれの桜です。
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ユキヤナギ
ユキヤナギは晴れた日に眩しく白く目に飛び込んできて春の息吹を感じさせてくれますが、日が当たっているときには白く輝きすぎて写真に撮るのが難しく感じられる花です。



これは相模原公園で淡い日がさしている時に撮ったものです。



これは親水公園で雨上がりの曇り空の下で撮影しました。
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ソメイヨシノがちらほら開花し始めました。
22日、武蔵小杉にて1,2輪開花する花あり。
24日、相模女子大ではまだ開花していません。
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コアジサシの郷づくり

2008-03-22 21:06:00 | 
先週(3月15日)、小田原市主催の「コアジサシの郷づくり」に参加しました。
コアジサシは、4月中旬にオーストラリア、ニューギニアから小田原市の酒匂川中洲など限られた場所に飛来する渡り鳥で、絶滅危惧種に指定されています。大きさは30cm位で、ヒヨドリ程度。
小田原市では1995年に市の鳥に指定し、1996年に酒匂川下流の中洲に繁殖用台地を設けて以来、毎年営巣地を守る活動「コアジサシの郷づくり」を行っています。


コアジサシのイラストと写真(日本野鳥の会)

職場の仲間と共に9時に現地に行きました。中州には「おかえりなさい コアジサシ」という横断幕が掲げられていました。そこにコアジサシの営巣地を作ります。皆が集まったところで、日本野鳥の会の方がコアジサシの生態や営巣地の作り方について説明する。「早いもので4月はじめに先発隊がやってきて、それぞれが巣を作る場所を決めると次に大きな大きな集団が来る。この場所を選ぶかどうかは先発隊の気持にかかっている」とのことです。



各自一斉に石をバケツで運び、コアジサシへの愛を込めて巣作りを始めました。コアジサシが好む白い石かゴマ石(御影石)を並べ、中心付近は抱卵しやすいように小さめの石や砂を敷く。


Mさんの作品

コアジサシは大きい石のすぐそばに巣を作る傾向があるので、並べた小石の脇に大きな石を置く。僕も巣を作りましたが、追加の石を取りに行って帰ってみるとどれだったのか見分けることができない有様!これでは親鳥になれそうもありません。
木製のスノコは、天敵のカラスやチョウゲンボウが来たときに雛が隠れるために置いています。



最後に、主催者が用意したデコイ(模型)を近くに置く。飛んできた鳥たちに仲間がいると思わせ舞い下りてもらうという作戦です。
5月の連休が終わった頃に、2,3個の卵を産み、21日間にわたって抱卵を続けるそうです。
参加者と共にたくさんのコアジサシが飛来することを祈って中州を後にしました。
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<渡りのルートについて>
日本野鳥の会の方からもらった資料には
「日本のコアジサシの多くは東京湾に集合して9月中旬には南の国に向います」とあります。
野鳥図鑑に1992年の新聞の切り抜きが挟んであり、
「6月に小田原市飯泉の酒匂川河口から標識を付けて離したコアジサシ80羽のうち1羽が、南太平洋のカロリン諸島付近の洋上で9月に漁船に発見された」という記事が載っていました。
小さなコアジサシはどのようにして酒匂川とオーストラリアの間の大海原を間違いなく往復するのか。渡りという行動には神秘に満ちたものを感じます。

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コブシとハクモクレンの開花

2008-03-17 20:31:00 | 相模原公園・北公園
コブシ
相模原公園のコブシは、3月11日に1,2輪開き始め、3月16日にはかなり咲き揃ってきました。


相模原公園にて(3月16日)

大和市の親水公園(ふれあいの森)にお気に入りのコブシの木が何本かあり、今日(3月17日)行ったところ、少し咲き始めた木もありましたが、蕾のままのもありました。ここは、引地川沿いにあり、谷あいで木々も多いので気温が少し低いのかもしれません。


大和市親水公園にて(3月17日)

ハクモクレン
3月16日、相模原公園では、蕾の状態で、1本だけ1,2輪開きかけの状態でしたが、3月17日、大和市の通りでは、かなり咲いていました。


大和市駅前通りにて(3月17日)

我が家でも昨日から咲き始めています。毎年、蕾の段階でヒヨドリに全部食べられて開花まで至らなかったのですが、今年は無事でした。ヒヨドリが恐れるのはカラスしかありません。ハシブトガラスが近くの電信柱で見張っていることも多いので、微妙な勢力図の変化があったのかもしれません。今日は、家近くで1羽のカラスが猛烈な速さでもう1羽を追うのを見かけました。
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相模原公園の早咲きのサクラ

2008-03-16 16:38:00 | 相模原公園・北公園
相模原公園では、統一コンセプト「早咲き桜の咲く芝生」といった感じで何種類もの早咲きのサクラがあちこちで咲き、見頃を迎えていました(3月16日)。
どれもソメイヨシノよりも早く咲きピンク色が鮮やかで美しいので、今後広まっていくような気がします。

オカメザクラ




オカメザクラは、カンヒザクラとマメザクラの交配種。淡い紅色、花が下向きに咲く。早咲きで花期は2月下旬から3月上旬ころ。

カンヒザクラ(寒緋桜)


カンヒザクラは、中国南部、台湾、沖縄の原産。濃い紅色で、下向きに咲く。早咲きで2~3月に咲く。

タマナワザクラ(玉縄桜)


神奈川県立フラワーセンターで、早咲きのソメイヨシノを品種改良したもの。普通のソメイヨシノよりも花びらのピンク色が濃い。2月中旬~3月中旬にかけて咲く。

カンザクラ(寒桜)


カンヒザクラとヤマザクラあるいはオオシマザクラの雑種と考えられる。ソメイヨシノよりはピンクが濃い。1~3月に咲く。見頃を過ぎ、褐色の葉が出ています。
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