四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

春の女神ギフチョウ

2020-03-27 15:36:00 | 
3月26日

午前中に食糧の買い出しに。慌てることはないのですが、必要なものだけ購入しました。午後からギフチョウの里を訪問。実に6年ぶりでした。現地に着いてすぐにここで知り合ったミキ♂の虫撮り友人帖のmikiosuさんとも再会しました。

しばらくしてギフチョウが現れて大勢のカメラマンと撮影。風の吹く里山ならコロナウィルスのことも忘れての撮影です。3桁枚数を撮る人に比べれば圧倒的に少ない枚数。。。ギフチョウの写真はいずれも豆桜訪花中です。


ギフチョウA


ギフチョウB


同一個体


同一個体

スギタニルリシジミも久しぶり。渓流沿いに数頭いました。


スギタニルリシジミ


別個体

豆桜 いはテングチョウやビロードツリアブも来ていました。


テングチョウ


ビロードツリアブ

すぐ隣の丁字桜(チョウジザクラ)にもギフチョウが来ていましたが、うまく撮影できず。ミヤマセセリの画像をアップします。


丁字桜を訪れるミヤマセセリ 


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ヒメアカタテハの渡りについて

2020-02-04 15:38:00 | 
 昨年(2019年)は、相模原市や町田市辺りではヒメアカタテハがとても多く見られました。


2019年初見のヒメアカタテハ 2019年3月13日 町田市

こんなに多いのには何かわけがありそうだ。ヒメアカタテハが多い南方からの渡りも関与しているのでは?と渡りの謎に関心を持ち始めていたところ、ヒメアカタテハの渡りについての報告が舞い込みました。

昨日届いた日本鱗翅学会発行の「やどりが」(資料1)に掲載された、ヒメアカタテハが真夏(2019年8月5日)の未明に船の甲板に群がってやってきたという報文です。

海外では、ヒメアカタテハが春に北アフリカからヨーロッパに向けて海を渡り、世代交代しながらイギリス辺りまで北上し、秋には南下して戻ってくることが知られています。北米でも同様な渡りが行われているようです。

日本ではアサギマダラの渡りがよく知られ、マーキング調査によってその渡りのルートも大分わかってきましたが、ヒメアカタテハの日本辺りでの渡りについては報告が今まで見当たりませんでした。 今回の報告は、新潟県村上市粟島沖10㎞の遊漁船での観察例で、月もない深夜未明に船の灯りに集まってきたという報告でした。真夜中に渡りをしているとは驚きの内容です。

 そこでヒメアカタテハの渡りについて何か手がかりがないものか、ネットで調べたところ、粟島にはヒメアカタテハが、畑があればどこにでもいた(2017年10月7日)という記事がありました(資料2)。沖合の小島にいた多数のヒメアカタテハは、渡りをしてやってきた可能性が大きいのではと思います。

 渡り鳥の観察ポイントになっている飛島(山形県酒田港から北西に39km)でも、アサギマダラのほかにヒメアカタテハがどっさり入っており、との表現で、渡りをする蝶として取り上げていました(資料3)。

 日本近辺ではヒメアカタテハがどこからどこに渡りをしているのか?これからの新知見の報告が楽しみです。

参考資料
1)大類雄一(2019) ヒメアカタテハの渡りを確認. やどりが. (263):33-34.
2)http://www.ybird.jp/nakano/index.cgi?mode=res_srh&no=463_201710
3)http://birder-yamame.air-nifty.com/bird/2008/10/20081017-19-e08.html

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5月前半の蝶

2019-05-18 09:01:00 | 
5月3日 
カラスアゲハ&ミヤマカラズアゲハ 相模原市緑区

ヤマツツジにカラスアゲハとミヤマカラスが来ていました。下から見上げて何とか撮影。


カラスアゲハ


ミヤマカラズアゲハ

5月8日 
ミヤマカラスアゲハ 山梨県

昇仙峡の渓流の傍で吸水しているミヤマカラスアゲハ、舞い上がったところです。


ミヤマカラズアゲハ

5月13日 
八王子市 ウスバシロチョウ、オナガアゲハ、アオバセセリ、スミナガシ、サカハチチョウ、トラフシジミを撮影できました。


ウスバシロチョウ

まだたくさん飛んでいました。


オナガアゲハ♂ オオムラサキツツジで吸蜜


オナガアゲハ♂ ミツバウツギで吸蜜

渓流沿いには多い種類です。ミツバウツギは山間部では咲き続けていました。


アオバセセリ ミツバウツギで吸蜜


アオバセセリ

この個体は比較的ゆっくりと飛翔、少しサイズが大。メスでしょうか。


スミナガシ

地面で吸水では絵にならない、と蝶愛好家2名が葉の上に止まらせて撮影。葉の上でも口吻を伸ばしていました。


スミナガシ


サカハチチョウ

翅形が丸みを帯び、橙色部分の面積が大きい。メスでしょうか。


サカハチチョウ

こちらはオスでしょうか。地面に止まることが多い。


トラフシジミ

今年の春型最後のチャンスにようやく出会えました。
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4月に初見の蝶たち

2019-05-06 14:27:00 | 
3月28日にギックリ腰を発症し、4月22日までは満足な探索ができませんでした。そのため、初見蝶との出会いが遅れてしまいました。

初見No.8 アゲハチョウ 4月7日 自宅周辺
 

写真は4月28日撮影

初見No.9 ルリシジミ 4月9日 近くの森

初見No.10 ツマキチョウ 4月9日 近くの森


写真は4月25日撮影

初見No.11 ツバメシジミ 4月15日 相模原公園周辺


写真は4月22日撮影

初見No.12 ウスバシロチョウ 4月22日 相模原市緑区の山沿い

3頭が巡回飛翔し止まらず、証拠写真しか撮れていません。

初見No.13 ジャコウアゲハ 4月23日初見 多摩丘陵



シャクナゲ付近で3頭が争い、残った1頭が吸蜜。♀は単独で産卵植物を探索していました。

初見No.14 ダイミョウセセリ 4月22日 相模原市緑区の山沿い



山沿い斜面の方が日当たり良好なのか発生が早く、近くの森では5月3日時点で未確認です。

初見No.15 キアゲハ 4月22日 相模原市緑区の山沿い



初見No.16 コジャノメ 4月23日 多摩丘陵



初見No.17 コチャバネセセリ 4月23日 多摩丘陵

初見No,18 コミスジ 4月23日 多摩丘陵



ホウチャクソウの葉に捉まり強い風に耐えていました。コミスジも5月3日時点で近くの森で未確認です。

初見No.19 ヒメウラナミジャノメ 4月23日 多摩丘陵

初見No.20 アオスジアゲハ 4月25日 近くの森



初見No.21 クロヒカゲ 4月28日 多摩丘陵

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新生蝶 その後

2019-03-21 14:42:00 | 
3月5日
松田町に河津桜を見に行った折に、スジグロシロチョウをナノハナ畑で見つけ、初見第3号になりました。


松田町さくらまつり


スジグロシロチョウ 初見No.3 松田町

3月8日
枝垂れ梅の咲く谷戸奥でベニシジミがナズナの花を次々に移動、初見第4号に。


ベニシジミ 初見No.4 多摩丘陵



3月13日
初めて立ち寄ったナノハナ畑にキタテハと一緒のヒメカカタテハに巡り合えました。初見第5号に。自分の初見記録(昨年の4月10日)よりも約1か月早い記録です。この冬は厳しい寒さがなかったので、この付近で羽化した個体ではないかと想像しています。今までの常識では、湘南地方などで春に羽化した個体が北に広がり世代交代して内陸の町田・相模原では秋頃に多くなります。


ヒメアカタテハ 初見No.5 多摩丘陵

話題の花粉光環を撮影して見ました。山道を歩くときは症状はなく、市街地では症状が出ます。自分には排気ガスの副作用説が当てはまるようです。


花粉光環

3月15日
ミヤマセセリが13日に初見第6号となりました。15日の写真を載せます。


ミヤマセセリ 初見No.6 多摩丘陵

3月20日

50mほど道沿いに咲くアセビを朝訪れると、テングチョウ、キタテハが活動する
場所から離れたところにコツバメが1頭吸蜜中でした。すぐに遠くに飛んだので一瞬のチャンスでした。初見第7号に。


コツバメ 初見No.7 多摩丘陵

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