四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

石神井公園(1)ボート池

2013-03-27 20:26:00 | 武蔵野
桜も満開で晴れの予想の昨日(3月26日)、石神井公園(東京都練馬区)を十何年ぶりで訪れました。ここは、小学校入学から就職するまで過ごした家から徒歩15分くらいで行かれる所です。

西武池袋線を石神井公園駅で下車。かつては地上駅でしたが、最近線路・プラットホームも駅舎も高架化されました。駅前のバス道路は、老舗の店もある落ち着いた街並みでしたが、雑然とした商店街に変貌したのは残念です。


石神井公園ボート池への下り道

十字堂という洋品店のあった十字路をそのまま清心幼稚園の方向へ進み、静かな住宅地の間をボート池の方へと下っていきました。これは、実家から石神井公園へ散歩する時によく通ったルート。昔と変わっていないのでホッとしました。
※石神井池と呼ぶらしいですが、昔からボート池と言っていたので、ここではボート池とします。


ボート池北側の散策路

ボート池に着くと急に視界が開け、釣りをしたり散歩したりの見慣れた光景が広がっていました。遊歩道の部分は、昔はボート池と並行して小川が流れていました。


遊歩道沿いの桜


遊歩道と中の島

ボート池の中程に中の島があり、2つの太鼓橋を渡って南側に行くことができます。


太鼓橋

南側の太鼓橋です。ボートを漕いでこの橋を潜ったことも遠い思い出です。


ボート池の光景(1)

この光景も繰り返し見たなあと思える光景で、眺めながら歩いていると不思議と気持が落ち着いてきます。


ボート池の光景(2)

2,30階建てのビルが見えるところは新しさが加わっています。


記念庭園

ボート池の南の方に、記念庭園があります。ここは、以前来た記憶のない場所でした。

石神井池(ボート池)は、元々上流の三宝寺池から流れる川と田圃だったところを堰き止めて作られた、幅50~100m、長さ約750mの東西に伸びる池で、1933年に完成しました。

続く

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里山もいよいよ春

2013-03-23 10:47:00 | 南多摩
3月22日、町田の丘陵地を歩きました。


枝垂れ桜

梅も終わり、アサザ池近くに枝垂れ桜が咲いていました。大泉寺の染井吉野は5分咲きくらいです。


カラスノエンドウ

谷戸の道端の南斜面には、ホトケボザよりも背を伸ばしてカラスノエンドウが花をつけていました。いよいよ里山も春ですね。


アカネスミレ

雑木林の笹斜面で咲くスミレ。側弁の基部に白い毛が見られるのでアカネスミレとしました。


ノジスミレ

小野路の栗林の林床には、タチツボスミレやムラサキハナナに混じって、色の濃いスミレが2,3顔をのぞかせていました。ノジスミレでしょうか。


ヒサカキの花

尾根道で、ヒサカキの花が咲いていました。
ヒサカキの開花は、越冬ウラギンシジミが飛び立った後に咲くというのが、僕なりの季節感となりました。


ミヤマセセリ♂

3月19日に初見していたミヤマセセリ。今出ているのは雄ばかりのようで、雌を探して飛び回り続け、たまに止まってもすぐに飛びたち、いやになります。昨日、ヒメオドリコソウに止まるのを1枚だけ撮影できました。


ムラサキシジミ♀

昨日は、10時40頃から11時40分頃にかけて、雑木林の尾根道を歩いていました。ところどころに陽だまりがあり、ムラサキシジミの日光浴姿に3回も遭遇しました。


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越冬明けのウラギンシジミ

2013-03-20 14:33:00 | 南多摩
3月19日

そろそろミヤマセセリが出現していないか、昨年目撃できた谷戸3箇所を訪問しましたが、空振りでした。その代わり、越冬明けのウラギンシジミ3頭に出会いました。


ウラギンシジミ

山道を歩いていると、陽だまりを白っぽい蝶がチラチラと舞い、照葉樹の葉の上に止まりました。枝をかき分けて撮影。雄か雌かを確かめたいと思い、飛んでもらいましたが、見失ってしまいました。


ウラギンシジミ♀

谷戸の大きなツバキにウラギンシジミが入り込んで好みの場所を探して止まりました。遠くでしたが、光の加減で翅の表が透けて見え、雌と分かりました。ツバキの蕾が一緒に写っています。

今年は、越冬明けウラギンシジミの目撃数が去年と比べてはるかに多いです。この冬は昨年ほど厳しい寒さではなく、また暖かな日が3月の早い時期に訪れた分、無事に越冬を完了した個体が多いのでしょうか。


ルリタテハ

同じ谷戸の空間をルリタテハが直径10mくらいの円を描き周回し、そしてクヌギの幹に止まりました。一度翅を開き閉じる。次に開いたタイミングを待ち撮影。この機会を逃すと、その後閉じたままになることが多いのですが、今回はうまくいきました。

アゲハチョウの美しい姿を見ましたが、ゆっくりと飛んでいき、撮影できませんでした。

6月頃の陽気でした。
最高気温:25.2℃(八王子)
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早咲き桜のニホンミツバチ

2013-03-18 09:23:00 | 相模原公園・北公園
3月16日、相模原公園のはるめき桜と菜の花に数は少ないですがニホンミツバチが来ていました。


はるめき桜とニホンミツバチ


菜の花とニホンミツバチ

菜の花に来ていたニホンミツバチには花粉だんごも付いていました。しかし、早咲きの桜にも菜の花にもセイヨウミツバチはまったく見当たりませんでした。

ここで、2011年のミツバチの状況を振り返ります。
おかめ桜に集まるミツバチ
ミツバチは春めき桜も好む
2011年、早咲きの桜が見頃だった3月20日~27日頃には、セイヨウミツバチがブンブンうなるほど蜜を求めに来ていました。
相模原公園のミツバチ
相模原公園の染井吉野が満開となったのは4月10日頃で、咲き終わった早咲き桜のセイヨウミツバチがそっくりそのまま染井吉野やネモフィラに移動した形になりました。その頃、セイヨウミツバチの巣箱がそう遠くないところに置かれているのも見ています。3月20日にはセイヨウミツバチ多数が見られているので、巣箱の置かれた時期は3月20日よりも少し前だったのではないでしょうか。

今年は、早咲きの桜が2011年よりも1週間以上早く見頃を迎えましたが、3月13日の時点でまだ巣箱は置かれていませんでした。セイヨウミツバチがいないため、ニホンミツバチが目についたようです。もうじき染井吉野が咲くので巣箱が置かれ、たくさんのセイヨウミツバチが登場するでしょう。
今見られるニホンミツバチは自然の中で細々と暮らしているものでしょうか。


おかめ桜とメジロ

おかめ桜にメジロとヒヨドリが来て、蜜を吸う姿が今年も見られました。

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河津桜咲く松田山へ

2013-03-16 20:12:00 | 西湘・箱根
3月15日、河津桜の咲く松田山西平畑公園(神奈川県西部)に行き、そのあと山道に入り、みかん園の中の農道をゆっくりと歩いてきました。


ベニシジミ

公園へと向かう道端の草地に、ベニシジミが挨拶をしてくれました。


ルリシジミ

公園に入ってすぐの人混み近くで見付けた、ルリシジミ♂。


河津桜と菜の花

公園の河津桜は、少し葉桜になりかけていましたが、見事でした。



公園から山道にさしかかる辺りの河津桜は、少し気温が低めのせいかちょうど見頃でした。



ハイキングコースの山道に入ります。


みかん園

森の中の道を抜けると、みかん園の農道がゆるやかなカーブを描いて続きます。時々蝶観察のためみかん園の草地で休憩。モンキチョウが現れ、地上20~30cmくらいの低い位置を保ちながら忙しなく周回するのを見ると、モンキチョウは近眼なのかな?と感じてしまう。モンシロチョウは、1mくらいの高さをふらふら飛ぶイメージ。どちらも♂の♀探索行動で止まらないので撮影困難です。




タチツボスミレとルリシジミ♂

川沿いの道端草地にタチツボスミレがまとまって咲き、そこにルリシジミがうまい具合に止まり花から花へ蜜を求めていました。新鮮な♂でした。


中澤酒造

帰り道に美味しい新酒の試飲をし、2本購入して帰りました。


ボーノ相模大野

3月15日、相模大野の北口にオープンしました。
旧商店街の一角を再開発したもので、ショッピングセンター、ノースモール・サウスモール、公共施設、マンションで構成されます。既存のステーションスクエア、伊勢丹に新たに加わる第三の大型商業施設。今のところ毎日2階の通路を通り抜けるだけで、混み合う店舗内にはまだ入っていません。

【追記:3月18日】
昨年は、3月22日でちょうど河津桜満開でしたが、今年は3月15日で河津桜は散り
始めで、昨年より季節の進み具合が大分早いと実感しました。昨年3月22日に見
かけなかったモンシロチョウ、ベニシジミ、ルリシジミを数頭目撃できました。
昨年思いがけなく目撃したヤマトシジミは見られませんでした。
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