四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

遊歩道に咲く花

2011-03-31 16:14:00 | 相模原・県央
3月30日、相模大野から中央林間までの遊歩道を歩きました。
自宅-林間公園-東林間-つきみ野-大和高校-中央林間駅



自宅近くを通る遊歩道を真直ぐ行くと小田急小田原線を横断し、林間公園を経て東林間に至ります。遊歩道沿いにたくさん白木蓮が咲いていました。保育園の先生が園児に「きれいに咲いているね」と教えているのでしょうか。白木蓮は少し離れて撮った方が暖かな色あいになるようです。



途中で見付けた赤い椿。雄しべが花弁状に変化したのか変わった形をしています。



シデコブシ(四手辛夷)もたくさん咲いていました。裏側から撮影。シデコブシは、東海地方にのみ自生する我が国固有種です。花弁は12~18枚。



コブシの幹の途中に白木蓮が接木されています。こういうのは、初めてみました。元々コブシと白木蓮は近縁種。調べると白木蓮はコブシの台木に接木して殖やすのだそうです。白木蓮は満開を迎えていますが、親のコブシは満開前でした。



東林間駅を過ぎた辺りで遊歩道は横浜水道道緑道(水道みち)と合流します。やがて、相模原市から大和市に入った辺りで見付けたアカシデ(赤四手)の雄花。雌花も同じ木の枝先に咲きますが、写っていません。



クリスマスローズ。



レンギョウ。この辺はつきみ野です。



中央林間の喫茶店の庭に咲くギンヨウアカシアの1種。





新たに別の種類のギンヨウアカシアが植えられていました。葉が独特の形をしています。



昼食の後、中央林間駅に向かうの住宅街を歩く。民家の庭先に咲くヒアシンス。



住宅街でオナガの10羽程の群れが電線に止まり、やがて民家の植木に1羽ずつ飛んで騒いでいました。やがて、道の向こうの高木に移り、しばらくして一斉に飛び去りました。オナガをじっくりと観察できたのは今日の収穫でした。

3月30日の天候:快晴、暖かい

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普段の土曜日

2011-03-30 15:47:00 | ノンジャンル
選抜高校野球もサッカーも被災地の方々をを元気づけることができたら、という思いで開催されています。

我々のBachのカンタータの合唱練習も震災後は中止でしたが、ようやく再開しました。被災地の方々へ思いを馳せながら、心のこもった合唱を目指したいと思います。

日中に練習する団体は電車さえ動けば練習できますが、夜間使用中止の会場も多く、練習を夜に行なう合唱団は再開の目処の立たない所もあります。



練習会場の自由が丘を後にして大井町線に乗り、終点の二子玉川で田園都市線を待つ。大井町線の終点は節電のため溝の口から二子玉川に変更になっています。二子玉川駅のホームから多摩川の流れを撮る。



その後、相模大野のジムに寄る。ジムも本当に久しぶりです。帰路、相模大野駅の跨線橋より西口再開発の工事現場を撮る。



公園に咲くコブシ。いつのまにか、知事選、市長選、市議会議員選が告示され、掲示板が置かれていました。

普段、当たり前のように合唱練習やジムを生活の中に取り入れていましたが、震災後はそれもできない状態でした。被災地の皆様には申し訳ない気持ちですが、久しぶりに普段の土曜日の生活に戻り、その有り難さを感じています。
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ミツバチは春めき桜も好む

2011-03-28 17:18:00 | ミツバチ
3月25日 
快晴、11時の気温は11℃、弱い南風



相模原公園のグリーンハウスは節電のため閉館中ですが、その近くにおかめ桜が8本あり、満開です。ミツバチはこちらにもそこそこの数が来ていました。



一番向こうの2本の木にはメジロが4,5羽来ていて、松田山の河津桜のメジロと同様人を恐れず熱心に吸蜜していました。



イベント広場を見下ろす芝生に植えられた早咲きの桜です。
左から春めき桜5本、おかめ桜1本、玉縄桜2本です。



写真右手前から春めき桜、おかめ桜、玉縄桜。
3月20日にはおかめ桜にミツバチが集中していましたが、25日にはどの桜の木にも多数来ており、特におかめ桜の隣の春めき桜(↓)に一番多く訪花していました。観察した時間は11時前後です。



20日の春めき桜は3~5分咲きでミツバチをあまり集めていませんでしたが25日には8分咲き位になり、ミツバチにとって魅力的な状態に変化したのだと思います。
推測ですが、5分~8分咲きになって、蜜の分泌が飛躍的に増えたのではないでしょうか。
20日と同様、体色と翅脈の状態から見て、ハチの種類はセイヨウミツバチです。

3月27日
快晴、11時の気温は11℃、風なし、暖かく感じる

グリーンハウス横のオカメザクラにミツバチが来ているのを見ながらイベント広場に行くと、25日と同様、おかめ桜とその隣の春めき桜2本に極めて多く来ていました。27日は日曜日。大勢花見に来ていましたが、皆「ハチがすごいね」と異口同音に感想を漏らしていました。

駐車場に植えられた14本のおかめ桜にも多数のミツバチが来ていました。駐車場の中央に植えられていて気温が芝生よりも高めのせいか、おかめ桜は散り始めていましたが、いまだミツバチを満足させるだけの蜜が残っていると思われます。

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ミツバチは寒さで退散

2011-03-24 15:08:00 | ミツバチ
3月23日

3月20日、相模原公園のおかめ桜にミツバチが多数訪れていました。雨が上がり晴れたので、その後の様子を観察にでかけました。



22日の雨が丹沢では雪になり、山並みが白くなっています。



相模原公園の駐車場に14本のおかめ桜が並んでいます。20日より開花が進みほぼ満開の状態でした。
公園には日が照っています(10:30)。西側の木から見てみると、1本目と3本目にはミツバチが多数来て少しブンブン唸っている状態でした。1,3本目は枝ぶりが混み、花が密集しています。枝が混んでいる木は合計10本でしたが、ハチはそのうち2本に集中していました。枝の空いている4本のハチは少数でした。
一巡して1本目に戻ると、先ほど多数訪花していたミツバチはほとんどいなくなっていました(10:43)。その頃には太陽に雲がかかり、気温が下がってきたのでミツバチは退散したのかもしれません。



早咲き桜の並ぶイベント広場に来ました。左から玉縄桜、おかめ桜、はるめき桜です(手前の花の少ない木は除く)。
日が影って北風が吹き、ミツバチは来ていませんでしたが、10分位の間に、20日にミツバチが集中していたおかめ桜にヒヨドリとメジロが1羽ずつ来ました。やはり、おかめ桜はハチにも鳥にも好まれる何かがあるようです。
そこで花を舐めてみたところ、花一つではほんのり甘い程度で、玉縄桜、おかめ桜の味の違いは分かりませんでした。匂いは、いずれの桜もあまり感じられませんでした。

駐車場のところに戻ると、西から6本目のおかめ桜の木にメジロが6,7羽来ていました(11:30)。この木は枝が混んでいますが、10時半に見たときにはミツバチがあまりいなかった木です。

今日感じたのは、ミツバチやメジロはおかめ桜を好むようだということです。遠くから飛んで来るわけなので、花を視覚で見つけ、蜜源として優れていることを仲間に教えて集まってくるのではないかと思います。
では、14本のうち2本に集中したのはなぜか?
ミツバチは14本のうちどの木に止まってもよいのですが、仲間を呼ぶ習性でたまたまその時間に花が密集した2本の木に集まっていたのではないでしょうか。
メジロも群れで行動するのでたまたま6本目に来ていたのでしょう。



針葉樹の下の枯葉の落ちている地面でマヒワ(♀)が3羽あちこち歩き回っていました。写真では種子のようなものをくわえているようです。手許の図鑑ではあまり地面に下りないと書いてありますが、逃げもせずに地面を歩いて熱心に餌を探していました。



見本庭園に咲くアケボノアセビ。



花桃の木で何羽かのシジュウカラが争っており、道を挟んで反対側の染井吉野の木に逃げた1羽をもう1羽が追ってバタバタ喧嘩をしていました。

天候(10~11時):晴れのち曇り、9℃

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ニホンミツバチかセイヨウミツバチか?

2011-03-23 14:08:00 | ミツバチ
-----3月22日掲載の「おかめ桜に集まるミツバチ」より続く-----

日本で見られるミツバチには、日本に古来より生息するニホンミツバチ、養蜂の目的で輸入されたセイヨウミツバチの2種類が知られています。ニホンミツバチは体色が黒っぽいのに対してセイヨウミツバチは黄色いという違いがあります。

菜の花や早咲きの桜に集まるミツバチはどれも黄色っぽい色調でした。このことからすると、セイヨウミツバチと思われます。
おかめ桜で蜜を求めるミツバチの拡大写真です。



ニホンミツバチとセイヨウミツバチをより確実に識別するには、後翅の翅脈のパターンを見るという方法も知られています(たとえば菅原道夫氏のHP参照)。
ニホンミツバチの後翅の翅脈
には分岐が見られますが、写真のミツバチでは該当する場所に分岐が存在しません。このことからも、集まっていたミツバチはセイヨウミツバチであることが確認できました。

養蜂が盛んだった頃はセイヨウミツバチが増え、競合するニホンミツバチが平地から姿を消し山奥に潜む時期もあったそうですが、養蜂があまり行われなくなった近年、ニホンミツバチが再び公園や庭で見られるようになったとのことです。
しかし、ニホンミツバチは野生で系統維持できるのに対し、セイヨウミツバチはオオスズメバチの襲撃への対抗手段を持たないので養蜂の下でしか暮らせず野生で生き伸びることができません。では、セイヨウミツバチはどこからやってきたのでしょうか。

この辺の養蜂業者の所在地を調べたところ、相模原公園との直線距離6.9kmの町田市下小山田町が一番近いところでした。しかし、セイヨウミツバチの飛行距離はせいぜい半径2kmと言われているので、7km先からあれだけ多数のハチが飛んで来るとは考えにくいと思います。
まとまった数のセイヨウミツバチが来ることを考えると、もっと近隣の農家などに養蜂業者の委託を受けた養蜂場所があるのかもしれません。


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