四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

西伊豆へ(1)

2014-01-28 13:13:00 | 伊豆
1月22日~24日、西伊豆を歩いてきました。
22日のコース:修善寺=(堂ヶ島行きバス)=安良里--今山遊歩道--田子漁港


海鮮料理「よこ田」

安良里(アラリ)バス停で下車し、海鮮料理「よこ田」で海鮮丼をいただく。これから今山遊歩道を歩いて田子漁港まで行くつもりだと話すと、店の若い店員から「猪が出るかもしれませんよ」と心配されましたが、騒がなければ大丈夫と決め出発。


安良里漁港(12:34)

安良里漁港は、入江にあり、とても波が穏やか。風待ち港として知られ、昔はイルカ漁も盛んだったとのことです。入江をグルっと回り、対岸から山道の登りに入る辺りで、地元の男性からも「猪が出るかもしれませんよ、上り下りのきつい山道ですよ」と忠告をいただきましたが、行く気持ちは変わりません。


黄金崎(13:48)

登り口から急な坂道のアップダウンの連続でしたが、時折り下方に海が見えました。しばらく進むと、北の方角にある黄金崎(手前)や恋人岬が見え、海岸線から随分登ってきたのが分かりました。


東屋(14:25)

今山遊歩道の終点付近で急に視界が開け、そこに東屋がありました。ものすごい急斜面が海まで落ちています。途中にはアロエの花も咲いていますが、潮風に煽られて樹木が枯れ、草もあまり見られません。東屋の手前の裸地では、新たに芽生えたツワブキが点在し、タチツボスミレが見られる程度です。これらは、塩害にもめげずいち早く芽を出す種類でしょうか。


水平線

西伊豆町観光協会から取り寄せた「夕陽日本一 西伊豆町 ふらっとまっぷ」に「ここに立つと地球が丸く見えます」と案内されているとおり、水平線が緩やかな弧を描いていました。


弁天島・尊之島・燈明ケ崎

ここから南の方角には、田子漁港の沖合に浮かぶ弁天島(樹木の陰)、尊之島と24日に歩く予定の燈明ケ崎方面が見えています。


キダチアロエ畑と田子方面(15:07)

東屋のすぐ先からは、車1台が通れる程の舗装道となり、緩やかな下り道になりました。道沿いには朱色の花が見頃のアロエ畑が続き、眼下には雄大な青い海が広がって実に気持ちの良い散策路です(本来は、地元の人達の生活道路ですね)。
写真のアロエ畑で、年配のご婦人がキダチアロエの収穫を行なっていました。ご挨拶すると、そこにある木製の椅子に我々を招いてくれ、自分用の八朔の半分を分けて下さる。この地のアロエ粉末工場を見学したことがあったので、お世話になった社長のお名前を告げると、「そこにもお納めしています」とのことでした。懐かしい!
対岸に本日宿泊の田子(タゴ)の集落が見えます。


田子漁港(15:51)

大分日が傾いた頃、目的地の田子に到着しました。

※「夕陽日本一 西伊豆町ふらっとまっぷ」は、西伊豆町観光協会HPからもダウンロード可能。現地の店やホテルでも入手できますが、予め取り寄せたほうが便利。
交通機関の状況も運休等多いので事前問い合わせの要あり。


※カメラ:FUJIFILM DIGITAL CAMERA X-S1
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河津桜祭り

2013-03-05 09:53:00 | 伊豆
2月28日、河津桜まつりへ。

今井浜海岸駅で下車して海岸を歩き、河津へ向かいました。


今井浜海岸


浜橋より

一番海岸寄りの浜橋から上流方向を見たところです。三分咲き位です。



川沿いに川上へ。幼稚園児も遠足に来ていました。


セイヨウミツバチ

菜の花には早くもセイヨウミツバチがあちこちで元気に蜜を集めていました。後ろ脚には大きな花粉だんごが付いています。神奈川でも早咲きの桜がもうじき咲き始め、ミツバチの季節がやってきます。もう開花したかも。


かじやの桜

民家に「かじやの桜」と名付けられた樹齢40年の河津桜が植えられ、庭を公開していました。奥様が親切に説明をしてくれました。枝が大きく広がり立派な枝振りでした。満開になると見事でしょうね。



低く張り出した枝では開花が進んでいました。


河津桜原木

河津桜は、昭和30年(1955年)に発見されたもので、これが樹齢約60年の原木です。


原木の案内板

この案内板に詳しく原木の由来が書かれています。


切り干し大根づくり

畑では切り干し大根を干しているところが見られました。手前は、干し始め、向こうには乾燥の進んだものが吊るされています。
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爪木崎の日本水仙

2013-01-30 15:53:00 | 伊豆
1月25日の未明、伊豆高原の宿の外ではビュービューと強風が吹き、朝方も木々が大きく揺れていましたが、爪木崎へ。


坂道より

前回同様、爪木崎の1つ手前のグリーネリア前でバスを下り、眼下に見える九十浜へと下る。


九十浜

風の来ない入江の海は、凪いでいました。


爪木崎灯台より

岬の下の海は、強風で荒々しく波立っていました。今回は遠望がきかず、伊豆の島々はくっきりと見えませんでした。


野水仙群生地

昨年も同じ頃に来ましたが、東寄りの潮風による塩害で水仙が壊滅状態でした。今年は塩害もなく、7分咲き。斜面の上の方の花が西からの風でなびいていました。 


キビナゴ販売

キビナゴを天日干しにして販売していました。七輪で焼いても風に煽られなかなか焼けないので試食はできず。


爪木崎水仙群生地の全景

強風でしたが、日中は少しは風も収まり、ここに来ると決めてよかったと思います。
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城ヶ崎自然研究路を歩く

2013-01-27 11:02:00 | 伊豆
冬の楽しみのひとつは、海岸歩きです。
城ヶ崎海岸自然研究路を2010年12月の時と逆コースで歩くことにしました。
城ヶ崎海岸駅--蓮着寺--城ヶ崎自然研究路--八幡野港--伊豆高原駅


宿から見た大室山(1月24日)

朝起きると、昨夜の雨で大室山はうっすらと冠雪していました。


蓮着寺

城ヶ崎海岸駅から海岸線まで下りの道を歩き、蓮着寺にお参り。



門脇崎灯台方面

自然研究路を歩いてすぐの崖から北の方角の眺め。昨冬に歩いた城ヶ崎ピクニカルコース方面が向こう側に見渡せます。先端は門脇崎灯台。


いがいが根

いがいが根は、岩石が広がる開けた場所で、前回同様、数匹の猫が住み着いていました。毛並みは良好です。釣り人が魚をあげているのでしょうか。写真にも釣り人あり。遠方に霞んだ伊豆大島が見えます。


こさいつな(手前)とおおさいつな

安山岩質溶岩が冷えて固まりできた柱状節理で、海岸の各所で見られます。


別の柱状節理

前回は見逃していた柱状節理。断面は五角形とも言われますが、実際は四角形、五角形、六角形などが組み合わせになっているようです。向こう岸の柱状節理は、他と異なり美しい曲線を描いていました。


歩道風景

クロマツの下の歩道には枯れた松葉が積もり、樹下の低木はマサキ。こちらのマサキの葉は大きく丸く、住宅街の垣根で見るものよりよく育ち健康的に見えました。

魚付保安林について(伊東市設置の案内板より)
城ヶ崎の海岸林は、森林法によって保安林に指定されています。ここ城ヶ崎の保安林は魚付保安林と呼ばれています。海岸に森林があると魚が海岸近くに寄り付きやすいとされていることから、沿岸漁業の保護を目的としています。この付近には、ぶり・そうだかつお・ぼら・あじなど多くの魚が回遊しており、昔から沿岸漁業が盛んに行なわれています。
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熱海梅園

2012-02-28 16:22:00 | 伊豆
一日だけ春のような日に、日本で一番早咲きといわれる熱海梅園を訪れました(2月24日)。
熱海梅園は、明治19年の開園。4.4haの公園に58品種、464本-早咲き264本、中咲き106本、遅咲き94本が植えられています。


入り口付近の八重紅梅


紅冬至


香浮橋付近の梅園風景


大盃





バルボゴディウム

スイセンの原種系の1種。梅園の日当たりの良い土手で、小さいラッパ状の花を可憐に咲かせていました。

今年の梅の開花は、20年ぶりの冬の寒さが続いて1ヶ月以上遅れており、水戸の偕楽園や小田原の曽我梅林ではようやく開花が始まったばかり。さすがにここ熱海梅園は早く、早咲き種が5分咲きの状況でした。

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