四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ムクドリの塒入り

2014-01-17 20:06:00 | 
1年ぶりのムクドリの塒(ネグラ)入りの観察です。

昨年は、2月下旬に観察しました。
→その記事はこちら
その頃の塒入り時刻は17時40分頃でした。通りかかった犬の散歩中の女性に聞いたところ、ムクドリの大集合は1月下旬頃から始まったとのこと。


1月17日 16時35分

今年も夕暮れ時に現地へ向かいました。道路左側の奥に竹藪が見えます。カラスが3羽、北の方へ帰るところでした。ヒヨドリが竹藪に5羽入り、啼き声を発す。ムクドリが登場したのは16時40分頃からでした。10羽~20羽位のグループであちこちから集まってきました。


16時52分

100羽以上の集団が高木に到着しました。ちょうどこの頃が日没時刻(東京:16時53分)です。


16時57分

高木にはさらに小集団が次々に到着し、500羽程度の大集団を集結完了。大きい声で啼き交わし、枝から枝へ飛び移るものもいました。大集団での空の旋回飛行が見られる日もあったのですが、今日は見られませんでした。一部のムクドリが竹藪方面に偵察に来るようでした。


17時05分 東の竹藪

いよいよ竹藪への塒入り開始です。


17時06分 西の竹藪

10m程離れた西の竹藪への突入風景です。塒入りは、じっくりと撮影する暇もなく、1,2分で終了です!


17時07分

竹藪の中に入ってもムクドリたちは大騒ぎで、一部が竹藪の外に姿を現せ興奮状態を呈していました。


17時17分

しばらく啼き交わしていましたが、17時17分頃に啼き止みました。ここで一夜を過ごします。

.....☆.....☆...☆.......

実際には、1月初旬には大集合が始まっていました。

1月04日 日没16時41分  塒入り16時49分
1月12日 日没16時48分  塒入り17時01分
1月17日 日没18時53分  塒入り17時05分

竹藪の中でヒヨドリとムクドリがハチ合わせになる事態はまだ見ておりません。一旦竹藪に入ったヒヨドリが竹藪から去ってからムクドリが塒入りしているようにも見えます。この点については、さらに確認が必要だと思います。

いつまでムクドリの大集合が続くのか、時々チェックに来ようと思います。大集合のスタート時期の確認は、次の冬に持ち越しです。
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越冬キチョウの探索へ

2014-01-16 21:06:00 | 南多摩
今朝は都心でも氷点下の気温となり、八王子でも最低気温-5.2度を記録しました。そこでウラギンシジミの様子を見に行ったところ、全員無事でした。現地付近の11時半の気温は7.4度でした(1月16日 町田市)。


ヒサカキ葉裏の越冬ウラギンシジミ

右上は♂、その他3頭は♀です。11月中旬から3月中旬までが越冬期間ですから、今ちょうど折返しの時期に当たります。今朝はこの冬初めて-5℃以下を記録しました。最低気温が-5℃以下の厳しい寒さの日が連続しないよう祈るばかりです。

今日はそのあと秩父の蝶のtef_teffさんやしょうちゃんの雑記帳のshouchanさんに触発されて、越冬中のキタキチョウ(以下キチョウ)を探索したいと思い、一昨年の11月末に複数のキチョウが葉裏に隠れたり出てきたりするのを観察した場所を訪問しました。


斜面1

ここが、数頭のキチョウが葉裏に出入りしていたのを目撃した場所です。南側には田んぼがあり、風が遮られ暖かく感じられます。笹薮の地面付近がきれいに刈り取りされている点、キチョウの越冬には不利でしょうか。延々と探しましたが見つかりません。


斜面2

谷戸に広がる畑から1段上のゆるやかな斜面の林縁です。以前、キチョウが飛んでいたのですが見当たりません。風が通り抜けるので少し気温が低いのかもしれません。


斜面3

休耕田の縁に当たる笹薮斜面です。ここは湿気が保たれる点は越冬に有利だと思うのですが、笹の茎が密に生え、キチョウの入り込む空間が少ないようです。

今日は成果なしでした。また出直したいと思います。


尾根道

まだ足を踏み入れていない尾根道を見つけました。春になったらミヤマセセリやヒオドシチョウなど現れそうな気がします。
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ムクドリの塒入り

2014-01-12 21:07:00 | 相模原・県央
昨年2月下旬にムクドリの塒入りを観察しました。→その記事はこちら
その頃の塒入りは17時40分頃でした。通りかかった犬の散歩中の女性に聞いたところ、ムクドリの大集合は1月下旬頃から始まったとお聞きしました。そこで、実際には何時頃から大集合と塒入りが観察されるのか調べることにしました。キッカケは、正月から再スタートした一日一万歩の歩数稼ぎです。

1月4日

16時46分

三日月がきれいな日暮れ時でした。現地に着くと、ムクドリの群れが周回していました(16時46分)。


16時49分

塒入りを撮影する暇もなく、ほとんどが竹藪に入ってしまいました。写真は、一部取り残されたムクドリです。
実際にはもっと早い時期に竹藪での塒入りが始まっていたことになるので、スタート時期の確認は今年の12月に再度調べることに。

1月12日

16時24分

今度は、竹藪に夕日の当たる頃に現地に到着。まだムクドリは見えず、竹藪に2,3翅のヒヨドリが入って騒いでいました。


16時44分

16時30分頃からムクドリの10数羽単位の小集団がいくつか飛来し、電線に止まったり木の梢に止まったりしていましたが、一旦すべてが去りました。


16時50分

16時50分頃、大集団がやってきて空をグルグルと周回。


16時51分

一部が電線に集結。


16時58分

16時53分、高木の枝に約500羽が鈴なりに止まり、賑やかに声を上げていました。大集合の挨拶を互いに交わしているようです。


17時01分

高木から一斉に2箇所の竹藪近くの電線に集結し、その後あっという間に2箇所に別れての塒入り完了となりました。日の入りの関係で、昨年2月下旬の塒入りよりも約40分も早いですね。


17時04分

大騒ぎ中のムクドリ。興奮した個体の一部が外に出ています。騒ぎは17時10分頃に納まってきました。気が付くとシンシンと冷えてきました。

今年は定期的にここに来て、いつ頃まで竹藪への塒形成が続くのかも確認したいと思います。

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新春の江ノ島を歩く

2014-01-11 16:07:00 | 湘南
昨日(1月10日)、鎌倉古道を歩く会の企画で、江ノ電江ノ島駅~江島神社~龍口寺~小動神社~満福寺を歩きました。曇りで冷たい風の吹く、この冬一番の寒い日で、スタート時には小雪も舞いました。


江ノ島神社

江ノ島弁天橋を渡り、江島神社の辺津宮をお参りしました。


富士山

江ノ島弁天橋を戻る頃、湘南海岸の方の雲が切れて富士山が見えました。左の方は、雪雲が被っています。


セグロカモメ

冬鳥です。4月頃、シベリア方面に渡っていきます。カモメ類は、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメなど種類が多いですが、嘴の色・斑紋、背中の羽の色、脚の色などを頼りに見分けます。
トンビとハシブトカラスが向い合うツーショットは逃しました。


龍口寺

日蓮上人が死刑に処せられようとしたが、奇跡的に死罪を免れた霊跡に日法上人が祖師像を安置した草庵が龍口寺の始まりといわれています。


龍口寺の五重塔

この五重塔は、神奈川で唯一の五重塔。関東大震災で15cm捻れたとのことです。


龍口寺山門の彫刻


小動神社(コユルギジンジャ)

文治年間(1185~89)に源平合戦で活躍した佐々木盛綱がここの小動山に登り、風光と小動の松の音に感激して、近江・八王子宮を勧請したのが始まりといわれています。


小動岬より江ノ島方面

小動岬は、太宰治が心中未遂事件を起こした所としても有名。


満福寺(15:57)

奈良時代、聖武天皇の頃に造られたと伝えられています。平家を滅亡させた義経が鎌倉入りを止められた折ここに滞在し、頼朝に書状(腰越状)を認め送ったが、頼朝に受け入れられなかったとのことです。

満福寺でこの日初めて明るい日の光が射してきました。大分太陽が西に傾いていますが、年末よりは少し日が長くなりました。

最高気温:6.0度(辻堂)
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年末のムラサキツバメ

2014-01-07 10:33:00 | 相模原・県央
ムラサキツバメが昨年12月に我が家の庭に初めてやってきました。遅ればせながら書き留めておこうと思います。


ムラサキツバメ♀ 12月5日 8:57

妻がベランダで洗濯物を干している時に、ヤツデ付近で見つけました。駆けつけた時には、椿の葉上にいました。



庭のヤツデの花で吸蜜しています。この強い独特の臭いに惹きつけられてやって来たのでしょうか。



ヤツデの葉上で翅を開き、日光浴。


9:08

今度は日光浴しながら、すぐ下の花に口吻を伸ばして吸蜜しています。食事と日光浴を同時にするのを見たのは初めてでした。


10:15

枯れかけたハクモクレンの葉上で休止しています。ムラサキツバメがよく越冬場所に選ぶような環境です。もっとも、ハクモクレンは真冬に枯れて葉を落としてしまいますから、居続けたとしても引っ越しする運命ではあります。

その後見失いましたが近くをトラックが通過した時にもう一度飛ぶのを見ました。翌日には見られなくなったので、別の場所に移動したようです。同じ日にグリーンカーテンのフジマメにウラナミシジミも飛来。これが庭での蝶の見納めとなりました。

ムラサキツバメ
食草はマテバシイ。200m程の距離の緑道にマテバシイがありますが、どこから飛来したのかは分かりません。暖冬化により近年関東地方に進出してきた蝶の一つですが、ここ相模原の寒さでは越冬できるかどうかかなり厳しそうです。太平洋岸など温暖な地方で成虫越冬し、世代を繰り返して内陸にも分布拡大し、秋になって相模原でも見られるようになるというのが実情かもしれません。


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