日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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「築地は守る」どこに?──知事答弁は、後づけの理由をのべるばかり

2019-03-04 | 東京都政・都議会のこと

 4日、築地市場跡地の有償所管換を、2018年度最終補正予算に計上した問題で都議会経済・港湾委員会で、小池知事と一問一答が行われました。

 日本共産党都議団は、あぜ上都議と尾崎都議が徹底追及しました。

 インターネット中継の録画はコチラから見ることができます。
 ↓↓↓↓↓
 https://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video/190304.html 

 知事の説明を聞くにつれ、とにかく「すり替え、ごまかし」ばかりだという印象です。

 

 あれこれ言いますが、2017年6月に出した基本方針と、2019年1月に発表した「築地まちづくり方針(素案)」との間には、明確な乖離があります。その間を埋め合わせるように「あとづけ」で辻褄を合わせようとしているとしてか思えません。

 

 知事は、核心部分について問われると真正面から答えることはありません。

 例えば、基本方針は「誰がつくったのか」という問いには「様々な〜」と言って答えませんでした。

 都庁幹部には口頭報告で、作成過程については行政文書としては何も残っていないということも明らかになりました。

 

 「築地は守る」と知事が述べたことがことの発端です。

 基本とは「物事がそれに基づいて成り立つような根本」、方針とは「進んでいく方向。目ざす方向」(広辞苑)とあります。方針転換にも関わらず「大きな方向性は変わっていない」ということは許されないことは明らかです。

 

 さらに基本方針にはある「仲卸の目利きを活かし たセリ・市場内取引を 確保・発展」についても「築地まちづくり方針(素案)」のどこに書いてあるかと聞けば、それには真正面から答えず延々と別のことを答弁しました。書いていないことも認められないというのは重大な問題だと思います。

 

 「築地を守る」という方針が変わっていないというのであれば、しっかりと築地を守るような案を市場関係者や広く都民の意見も聞いて、「築地まちづくり方針(素案)」は再検討すべきです。

 今回の補正予算で決めてしまおうというのは、あまりにも拙速なことは明らかです。

 

 

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