池川友一を育てたもの①～友一という名前

　池川友一は、１９８５年２月１３日。３人兄弟の長男として、３０８０㌘で生まれました

　おなかのなかで相当元気だったのでしょう。逆子だったこともあり、生まれてきたときにはへその緒がクビに３重巻き。へその緒は伸びきっていて「あと少しで切れていたかもしれない」と言われたそうです

　名前の友一両親が大学時代にお世話になった「友一さん」から名前をいただき、「友」だち「一」ばんという思いが込められている名前で、私はとても気に入っています

　生まれてから４歳まではキャベツ畑にかこまれた練馬区で育ちました
　よく近所の公園に出かけては砂場で砂を食べていた幼少時代。なんと、１歳半前にははっきりと話しはじめ、まわりの大人はびっくり。このころは、全国バス図鑑をずっと読んでいて、「これは○○観光バス」「こっちは△△バス」と暗唱していたそうです。
　家の近くには、いわさきちひろ美術館があり、幼いながらに絵を見た記憶があります「乳幼児の顔を描きわける」といわれるほど、子どもの絵をたくさん描いた人です。いまでも、いわさきちひろさんの絵を見ると、心が落ち着きます。

　その後、曾祖母が亡くなったことをきっかけに、母が育った杉並区に引越し、大学卒業まで過ごしました。
　保育園に通っているとき、大好きだったのは大相撲の中継
　帰ってくると真っ先にテレビをつけ夢中になって相撲を見ていました。小学校の低学年くらいまでは、「将来は絶対に相撲取りになる」と思って、家の近くにあった相撲部屋にも見学に行き、母に手づくりまわしをつくってもらい、弟や友だちと相撲を取っていました

　小学校に入り、１年生の終わりのころ。通っていた学童クラブや学校の放課後は、友だちと毎日のように野球に明け暮れていました

　日曜と休日は野球漬けの生活で、自転車で杉並区を駆けめぐりました小学校６年生のときに区大会で優勝地元の野球部はじまって以来の大快挙でした
　中学校に行っても野球部３年生のときにはキャプテンになり、野球少年の８年間を過ごしました。

　また、両親に連れられて、保育園のころから杉並ぞうれっしゃ合唱団にも参加をしていました
　ぞうれっしゃは、第二次世界大戦中、日本では動物園から動物がいなくなり、戦後に子どもたちが「ぞうが見たい」と子ども議会で話しあい、東京から名古屋の東山動物園までぞうれっしゃを走らせたという実話を、合唱構成にしたものです

　この合唱には、当時の子どもたちの気持ちが如実に描かれています。そこには、平和な社会で生きたいという子どもたちの願いがあります。合唱コンサートのなかでは実際に戦争体験や被爆体験を聞く機会もありました。
　一番下の弟が生まれた日、湾岸戦争が勃発。こういう体験をしたことで、幼いながらに「戦争はいやだ」と、平和への思いを強くしていきました

　（つづく）

　※「池川友一を育てたもの」は、不定期で連載をしていきたいと思います。

┏┓池川友一（日本共産党　市議会議員予定候補）
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