川上村視察①～国立天文台野辺山

　１０月２５日～２６日の２日間、長野県川上村へ視察に行きました。

◆国立天文台野辺山へ

　川上村に行く前に、国立天文台野辺山へ。大学共同利用法人自然科学研究機構の国立天文台のうち、野辺山では宇宙電波観測と太陽電波観測をおこなっています。

　宇宙や太陽は、不思議がたくさんありますが、その不思議を日夜の研究によって解き明かそうという研究所です。

◆さまざまなアンテナがたくさん

　奥の大きいのが４５メートルの電波望遠鏡。「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大とのこと。ブラックホールの存在を世界で初めて証明した電波望遠鏡なのです。

　直径８０センチのアンテナを８４台使い、直径５００メートルに相当する解像力を実現。

　おもしろかったのはこの線路のようなもの。実は、アンテナ専用の移動台車を使って直径１０メートルのおもに天体を調査するミリ波干渉計を移動させるためのものです。

◆１１年周期の太陽の黒点が出てこない？

　詳しいことは、専門家の方に聞くのがよいと思いますが、太陽は１１年周期で運動をしているというのがこれまでの統計であきらかになっています。しかし、その１１年周期にあらわれるはずの黒点が出ず、出てもすぐ消えてしまうというのです。

　これが地球に住む私たちにどういう影響を与えるのかは、定かではありませんが一説には地球の温度が下がるのではという説もあるとのこと。

　この研究所で撮影された画像は、インターネットを活用して世界中の人たちに情報公開され研究が進んでいるということです。そのアクセス数は年間１０００万件というから驚きです。「未知」の分野ですが、好奇心を掻き立てられる分野でもあります。

（つづく）

┏┓池川友一（日本共産党町田市議会議員）
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