日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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町田市の国保税値上げ問題──国保運協に提出しされた資料に決定的な間違いがあった

2016-09-02 | 町田市政・市議会のこと

 町田市における2年連続の国民健康保険税値上げ問題について、情報に接した市民のみなさんから「冗談じゃない」という声が寄せられています。

 今議会では、佐々木智子議員が国保問題について質問しますが、提出を求めた資料が二転三転しました(つまり間違えていた)。

 「どう計算しても、市が提出した資料のようにはならない」ということがわかり、党市議団の中で原因を追跡してみると実は町田市国民健康保険運営協議会に提出された資料自体に間違いがあったことが発覚しました。

 2年連続の国保税値上げを決めた国民健康保険運営協議会に提出した資料に誤りがあったのです。

 この資料は国民健康保険運営協議会規則の第10条「議長は、議事に関して必要と認めたときは、市長または関係職員に対して説明を求め、または関係資料を提出させることができる」という規定に基づいて提出された資料です。

 具体的には、市長から国民健康保険運営協議会に「諮問」された税率に基づいて試算されたモデルケースの税額が、実際の額よりも低くなっていました。

 国民健康保険の税額の算出方法は複雑です。そのため、その場で税率を当てはめて計算することは現実的ではなく、どの程度の負担額になるのかをモデルケースとして示すことが議論するには不可欠です。

 つまり、国民健康保険運営協議会の委員の方々は、このモデルケースを見てどの程度の負担増になるのかを確認したことになります。

 そのモデルケースの試算が間違っていた(実際よりも低く算出されていた)のです。

 国民健康保険運営協議会では、2年連続値上げ案は賛成多数で可決しました(議会選出の委員は、結論を出すべきではないと主張)。

 昨年、国保税が値上げされた際に、条例に賛成した自民、公明の議員からも「厳しい声がある」「低所得者へのインパクトが大きい」という声が出されていました。

 国保税の値上げというのは、国保加入者のみなさんの生活に直接的な影響を与えるものです。国保加入者の所得が減り続けていることは、町田市も認めているところであり、生活実態から見ても国保税の値上げは生活を壊すことにつながります。

 国民健康保険運営協議会の議会選出である、日本共産党の細野りゅう子議員は「もう一度協議会を開き直すべきだ」と求めています。

 この問題は、資料が間違っていたということに留まらないと私は思います。まずは、7日に行われる佐々木議員の一般質問に注目です。

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