ウルトラマン型ではなく、アンパンマン型の市長が必要だ!(ウルトラマンが嫌いで、アンパンマンが好きという話ではありません)
町田市では、2月13日告示、20日投票で町田市長・市議会議員選挙が行われます。
市長選には、現職の石阪丈一氏、自民党前都議の吉原修氏、前都議で維新の会公認の奥澤高広氏、6党(立憲、共産、れいわ、社民、ネット、緑)推薦の清原理氏などが立候補を表明しています。
日本共産党は、市民と野党の共闘で清原おさむ氏の勝利のために力をつくします。
このポスティングでは、どういう市長が必要なのかについて書いていきたいと思います。
このブログを書くにあたって、市議会議員時代に聞いた高知大学の阿波谷敏英先生の地域医療についてのお話を参考にしています。(ウルトラマンとアンパンマンはどちらが救世主なのか→https://blog.goo.ne.jp/u1_ikegawa/e/9cea15ff72f9d5a25fe03f459fbd9204)
■ウルトラマンとアンパンマン
ウルトラマンとアンパンマンの特徴をざっと見ていきます。
<ウルトラマン>
- ウルトラマン一人が圧倒的に力がある
- 科学特捜隊とは話をしない(コミュニケーションがない)
- M78星雲からやってきてまた帰っていく
- なんとなく悲壮感がある
- 怪獣とのたたかいで街が大きく壊れる(再生はしない)
<アンパンマン>
- 地域住民と等身大
- 困っている人たちからとにかく話を聞く
- 平和なときも、その辺をウロウロしている
- 大技がないが、環境にもやさしい
- 強力なバックアップ(ジャムおじさん)、苦楽をともにするスタッフ(食パンマン、カレーパンマン、メロンパンナちゃんなど)がいる
特徴は、ざっとこんなところでしょうか。
■自治体のトップは巨大な権限がある
ウルトラマンとアンパンマンの話は少し置いておきます。
自治体のトップである首長は、巨大な権限を持っています。
巨大な権限を持っているからこそ、その権限を振りかざすばかりでなく、その自治体の住民との対話し、意思決定をしていくことが求められていると思います。
そして、自治体で働く職員の方々との対話が重要です。
「この街に人を呼び込んでくる」──首長選挙になると、こういう主張をする候補がいます。地域経済を活性化することは当然必要です。
しかし、いま暮らしている人を大切にすることが最優先であり、呼び込んでくることに力点が置かれれば、目立つことや新しいことばかりに走ってしまい、住んでいる人たちの生活の質は二の次になる可能性もあります。
地方自治体の役割は「住民の福祉の増進」(地方自治法)です。
とりわけ、困っている人たちにとって頼りになる自治体であることが必要です。
このコロナ禍のもとで、「困った時に自治体に相談してみよう」と思った方がどれだけいたでしょうか。新宿や池袋の困窮支援の現場では「福祉だけは二度とお世話になりたくない」という言葉を幾度となく聞いてきました。一旦相談に行ったけれど、その時の自治体の対応で「二度といきたくない」となったいうことです。
巨大な権限は、市民のいのちや暮らしを守るためにこそあるのだと思います。
■住民とのコミュニケーションが大事
ウルトラマンとアンパンマンの話に戻ります。
ウルトラマンのようにピンチの時にやってきて、短い時間で変えてくれる。「救世主よ現れよ」と、スーパーヒーローに期待するということもあるかもしれません。
しかし、ウルトラマンはその巨大な力がゆえに、街を壊していきます。怪獣を倒すことはできても、街を再生することはありません。そして何より、科学特捜隊を含め、コミュニケーションがありません。
一方で、アンパンマンはどうでしょう。
住民の中で生活し、日常的に街中をウロウロし、困った人たちに手を差し伸べる。
街を破壊し尽くすこともありません。
そして、住んでいる人たちと会話を交わし、一人ひとりの困ったことの解決のために取り組みます。
自分の力だけでなく、仲間とともにいっしょに解決にあたります。
アンパンマンが倒れれば、ジャムおじさんが新しい顔を焼いてくれます。
つまり、アンパンマンはひとりの力ではなく、いろんな人の力を引き出して街の安全を守っているのです。
■市民の声を聞かない市政
4期16年続く、石阪市政の最大の特徴は、市民の声を聞かないということに尽きると思います。
学校の3分の1を廃校にする統廃合計画。さらには、図書館を8館から6館に減らし、国際版画美術館を壊し、博物館をなくすような計画に対して、計画をぶち上げた後に市民から「反対だ」請願が出されるということがくり返されています。
市民の声を聞くにとどまらず、市民との対話を重視することが重要だと思います。
これは、市議会との対話ということも重要です。公共施設再編という点では、市民の運動の力で、全会一致や賛成多数で請願を採択しています。
つまり、市議会とのコミュニケーションも足りないのが今の市長です。
■市民との対話を重視する新しい市政へ
市長選の構図は極めて鮮明です。
自民党、公明党とそれを右から牽引する維新の会など古い政治の流れの人を選ぶのか、新しい市民の代表、清原おさむさんを選ぶかという二者択一です。
清原おさむさんは、まちだ市民連合と市政全般に渡る政策協定を結び、日本共産党、立憲民主党、れいわ新選組、社民党、生活者ネット、緑の党というオール野党が推薦をしています。
女性の副市長を公募で選ぶ、再生可能エネルギーを100%で日本一の環境先進都市をつくるなど、ジェンダー平等や気候危機など国際的に日本が問われている問題に自治体から挑戦するという公約を掲げています。
ウルトラマンのような市長ではなく、アンパンマンのような市長こそ必要だ!
2月20日。清原おさむさんとともに、新しい町田市政をつくるチャンスです。
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アンパンマン型市長がいいと思いますが、
私は「〇〇マン」という名前、
「マン(おとこ)」が嫌です。
でもこういうのはどうにもならないんでしょうね泣