日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

学校に「まっとうな問いに向き合える時間と場」が保障されることが、本当に必要です

2019-07-23 | 学んだこと、政策のこと

 「しんぶん赤旗」の連載で、楽しみにしているものがいくつかあるのですが、その一つが「自由と安心の中で育む学びと交わり」です。

 自由の森学園の菅間正道先生のコラム。

 1回目、2回目と吸い込まれるように読みましたが、3回目(7/23付)も本当に学ぶことばかりです。

 テーマは「『どうしたいか』こそ」

 公立中学校卒業後、自由の森学園に入った生徒が述懐する言葉に、今の社会の閉塞感や生きづらさを見るような思いがします。引用します。

 「小・中学校時代は、教師が何を正解としているのかを瞬時に察知した。そこに自分を合わせていくことにどんどん長けていって、何の矛盾も感じなかった。でもこの学校ではそれが通用しなかった。何が正解なのか自分で考えなくてはいけないので大変だったけど、それがとても良かった」

 「とにかく友だちからどう見られているのかが気になって仕方がなかった。ちょっとした言葉、服装、浮かないように、はみ出さないようにすごい気を使って疲れ果てた。でもここに来たら、今までのクダらない悩みは何だったんだろうと思った」

 色々な葛藤の中に、自分の言葉で生徒たちが語る姿は、紛れもない本音であり実感です。菅間さんがこの生徒の言葉を引き取り、次のように書かれています。

 表現される言葉はさまざまだが、垂直(親・教師)、水平(友だち・クラス)の関係において、過剰に気遣いし、演技し、自分を押し殺し、生き凌いでいる姿が見て取れる。私自身の無邪気でのどかな中・高生時代と比べても、その苛烈さに胸が痛む。

 こういう視点から教師が子どもたちの現実を捉えているでしょうか。小学校時代からあらかじめ学校が決めたルール=「スタンダード」を守らせ、少しでもはみ出したら叱責するという場面も少なくありません。

 「なぜ」と疑問を持ってしまうと、ついていけなくなってしまうので疑問を持たないように「こういうものだ」と思うようにしていたという話は、様々な場面で聞いてきました。

 菅間さんが、垂直と水平の関係という表現に「なるほど」と膝を打ちました。

 そして、「背景分析はともかく、ひとつ確かに言えることがある」と次の言葉で結ばれています。

 自由と安心の中で、深呼吸をし、自分は何者か、どうしたいのか、どう生きたいのかという、まっとうな問いに向き合える時間と場を保障し、それを通じて「俺/私もまんざらではない」という自分をつくること─。それこそが中等教育の大切な使命であるということである。

 本当にしびれました。

 子どもたちから、3つの間(空間、時間、仲間)が失われていると言われて久しいですが、そうした中で育つ子どもたちとどう向き合っていくのか。この菅間さんの「確かに言えること」が、学校で保障され、まんざらでもないという自分をつくることができたらどれだけいいかと思いました。

 また、垂直と水平の間にある、ナナメ上の存在(一歩前をゆく先輩)の存在もとっても大事だなというのが、私自身が育ってきた中で感じていることです。逆にナナメ下(ちょっとだけ後輩)との関わりから学ぶこともたくさんあります。

 「なんでそう思ったの?」「どうしたいの?」という問いを大切に投げかけ、キャッチボールできるような関係性でこそ、成長できると思うのです。

 この連載、今後も期待しています。

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改憲勢力が参議院で3分の2に届かなかったことは、安倍政権のもとでの改憲に反対するという市民と野党の共同の力です

2019-07-22 | 国政のこと

 参院選が終わりました。

 改憲勢力が参議院で3分の2に届かなかったことは、安倍政権のもとでの改憲に反対するという市民と野党の共同の力です。

 改選前2議席だった1人区の野党の議席が、5倍の10議席に前進したことは感慨深いものがあります。

 勝利した多くの1人区で、接戦の中で競り勝ったことも特徴だと思います。

 日本共産党は、比例で4議席、選挙区では東京、京都、埼玉で議席を獲得し、7議席という結果になりました。

 国会になくてはならない議席、吉良よし子参議院議員の2選を勝ち取ることができ嬉しい限りです。

 同時に、比例で仁比さんの議席を失い、大阪のたつみさんや神奈川のあさかさんなど、議席に届かなかった選挙区もあり、本当に悔しい気持ちです。

 町田市では、比例代表選挙の得票は、自民党、立憲民主党につづき日本共産党は3位となりました。

 国政、都政、市政を結び、連携プレーで暮らしに役立つ政治に変えるために全力をつくします。

 22日午後に行われた新宿駅での街頭演説には、多くの方が詰めかけていました。

 日本共産党として、参院選の結果についての常任幹部会声明はコチラ→https://www.jcp.or.jp/web_policy/2019/07/post-811.html

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「自転車ロードレースを応援しよう!!2019 in町田堺」の開会セレモニー

2019-07-21 | 活動のこと

 町田商工会議所、町田市農業協同組合、町田市観光コンベンション協会共催の「自転車ロードレースを応援しよう!!2019 in町田堺」の開会セレモニーに出席しました。

 自転車は最も身近な乗り物であり、老若男女誰でも乗っています。

 我が家の1番目(8歳)、2番目(5歳)も自転車を乗り回しています。

 あいさつをさせていただく機会があったので、私からは「もっとも身近なスポーツだけど奥深い。こうした機会を生かして、市民スポーツの裾野が広がり根付くようにしていくことが重要。ロードレースが駆け抜けていく一瞬を楽しもう」という趣旨のことを一言。

 市民の中にスポーツ文化広がり、スポーツを身近な場所で行えるようにできるようにしていくために、大事な知恵もいただきました。

 (冒頭の写真は、町田市観光コンベンション協会の公式ツイッターから)

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「高校生がこうして声を上げていることは希望だね」──都立高校で「おかしい」と声をあげた高校生と原のり子都議、私で対談した「ブラック校則──政治を動かす高校生」が掲載されました

2019-07-20 | 日々思うこと、考えたこと

 都立高校で「おかしい」と声をあげた高校生と原のり子都議、私で対談した「ブラック校則──政治を動かす高校生」(赤旗7/19,20)。

 ウェブ版はこちら→https://www.jcp-tokyo.net/2019/0720/140209/

 ぜひ記事を読んでいただきたいと思いますが、私は高校生(子ども)の意見表明権とはこういうものではないかと突きつけられる思いがしました。

 この座談会は、1時間半以上行われましたが掲載されているのはごく一部です。

 日本弁護士連合会子どもの権利委員会編著の「子どもの権利ハンドブック【第2版】」では、子どもの意見表明権について次のような記述があります。

 子ども自身の選択・決定には、子どもの年齢、経験、学習、環境などさまざまな要因によって幅があり、これを支える親や教師などの適切な助けが必要なことも少なくないだろう。また、子どもの選択・決定のなかには、時として誤りやまわり道、行き止まりとみえるものもあるだろう。子どもの意見表明権を保障することは、子どもの選択・決定がはらむこうした特質を十分踏まえたうえで、なおこれを尊重し大事にしようとする姿勢である。

 高校生が声を上げること、そしてそのことで少しでも変わったという成功体験を積み重ねていくことは、現代において最も尊重されなければならないと思います。

 特に、政治や行政こそ、最後まで子どもの意見を聞くということが必要だと思うのです。

 記事も登場しますが、吉良よし子参議院議員(東京選挙区候補)の議会質問で開いた扉──「児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定するということが望ましい」という答弁は本当に大切だと感じています。

 校長が決める、生徒の意見を聞く必要はないという対応が横行してきた地点から出発して、ここまでの到達点になっているのです。

 投票権のない子どもの意見表明権を本気で大事にする社会をつくるのは、おとなの責任です。

 下の画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

 

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#生きるための選択を #暮らしに希望を #比例は共産党 ──怒りをエネルギーに、あきらめない勇気の一歩で、あなたといっしょに希望をつくりだします

2019-07-19 | 国政のこと

 21日が参院選の投票日です。

 今回の選挙は「生きるための選択」をする選挙です。

 といきなり言われても、「生きるための選択」ってなんでしょうか。

 「生きるための選択」と言われた時に、一人ひとり浮かべる情景が違う。一人ひとり、生きるために大切なことがあると思います。

 生きるためには、すべてのものを自給自足しているか、物々交換していない人であれば、お金が必要です。いきなり金の話かよと思うかもしれませんが、それが資本主義社会の現実です。

 生きるためには、お金が必要ですが、この国では1%の富裕層を優遇する政策が色々取られています。お金持ちがよりお金持ちになる仕組みが政治によって作り出されているのです。

 例えば、消費税。

 消費税は、所得の低い人ほど負担が重い、不公平な税制です。

 生きるために必要なものを買うのにも8%、いわゆる贅沢品を買うのにも8%。それを10%にするって。消費税というのは生まれた瞬間から、死ぬまで生きている限りかかる税金です。

 生きるためには、増税なんか絶対許しちゃいけないのです。共産党は、この選挙ではまず消費税10%への増税を止めます。そして、これから消費税に頼らずやっていけるように組み替えていきます。そして廃止をめざします。

 財源もちゃんと準備しています。大企業に中小企業並みに法人税を払ってもらう、富裕層に応分の負担をしてもらう、アメリカへの思いやり予算はやめて市民を思いやる、これで7・5億円でてきます。共産党は、企業団体献金を一円ももらっていないからこういうことが言えるんです。

 例えば、学費。

 子どもが生まれた瞬間、もしくは子どもを授かった瞬間から大学の学費のことが頭をよぎります。

 学費が高すぎるんです。しかも、学生ローンのような奨学金ばっかりなんです。

 ある高校の先生が、奨学金を気軽に借りると返せなくなる、でも借りないと進学できない、究極の選択だとお話ししてくれたことがあります。

 共産党は、学費は半分に、利子付きの奨学金はなくし、70万人に月3万円の返済不要の奨学金(給付制奨学金)をつくります。

 例えば、働き方。

 8時間働けばふつうに暮らせる社会に──。残業しなければ暮らしていけないような低賃金を改めることが必要です。

 やるべきは賃上げです。中小企業に7000億円規模の支援をして、最低賃金を1500円実現すれば、税収も増える、消費も増える、本物の景気の好循環をつくりだすことができます。

 そして、残業時間を月45時間、年360時間を法律に書き込みます。

 例えば、年金。

 月6・5万円→月4・5万円に減らす7兆円の年金削減か、減らない年金を実現するのかが問われています。

 年金自動削減装置、マクロ経済スライドをやめればいいんです。

 財源も高額所得者に今よりも負担してもらう、200兆円の年金積立金の計画的活用、現役世代は正社員が当たり前にして財源を確保します。

 そのほかにも、多くの人が「生きるために選択」に必要なことがたくさんあると思います。

 個人的には、選択的夫婦別姓。

 選択するだけです。同姓にすることを強制している状態から、同姓にしても別姓にしてもいいと変えるだけです。

 共産党はこの選挙でジェンダー平等を掲げています。多様な性のあり方を認め合う社会ほど、社会のすべての構成員が個人の尊厳を大事にされる社会をつくります。(参考:強制的夫婦同姓から選択的夫婦別姓へ──「らしさ」と言えば「自分らしさ」に変えていきましょう

 どうか、あなたの「生きるための選択」をして、生きやすい社会にしようじゃありませんか。

 怒りをエネルギーに、あきらめない勇気の一歩で希望をつくりだしましょう。

 #比例は共産党 と広げてください。

 東京は、吉良よし子候補に。
 大阪は、たつみコータロー候補に。
 京都は、倉林明子候補に。
 神奈川は、あさか由香候補に。
 千葉は、浅野ふみ子候補に。
 埼玉は、伊藤岳候補に。
 北海道は、はたやま和也候補に。
 茨城は、大内くみ子候補に。
 静岡は、鈴木ちか候補に。
 愛知は、すやま初美候補に。
 兵庫は、金田峰生候補に。
 広島は、高見あつみ候補に。
 福岡は、かわの祥子候補に。

 1人区は、野党統一候補に。 

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