ウルトラマンエースの39話にはTACの新兵器・シルバーシャークが登場する。
竜五郎隊長曰く‘超獣に対抗する最強の兵器’で大型レーザービーム砲だ。
TACジープで運搬しながら使用し、一度はエースを倒したファイヤーモンスを
一撃で倒すという素晴らしい威力を発揮している。
これが常時 現場に投入されたら対超獣用の切り札になっていた可能性が
高いと思うのだが、残念ながら活躍は このEP限りで45話の対ガスゲゴン戦
では配備されたもののガスゲゴンの体内にガスが充満しているため地球上で
倒すと大爆発を起こして大惨事になるため使用できなかった。
‘脱出のTAC’と言われるぐらいTACは主力戦闘機であるタックアローや
スペースにファルコンまで撃墜されまくっているので弱弱しいイメージがあるの
だが、意外にも妖星ゴランを爆破した弾道ミサイルのマリア2号やホタルンガに
使用されて甚大なダメージを与えたミサイルV7など強力な兵器を持っている。
とはいえシルバーシャークまでは実弾兵器であるミサイル系ばかりで、ビーム
兵器はシルバーシャークが初めて。
以後ゴールデンホークや最終回で使用された実質ビーム兵器である細胞分解
ミサイルへと発展していくのかもしれない。
ファイヤーモンス偏では運搬中に襲撃されたものの一撃でファイヤーモンスを
粉砕するのだが、正体を表して巨大化したファイヤー星人には使用しなかった。
これは超獣を倒すぐらいだから膨大なエネルギーが必要でジープによる運搬中
では充填機もないため連続発射できなかったのかもしれない。
そして時は流れてウルトラマンメビウスでは防衛組織・GUYS JAPANのフェ
ニックスネストに2基配備され、彗星を一撃で粉々にするほどの威力を持つだけ
でなく手動で連続発射していたのでエースの頃から改良されたのだろう。
これがなければオオシマ彗星の破片で地球は大変な事になっていたのだから。