ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
高校サッカーを見て、高校野球を思う
高校サッカーは今日でQファイナルが行われ、ベスト4が出揃った。
かつて高校サッカーは開会式を元日に天皇杯のファイナルの前座として
国立で行われ2日と3日に1回戦、4日と5日に2回戦、8日のファイナルまで
7日間続けて行われていた。
83年度から1日で1つの回戦を行い5日に休養日を入れるようになった。
92年度ぐらいから開会式を30日に行って31日に1回戦、2日と 3日に
2回戦と3回戦、5日にベスト8で7日にベスト4、8日にファイナルが行われる
ようになった。
そして数年前からはファイナルを成人の日に移動させファイナルのみ
90分マッチに変更したし、今年などベスト4も10日に行うようになった。
こうしてみるとサッカーの高校選手権は、高校スポーツにありがちな
‘冬休み中に日程をこなさないといけない’という呪縛から完全に脱却して
‘いかに高校生にベストの状態で試合をさせるか’と考えているようだ。
しかも高円宮杯というプロのユースチームと同じ土俵で戦い、予選
リーグと決勝トーナメントを戦う大会まである。
選手権ではファイナルのみ90分マッチだが、こちらは全試合90分戦う
だけでなく休養日も しっかり入れるのだ。
それを見て思うのが高校野球。
夏の甲子園は1県1校によるシステムで休養日を作る以外いじる必要は
ないと思うが、春の選抜は違う。
選考過程が非公開だし、神宮大会枠はまだしも21世紀枠や希望枠など
高野連の好みで作ったような特別枠などを設定して独自性と悦に入って
いるのは いかがなものか。
むしろ16校ぐらいにして予選リーグ+決勝トーナメントを行い、ベスト4に
入った地区には夏の大会の出場枠を増やすなどの特典を付けたりすると、
もう少し春の大会の盛り上がりも違うはず。
今のままでは夏の甲子園の準備大会というイメージしか持たれないの
ではないか?
正直言って高校サッカーの方が野球より選手の事を考えているように
思えるのだが・・・・・
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あと、付け加えるとすれば、高校サッカーの場合、あくまでも人生の通過点、と言う感じがするのに対して、高校野球の方はこれで人生が終わるような感じ・・・とでも言うのでしょうか?
高野連の連中には日本を去ったオシム監督の言葉をよ~く聞かせてやりたいですね。
曰く、
「日本には不必要なプレッシャーを感じる選手がなんと多いことか。どんな結果も悲劇と考える必要はありません。サッカーは楽しむもの。本当の悲劇はサッカー以外の分野や、世界のあちこちで起きている」
死ぬ気で頑張れるのも平和であってこそ。
試合の結果なんて、それで死ぬ訳じゃあるまいし。
やはり高校で燃え尽きさせようとする高野連の姿勢には腹が立ちますね。
自分達の事しか考えてないという感じですよ。
サッカーの場合はプロとアマの垣根がないのが、こういう事をできる要因でしょうね。
いかに野球が遅れているか分かりますよ。