最近WOWOWで007シリーズの全作品がOAされているので、
ついつい見入ってしまうのだが最初のドクター・ノオが製作された
のが62年だから56年にわたって製作されている事になる。
長く続くシリーズといえば日本ではゴジラシリーズなどがあるの
だが、007シリーズのような一人物が主役の作品というのは珍しい
だろうしドクター・ノオから最新作のスペクターまでを見比べると
時代の移り変わりを実感するのだ。
私が最初に007シリーズの存在を知ったのは死ぬのは奴らだで
映画に詳しい友人がコレを最初に見に行った後に、ダイヤモンドは
永遠にの2本立てを見られたと喜んでいたのを思い出す。
当時は007シリーズを見に行くというのは映画好きのステイタス
だったみたいだったし新作が公開されると雑誌やTVでも特集され、
下手するとネタバレするぐらい詳細に紹介されていたのだから注目
度も高かった。
ちなみに私が最初にTVで007シリーズを見たのは4作目のサン
ダーボール作戦で77年だったし、特にTBS系の月曜ロードショー
で2週連続で2作品OAされるというのがよくあるパターンだった。
そして映画館で最初に見たのは81年にユア・アイズオンリーを友
人と一緒に行き、同時上映だったムーンレイカーまで見られたのはお
得な感じだった。
オクトパシーからは修行中の福岡で必ず見ており美しき獲物たちは
博多祇園山笠の追い山のスタート前に行った作品だし、リビング・デ
イライツが福岡での最後の作品になり消されたライセンスは修行が終
わって帰郷した直後の作品と今でも公開された時の事を詳細に思い出す。
ユア・アイズオンリーからは映画館で必ず見ていたのだが00年に
ワールド・イズ・ノット・イナフは女房と知り合って最初に見に行っ
た作品など思い出深い作品が多い。
残念ながらダイ・アナザデイ以降は子供が生まれて映画館に行く
時間がなくなり、スター・ウォーズシリーズとは違いTVで見てい
ても息子達が今ひとつ興味を持たないし私1人か女房と一緒に行く
というのは もう少し先の話になるだろう。
007シリーズはゴルゴ13同様に続けようと思えばいつまでも続け
られるわけだが、いつまで製作され続けるか楽しみである。