キューバスポーツ界の地盤沈下を実感する野球代表の予選敗退


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210602-0170

 フロリダのポートセントルーシーで行われている東京五輪野球
アメリカ大陸予選1次ラウンドで、過去3度の金メダル獲得を誇る
キューバが初戦のベネズエラに5-6で敗れたのに続きカナダにも
5-6で競り負け2敗となって予選ラウンド敗退となった。

 この結果メキシコで行われる世界最終予選にも回る事ができな
くなり出場した大会全てでメダルを獲得していたキューバが、ま
さかの五輪不出場という形になるという波乱となったわけだ。

 個人的に野球を見始めた時に野球の国際試合でキューバといえ
ば無敵の絶対王者という位置付けで、高い身体能力を基にした凄
まじいスピードとパワーは桁外れだっただけに何とも寂しいもの
があるものの来るべき時が来たかという感じだ。

 というのもプロが出場するWBCでは第1回こそ準優勝だったも
のの第2回以降は2次ラウンド敗退が続いており、キューバ自体の
野球国力が落ちている感が拭えなかったのだ。

 確かに金属バットから木製バット使用になってキューバの脅威
は低下したものの、それでも国際試合を戦ううえでのしたたかさ
は健在だった。

 特に04アテネ五輪では準決勝以降にピーキングを合わせ予選ラ
ウンドは2位か3位でも構わないという姿勢で臨み、‘オールプロで
臨むのだから9連勝での金メダル獲得’をブチ上げた日本の某監督
を尻目に予選ラウンドで日本に負けても意に関せず金メダルを獲
得した時には流石だと思った。

 その姿勢は06第1回WBCでも発揮され同じ相手と最低2度は対戦
するというレギュレーションを利用して1次ラウンドではプエルト
リコ、2次ラウンドではドミニカにはアテネでの日本戦のような姿
勢で臨み敗れるも2次ラウンド&準決勝ではしっかり勝って決勝に
進出していたのだ。

 ところが第2回で日本に2次ラウンドで連敗して敗退すると第3
回&第4回で、共にオランダに敗れる形で準決勝すら逃している
のだから神通力が落ちた感が強かった。

 理由としてはアメリカなどへの人材流出などがあるだろうが、
やはりプロが相手になって来ると身分が保証されているアマチュ
アとの差が出ているのではないかと思ったりする。

 実際に92バルセロナ以降08北京までは最も少ないメダル獲得数
は金:9、銀:8、銅:8個の計25個だったのが、12ロンドンで金
;5、銀:3、銅:7の計15個に16リオでは金:5、銀:2、銅:4の
11個と激減しているのを見るとキューバスポーツ界の地盤沈下を
実感するのである。

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