ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
鉄人タイガーセブンと仮面ライダークウガ
今から50年前の今頃OAされていた鉄人タイガーセブンはピー
プロが制作した快傑&風雲ライオン丸の後番組で、宇宙猿人ゴリ
orスペクトルマン以来の現代劇ヒーロー番組だった。
以前も記したように地元民も近寄らない危険なムー遺跡発掘に
向かった滝川博士が率いる探検隊は、14,000年前の封印を解いて
しまい原人達によって全滅し生き残った博士の息子・剛が虎のデ
ザインが施された古代エジプトのペンダントを使いタイガーセブ
ンに変身しムー原人と戦う物語。
これだけなら当時流行したヒーロー作品のパターンを踏襲して
いるのだが、この番組最大の特徴はシリアスで非常にリアルな雰
囲気の作品となっている。
主役の滝川剛とサポートする高井戸グループがムー原人の陰謀
に立ち向かうのだが彼らの主張は社会に受け入れられる事がなく
事件が発生すると逆に高井戸グループサイドが警察や一般市民に
疑われて窮地に陥ったり、滝川剛の正体を知らない高井戸グルー
プメンバーが戦いの時になると決まって姿を眩ます主人公に不信
感を抱いたりと他の作品では見る事の出来ないシチュエーション
が目立っていた。
一方仮面ライダークウガはグロンギ遺跡を発掘し封印を解いた
調査隊がン・ダグバ・ゼバを復活させ全滅してしまっただけでな
く、グロンギ一族が復活してしまい彼らは人類=リントを殺害す
るゲーム=ゲゲルを始め冒険家の五代雄介が霊石アマダムを体内
に取り込む形でクウガに変身する能力を得てグロンギと戦い始め
るという展開。
ここで五代雄介は警視庁からクウガとして認識されており特に
途中から警視庁のサポートを受けながらグロンギと戦うという、
孤独にショッカーと戦っていた昭和の仮面ライダーファンからす
ると挙動天地な内容だった。
つまりクウガは封印されていた敵が復活し人類を襲うという
鉄人タイガーセブンのシチュエーションを使っているのだが、
ほぼ最初から正体が認知され警察と協力して戦うタイガーセブ
ンとは真逆の展開で歴史に残る作品となっている。
つまりタイガーセブンと仮面ライダークウガは正反対のコン
セプトだったわけだ。
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問題はマニアがどれだけいるかですね。