2017選抜高校野球,第2日

前橋育英、好機生かす=高校野球・中村―前橋育英

 大会2日目の注目カードは第1試合の高岡商-盛岡大付。

 出場校中最高打率を誇る高岡商と昨夏3試合全てで2桁安打を
放った盛岡大付という共に強打を誇るチーム同士の対戦だから、
左右2枚看板の継投策でどうかわすかがポイントだろう。

 第2試合は21世紀枠の初出場・多治見の河地が横手投げから繰
り出すクセ球で常連校の報徳打線をどこまで抑えられるかがポイ
ント。

 第3試合は40年ぶり出場の中村が前橋育英の前にどこまで食い
下がれるかで、エース北原を援護するためにも中村打線は育英の
複数投手から最低3点は取らないと厳しい。

 第1試合:高岡商 9⑩10 盛岡大付

 1回に高岡が2アウトから3番が四球で出塁し4番の2ランで先制
すると盛岡もその裏に2アウトから3連打で追い付き2回に2アウト
から9番のHRで勝ち越すが、高岡も直後の3回にヒットで出塁した
3番を6番のタイムリーで還して追い付く。

 追い付いた高岡は4回に1番と3番の長打に死球と犠牲フライを絡
めて三浦をKOするが盛岡もその裏に7番が2ベースで出塁し2アウ
ト後1番以下の4連打で追い付き、更に5回には7番がエラーで出塁
し2本の長打で8-6とするが6回に高岡も四球で出塁した1番を2番
の2ベースし3番の犠牲フライで8-8とする。

 8回に盛岡が2安打と死球で1アウト満塁のチャンスを併殺で潰すと
10回に高岡がヒットで出塁した7番を1番のタイムリーで還し勝ち越
したが、盛岡はその裏に先頭の9番が四球で出塁し3塁手のエラーで
ノーアウト2・3塁から2番のタイムリーで逆転サヨナラ勝ちした。

 高岡が12安打に対し盛岡は15安打と共に持ち味を十分に発揮した
見応えある試合だったが、高岡に悔やまれるのは勝ち越した直後に先
頭打者の9番を歩かせた事だろう。

 第2試合:報徳学園 21-0 多治見

 1回に報徳は1アウトから2番がヒットで出塁して盗塁し3番のタイ
ムリーで先制すると更に死球で1・2塁から5番のタイムリーで2点先行。

3回には2番が歩いて3番の3塁ゴロを野選に悪送球が絡んで3点
目を挙げると、1アウトから四球と3連打にエラーも絡めて打者12人
を送る猛攻で一挙に8点を上げ勝負を決めた。

 多治見にしてみると2回に3者凡退に抑えていただけにノーアウト
1塁で3塁手のミスが何とも痛かったし、4回にノーアウト1・2塁と
いう唯一のチャンスも4番のところでエンドランをかけたもののレフ
トフライで併殺となり完封負けを喫した。

 第3試合:中村 1-5 前橋育英

 育英は2回に4&5番の連打とバントで2・3塁から7番のタイムリ
ーで2点を先制すると、6回には1アウトから6番以下の3連打で
2点を追加し更に1番の内野安打で5点目を挙げる。
 
 中村も2回以外は5回まで毎回ランナーを出しながら丸山の前に
2塁も踏めず、6回に1番がヒットで出塁し牽制悪送球でノーアウト
2塁とするが2番のショートゴロでランナーが3塁に走ってアウトに
なり2アウト後4番がヒットとちぐはぐ。

 9回にようやく1アウトから2ベースで出塁した4番を6番のイレ
ギュラー安打で還し1点を返すのが精一杯だった。

 最終的に地力の差が出た形だが6回にヒットと牽制悪送球でノーア
ウト2塁から得点できなかった中村に対し、その裏に育英が追加点を
挙げた攻防が明暗を分けた。

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