メイウェザー、判定で完勝=世紀の対決でパッキャオ下す―ウエルター級王座統一戦(時事通信) - goo ニュース
今日ラスベガスのMGMグランドガーデンで行われたWBA&WBC&
WBOウエルター級王座統一戦でWBA&WBC王者のフロイド・メイ
ウェザーが、WBO王者のマニー・パッキャオに3-0で判定勝ちし
王座統一を果たした。
この試合の話題はファイトマネーが両者総額240億円というビッグ
マッチではあるが、いかんせん38歳と36歳との対戦なので多くは望め
ないだろうと個人的には考えていた。
実際に最近のメイウェザーは相手のパンチを見切ってポイントを稼ぐ
スタイルで、強打が持ち味のパッキャオも09年のコット戦の後はKO
勝ちはなく3年前には宿敵のファン・マヌエル・マルケスの右カウンタ
ーを浴びて失神KO負けを喫しているのだから多くは望めないと思った
のだ。
試合は予想通りパッキャオが前進してプレッシャーをかけるのに対し
メイウェザーが堅固なブロックで防ぎつつ、時おり右を合わせるという
展開で通常ならイーブンでもメイウェザーがポイントをピックアップ
していく。
最大の見せ場は4Rにパッキャオの左ストレートがヒットし一気に
ロープに詰めて連打を浴びせたシーンぐらいで、これとて決定的な
ダメージは与えられず。
特に9R以降は完全にメイウェザーが距離を把握しパッキャオの
プレッシャーをかわしながらジャブをヒットさせて終了のゴングを
聞く。
公式採点は118-110が1人と116-112が2人という3-0で私の
採点も116-112、よくて115-113だった。
メイウェザーを追い詰めたパッキャオだったが肝心な所で明確な
クリーンヒットを奪えず、パンチをヒットさせても踏み込みも以前
ほどではないので効かされなかったのが最大の敗因だろう。
とはいえ近年の両者の試合では見られない最初から最後まで緊迫
感溢れる試合でハイレベルの選手同士が戦うと このような展開に
なるという典型的な試合だった。