宇宙戦艦ヤマト2199・6話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199の6話は旧作の8話にあたり内容的には冥王星基地を
壊滅させるEPではあるが旧作はヤマトクルーが反射衛星砲の発射基地に潜入
して破壊工作を計り結果的に冥王星基地を壊滅させたのに対し、2199はヤマト
艦載機との連携で外部から破壊するという対照的な展開になっている。


 ちなみにヤマト艦載機のデビュー戦は旧作が4話のワープテスト前に高速空母
艦載機とブラックタイガーの戦いで7話でもガミラス艦隊を撃破して対空だけで
なく対艦用にも優れた性能を披露している。


 一方2199でヤマト艦載機は4話のエンケラドゥスでコスモゼロ2機が活躍する
のが最初で、コスモファルコンは冥王星攻防戦がデビュー戦だ。


 ヤマトが反射衛星砲の攻撃を受けて偽装爆発で冥王星の海に沈んだ頃コスモ
ゼロは北半球をコスモファルコンは南半球を索敵していたのだが最初にガミラスの
防空システムに引っかかったのはコスモファルコンのブラボーチーム。


 そこでヤマトは南半球の方を攻撃しようとしたのだがコスモファルコンを迎撃に
向かったガミラス戦闘機がオーロラの中から現れたのを古代と山本のアルファ
チームが発見し そのオーロラに突入するとガミラス基地に辿り着く。


 コスモゼロは遮蔽フィールド発生装置を破壊しただけでなく反射衛星砲の発射
位置を特定。


 一方のヤマトは反射衛星の起動を読みミサイルで衛星を破壊して難を逃れると、
2発目が発射された直後にヤマトから発射された三式弾が反射衛星砲を破壊して
ガミラス基地は津波にのまれヤマトの空対地ミサイルでとどめを刺されるという
結果になった。


 そして逃走するガミラス艦隊をショックカノンに切り替えたヤマトの主砲が次々と
撃破して行き、最後は司令官のシュルツを逃がすためにヤレトラーが自らの艦を
反転させてヤマトの盾になったためシュルツの旗艦はワープして脱出に成功した
のだった。


 正直言って旧作の方は反射衛星砲破壊が主でナバロンの要塞的なサスペンス
感はあったものの、あまりにあっけなかった感が強いので2199の結末の方が
面白さという面では軍配が上がるだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
拠点攻撃は (こうちゃん)
2013-11-11 12:04:53
ガミラス基地の攻撃は、昔ならナバロンの要塞の様に少数の突撃隊で陥落する程、容易くはないはずなので、こちらの攻め方が見る側から見れば楽しめます。ガミラス基地が陥落したのは、攻撃のダイミングを読まれた事、基地上空に侵入したコスモゼロの撃墜に失敗、また迎撃用の戦闘機を展開しなかった事で反射衛星砲台の位置を特定された事、また最大の敗因はシュルツのガミラス人に対するコンプレックスが目を曇らせた事が要因でしょうね。
また最大の功労者はコスモゼロに乗っていた山本玲で、敵戦闘機が遮蔽フィールドから出て来たのを見逃さなかった事ですね。
 
 
 
そうですね (こーじ)
2013-11-11 22:53:30
>こうちゃん様
 攻撃のタイミングを読むというのは2199ならではでしょうね。

 ここで真田-新見ラインが生きてます。

 かつてドメルの下で指揮をしていたシュルツですが、
やはり大鑑巨砲主義的な発想があったのかコスモゼロ侵入時に迎撃戦闘機を飛ばさなかったのはヤマトさえ撃沈すれば戦闘機などものの数ではないというぜーリック的な考えがあったのかもしれませんね。

 一方ヤマトサイドは山本玲が殊勲者ですが、航空隊に編入していてよかったと思われる成果でしたね。
 
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