ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
‘ウルトラマンさえいれば防衛チームは’を言い出した息子
今日 長男と入浴中に‘お父さん、オレ思うけどウルトラマンがおったら防衛
チームは必要ないっちゃないと?’と私に問いかけてきたのだ。
長男も小3だから幼稚園年長の次男と違い そういう要素にまで気付くようになったかと心の中で嬉しかったし、私も子供の頃に同じように思った事が
あるのだ。
ただし そういう時のためにとっておきの話がウルトラマンの37話:小さな
英雄である。
このEPにはジェロニモンというボスキャラ的な怪獣が登場し、これまでに倒
された怪獣達を復活させるのだが復活した中に人間に味方するピグモンが
いてジェロニモンの計画を暴露する。
その頃イデ隊員は‘ウルトラマンさえいたら我々 科学特捜隊は必要ない
のではないか’と悩み、ウルトラマン依存症になってしまう。
というような内容だが、白眉は再生ドラコに追い詰められたイデが新兵器を持っているにも拘わらずウルトラマンに助けを求め、それに対してハヤタは
変身したいけど‘ここで変身したらイデがダメになる’ と変身をためらうのだ。
ここで全く武器も持たず弱いピグモンが囮になってドラコの気を引いている
間にハヤタとイデは助かるものの、ピグモンはドラコから殺されてしまう。
その様子に激怒したハヤタは
‘ピグモンでさえ身を犠牲にして人類のために戦ってくれたん
だぞ!
科特隊の一員として恥ずかしいと思わんのか!’ と言ってイデを
殴る。
殴られたイデは戦意を取り戻し持参した新兵器でドラコを倒し、ウルトラ
マンと協力してジェロニモンも倒すのだった。
という内容を話して
‘「ウルトラマンは、我々が力一杯戦ったときに
力を貸してくれる」とハヤタはイデに語ったろうが’
と言ってやった。
そして‘ウルトラマンレオの最終クールで防衛チームのMACが全滅し、ゲン
だけで戦う展開になった時の味気なさってどうや’と言うと納得したようだ。
それにしても‘神のごとき強さを誇るウルトラマンがいると人類はウルトラ
マンに依存してしまい、努力をしなくなるのでは’という矛盾を解決するEP
まで準備していたメインライターの故・金城哲夫氏の素晴らしさを改めて痛感
するのだった。
« ヒーロー作品... | 高校野球:明... » |
しかし、身を挺してイデを助けるピグモンが、結局ドラコに殴り殺されてしまう結末には、
現在のヒーロー物だったら、ピグモンは助かり、イデがピグモンとウルトラマンに謝罪して……
なんて、ベタな展開になりそうなので、そのあたりやはり金城哲夫は偉大だ。
私もドラコは好きでしたよ。
ただ再生編では両手がカマから普通の手になってしまいガックリでした。
右手の鞭でピグモンが殺されるという感じを期待していたのですけどね。
まぁピグモンが生きていたら、後々面倒なので結局は死ぬ運命だったのかもしれませんが。