ゴジラとタッグを組んで戦ったヒーロー・流星人間ゾーン放送開始から40年

 今から40年前の今日 始まったのが流星人間ゾーン

 怪獣映画の本家・東宝が製作した作品で自らの故郷・ピースランド星をガロガ
バラン星からの侵略によって難民化し地球人の防人一家として家族で移り住み、
ゾーンファミリーで新たに地球侵略を開始したガロガバラン星人と戦うという設定。


 祖父と両親に子供達3人の家族構成で子供達が それぞれゾーン・ゾーンエン
ジェル・ゾーンジュニアとして戦い、長男の光だけ巨大化してゾーンファイターとして
戦う。


 武器は頭のビームランプから発射されるプロトンビームと両腕のミサイル発射口の
束が現れて実弾を撃ちまくるという流星ミサイルマイトというのが2大武器で、特に
流星ミサイルマイトは一撃でガイガンを倒してしまうという凄い技だしキングギドラや
ガイガンをも単独で倒すなど ある意味ヒーロー多しといえども最強に近いだろう。


 とはいえ なぜかマイナー感が拭えないのはゴジラとタッグを組んで戦うというもの。

 東宝の製作で当時のゴジラが人類の味方という設定からだろうが、これこそが結果
的にゾーンの魅力を損なってしまった。

 
 ゴジラという凄すぎるキャラと一緒に戦えばゾーンの存在感が薄くなるのは当然だし、
ゴジラのライバルであるキングギドラやガイガンまでも登場すれば子供達にはTVで
ゴジラを始めとした東宝怪獣を見られるのは嬉しいだろうがキングギドラやガイガンの
おかげでガロガバラン星人が送り込んで来る恐獣達のデザインが悪くなかったにも
拘らず存在感がなかったのも同じ理由だろう。


 宇宙からの避難民一家が家族と協力して等身大アクションと巨大ヒーローのバトルの
両面の戦いを繰り広げるというのは凄く斬新で、これに特撮の本家・東宝の技術が
加わるのだから面白くないわけがなかったのだが やはりゴジラやキングギドラなどの
東宝怪獣をゲスト出演させたという‘蛇足’に近い要素が このシリーズに影を落とし
マイナーヒーローのレッテルを貼られる結果になったのだろう。


 最終的にゴジラをはじめとした東宝怪獣が登場したヒーロー番組は これだけなのが、
それを如実に表していると思うのだ。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
主題歌はカッコイイ (柴田真紀)
2013-04-03 00:18:57
菊池ソングとも、宙明メロディーとも違う、三郷ソングって感じで。
そして、脚本・監督も凄いメンバーが揃っているのに、
あの内容というのは…
最終回も決着がついてないし。
当時のヒーロー物の苦心譚の一つだと思いますね~。

DVDが出ないので、昔のLDがとんでもない値段
(10万越え)になってますよ~。
まあ私も、リアルタイムではゴジラ見たさに
見ていましたクチですが。
 
 
 
割と最近の話ですが、 (餃子少年)
2013-04-03 21:18:52
この番組、キッズステーションで放映されていたので
全話録画してディスクにまとめました。
けど、忙しくて見る暇がない・・・
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2013-04-03 23:37:20
>柴田真紀様
 私もゴジラ目当てでした。

 最終回も通常のストーリーだったという事は、戦いは永遠に続いているという事でしょうか。

 三沢ソングも いい味出してましたけどね。

>餃子少年様
 サンダーマスクと違ってCSではOAされるでしょうね。
 恐獣との輪投げ合戦などシュールなシーンも満載でしたよ。
 
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