女子バスケット45年前の尾崎ジャパンを遂に越える

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-210804F373

　個人的に東京五輪13日目最大のトピックスは女子バスケット
ボール準々決勝で、日本がベルギーに残り16秒で3ポイントシュ
ートを決めて逆転勝ちし準決勝進出を決めた試合。

　ご存じのように今大会の日本は開催国という事もあってボール
ゲームでも出場権を持っているのだが、予選リーグを突破できた
のは男女サッカーや男女バレーに女子バスケットぐらい。

　基本的にボールゲームは世界の壁が厚くベスト8に残るのは至難
の業で実際にベスト4に残れたのは男子サッカーと女子バスケット
の2種目で、サッカーはJリーグの誕生以来レベルアップを続け海外
のクラブで活躍している選手が増えている中でのベスト４だが女子
バスケの場合はJリーグほどではなくWNBAでのプレー経験のある
大黒柱の渡嘉敷来夢をケガで欠きながらの快挙なのだから凄い。

　個人的に女子バスケットに興味を持ったのは74テヘランアジア
大会決勝で韓国相手に生井けい子が終了間際にブザービートシュ
ートを決め大逆転勝ちした試合で、翌年の世界選手権でアメリカ
に勝って2位に入る快挙を演じ76モントリオール五輪ではこの大
会から採用された女子バスケット参加6カ国に入る。

　そして初戦でアメリカに勝つと2試合目にカナダに勝って連勝
してメダルまであと1勝に迫るものの、チェコスロバキア&ブル
ガリア＆ソ連に3連敗して2勝3敗となり5位に終わる。

　ただし以降アジアの壁により五輪への道を阻まれ続け98アトラ
ンタで3勝して7位に入ると、04アテネは1勝挙げたのみでベスト8
に残れず5年前のリオでは3勝を挙げ4位で決勝トーナメント進出す
るが初戦でアメリカに敗れて8位だった。

　そういった事を考え予選リーグでのフランス・アメリカ・ナイ
ジェリアといった相手をを考えると、渡嘉敷抜きでも何とか決勝
トーナメントには残れるだろうが、ベスト8で敗れて終わりになる
と思われていた。

　ところがB組2位で通過するとC組2位のベルギーと競り合いの末
に勝ったのだから凄い事だし、ようやく45年前の尾崎ジャパンを
越える事ができたわけだしバレーボールに代わって女子球技のリ
ーダー種目になれるのでは思ったりする。