親善試合で重要なのは勝つ事だけではない

ハリルJ 今野弾で1―1ドロー “仮想イラク”シリアに先制許す

 昨日ヴァイド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、13日に
テヘランで行なわれるイラクとのアジア最終予選に向けた調整試合
としてシリアと対戦し48分に先制されたが58分に今野泰幸のゴー
ルで追い付いて1-1で引き分けた。

 吉田麻也とコンビを組んでいた森重の代わりにCBで昌子を起用
するなど4-3-3システムで臨んだ一戦は昌子が48分に左サイド
からのクロスをジャンプヘッドでクリアしようとしたものの届かず
マルドキアンに先制ゴールを許したし、インサイドハーフで先発し
た香川真司が10分で相手選手と競り合って転倒し左肩を脱臼して
交代するアクシデントにまで見舞われた。

 それでも今野のゴールで追い付いただけでなく後半から、香川の
ポジションに入った本田圭佑がいい流れを作るなど収穫もあった。

 マスコミはホームで勝てなかった事から例によって‘イラク戦に
向けて暗雲'などとネガティブな論調をしているが、基本的に親善
試合というのは勝つだけでなく海外組とのコンビネーション合わせ
や新戦力の発掘といった狙いがある。

 考えてみれば最終予選のスケジュールは6月はイラク戦のみだが
9月はホームのオーストラリア戦とアウェーのサウジアラビア戦の
連戦になるわけで、新戦力の発掘という意味ではイラク戦前の親善
試合であるシリア戦が最大のチャンスという事になる。

 だからこそ昌子をCBで起用したり4-3-3システムを試すなど
したわけで、しっくり来なかったりエラーが出るのも仕方ない。

 マスコミというのは勝ったら手放しで大喜びし負けると思い切り
ネガティブモードに嵌るのは最早‘お家芸’になっているわけだか
ら今さら気にする事はないし、最大の懸念材料だった今野が60分
プレーして得点まで挙げているのだから香川の離脱は痛いけど収穫
ありという一戦だったのではないか。

 その証拠にサポーター達は勝てなかったからといってブーイング
の嵐ではなかったのだから。

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