2011夏の甲子園 第10日

智弁学園、横浜に逆転勝ち=光星学院など8強―全国高校野球(時事通信) - goo ニュース

 今日から3回戦。

 49番目に登場した横浜が初戦を突破したので8校とも2回戦から登場した
チーム同士の対戦となる。

 注目は第4試合。
 選抜初戦敗退の横浜が評判どおりの強さで初戦を突破した智弁学園との
対戦だ。

 第1試合は平安に粘り勝ちした新湊が好投手・原を擁する東洋大姫路に挑む。

 第2試合は初戦を大勝した光星学院に古豪・徳島商が、どこまで迫れるか?

 第3試合は念願の初戦突破した関西が勢いに乗るか?それともホッとして
しまうかによって勝敗が分かれるだろう。

第1試合:新湊 1‐11 東洋大姫路

1回から姫路の得意技である機動力が炸裂。
 2番の2ベースと4番の四球で1・2塁からWスチールを仕掛け、キャッチャーの
3塁悪送球で先制すると2回には6番と8番のヒットで1・3塁から9番のスクイズ
で2-0とリードを広げる。

 新湊も4回まで3安打しながら牽制アウトや併殺で無得点だったが、5回に
3ベースで出た5番を6番の内野ゴロで返して1点差に追い上げ3回以外毎回
迎えるピンチも凌いで後半勝負に持ち込んだ。

 しかし8回に姫路は4番のヒットからチャンスを掴むと1アウト満塁から8番の
2ベースで待望の追加点を取ると、5安打にエラーも絡み一挙に9点を挙げて勝負
を決めた。

 新湊は3回から7回まで6安打全てを放ったのだが、特に1点を返した5回にノー
アウト3塁から6番のピッチャー強襲の辺りが2塁手に取られて2点入ったものの
ランナーなしになったのを見て‘今日はツキがないのか’と思ったりした。

 自力は姫路が上なだけにツキにも恵まれないと勝てない。

 第2試合:光星学院 6-5 徳島商

 1回に先頭打者の2ベースからの1アウト3塁で先制できなかった徳島は2回に
8番から2ランを浴びて先制されるが、その裏に5番の2ベースから連打で1点を
返すと9番がヒットでつなぎ2アウト後2番のタイムリーで3-2と逆転。

 光星も4回に1アウト1・2塁から3ベースと2本の2ベースで一挙に4点を挙げ、
その裏に2アウト1塁から6番のヒットをライトが後逸し打者走者まで返り6-5と
1点差にして先発・川上を降板させる。

 ただ2番手の秋田を徳島打線はヒットを打つものの得点できず、光星から追加
点は許さなかったものの結局6-5で光星が逃げ切った。

 立ち上がりの1回に1アウト3塁で得点できなかった徳島に対し光星は2アウト
からヒットと2ランで2-0だから、徳島としては序盤でリードを奪って主導権を
握りたかった。

 第3試合:関西 7‐1 明豊
 
 関西は2回に先頭の5番が内野安打で出塁するとバントの処理ミスでチャンスを
広げ、死球で
満塁から犠牲フライで先制。

 更に四球で満塁にしたところで相手エースの高尾をKO。
 2番手の岡本からも連続押し出しと犠牲フライで4点を挙げて優位に進めると
4回には1アウトから1番・2番の短長打と犠牲フライで2点を追加し、5回にも
7番・9番の短長打で7-0とリードを広げる。

 明豊は1回に1番がヒットで出塁するが併殺でチャンスを潰すと7回と8回の
2アウト満塁や5回と9回のノーアウト満塁で得点できず、6回に1アウトから4番
と5番の短長打で1点返すのがやっと。

 2回に突如コントロールを乱し1安打で4失点した明豊投手陣の乱調が全て。
 守備は6回にトリプルプレーをするなど決して悪くなかったし打撃も7安打を
放った関西の倍近くにあたる12安打を放っているだけに2回の1安打で4四死球
による失点が痛かった。

 第4試合:智弁学園 9‐4 横浜

 横浜は1回に2つの四球から2アウト1・3塁のチャンスでWスチールを決めて
先制すると4回以外は2アウト2塁からのタイムリーで4-0とリードを奪う。

 智弁は6回に1番と3番の長短打で1点を返すものの8回まで わずか3安打と
反撃の糸口すら見られなかった9回に2番・3番の連打から2アウト後5番のタイ
ムリーで1点返す。

 ここで6番が死球で満塁から8番のPHがタイムリーを放ち追いつくと四球で満塁
から1番・3番・4番のタイムリーなど この回一挙に7安打を集中し8点を挙げて
大逆転勝ち。

 まるで13日の帝京ー八幡商戦を髣髴させるような9回の逆転劇だった。

‘あと1人’からの2四死球を挟む5安打は凄いの一言。
 やはり智弁の底力が垣間見えたし、横浜には49番目のジンクスが不幸にも当
たってしまった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ベスト8に4校決まる (さくらい)
2011-08-16 07:31:22
第1試合姫路が8回に猛攻新湊を下し、8強へ一番乗り。
それ程強さは感じないが投手の安定感が目立ちまねす。
第2試合光星が徳島に打ち勝つ。2番手のエースを打てませんでした。
第3試合関西が順当勝ちか。満塁での水原の投球見事でしたが、
明豊もだらしない試合でしたね。
第4試合智弁9回に大逆転。投手交代が裏目に出たが交代は仕方ない場面でした。
流れの怖さですかね。今日は金沢ー習志野に注目。
和智弁は左腕の青木がどこまで頑張れるか?点の取り合いになるのか。
 
 
 
意外にも (こーじ)
2011-08-17 00:16:47
>さくらい様
 姫路と光星学院が対戦となりましたね。
 明豊の試合振りには驚きましたよ、あそこまで点が取れないとたまりません。

 しかもベスト8の組み合わせがいいのですよね。
 
 
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