盆といえば花火。
14日や15日の夜に花火をして遊ぶというのが子供の頃の通例の遊びであり、
帰省した従兄弟達とやったりするのが大いに楽しみだった。
30年ほど前までは我が家の前に駄菓子屋があり、盆が近くなると花火が売り
物として並んでいたので それを見るとワクワクしたものだ。
当時は花火といえばバラ売りが基本だったので今にしてみると高くついては
いたが、通常のヤツ以外にネズミ花火やロケット花火にパラシュート花火などを
予算に応じて買い分けていたし それが個人の好みを反映していたものだ。
ところが最近目に付くのが郊外スーパーなどで売っている花火セットである。
この花火セットは当然ながらバラ売りよりも安く付くのだが、同じ系列の花火が
多いし‘このセットさえ買っておけば’という感じになるので他の種類の花火を買う
気がしない。
しかも花火セットの特徴として運が悪いと しけって火の着きが悪いものがある
のだ。
そんなワケでバラ売り花火に慣れた我々にとっては花火セットの花火は今ひとつ
ノリが悪いのが特徴だが、花火セットしか知らない子供達は それで満足している。
まぁバラ売りにしてもセットにしても それぞれの魅力がある。
だから子供達にはバラ売りの花火の魅力も知って欲しいのだが、最近は土産
などでセットを貰ったりするケースが多いので最近はバラ売り花火を購入する
チャンスが少ないのが残念だ。