フィラデルフィア‘3度目の正直’のスーパーボウル制覇

イーグルスが初制覇=ペイトリオッツ破る―NFLスーパーボウル

 日本時間の今朝ミネアポリスのUSバンクスタジアムで行われた
第52回NFLスーパーボウルは、NFC王者のフィラデルフィアが連
覇を狙ったAFC王者のニューイングランドに41-33で逆転勝ちし
3度目の出場で初のスーパーボウル王者になった。

 エースQBトム・ブレイディを中心に抜群の勝負強さを誇るニュ
ーイングランドに対しフィラデルフィアは過去2度とも敗れており、
ここ一番での勝負弱さを指摘されていたし‘同じスーパーボウル未
勝利チームなら開催地のミネソタが出た方がホームアドバンテージ
もあって面白いのではと思ったりしていた。

 とりあえず両チームともレギュラーシーズンは13勝3敗同士で、
共にポストシーズンは第1シードだったわけだがニューイングラン
ドオフェンスをフィラデルフィアディフェンスがどこまで抑えら
れるかが焦点だった。

 フィラデルフィアがレシーブでスタートした1stドライブは6分
ほど時間をかけてゴール前まで迫りFGで先制すると、直後にニュ
ーイングランドもFGで追い付く互角の展開でスタート。
 
 次のシリーズでフィラデルフィアはレギャレット・ブラントが
36vdランでチャンスを広げTDパスが通るものの直後のキックを
失敗し9-3に留まると、直後にニューイングランドは再びゴール
前まで攻め込むもののFGになっただけでなく失敗する嫌な流れ。

 第2Qに入るとフィラデルフィアはRBブラントが21ydのTDランを
決めるものの2Pコンバージョンを失敗し15-3で迎えた次のシリー
ズをFGで3点を返したニューイングランドは、更に自陣深くまで攻め
込まれながら相手パスのこぼれ球をリカバーしターンオーバーで掴
んだチャンスをTDに結びつける。

 ところが直後のキックを失敗し15-12のまま前半終了かに思われ
たが残り2分からのドライブをフィラデルフィアが、RBコリー・クレ
モントの55ydランでチャンスを広げ最後はQBフォールズがパスキャ
ッチというトリックプレーでのTDで22-12とし前半を終了。

 それでも第3Qに入ると最初のシリーズでニューイングランドはTE
ロブ・グロンコウスキーとのホットラインが機能し3分足らずでTDを
返し22-19とすると、フィラデルフィアも次のシリーズでパスを決め
てTDを奪い10点差に戻すがニューイングランドも直後にWRクリス・
ホーガンへのTDパスを通し29-26で最終Qに。

 最初のシリーズでフィラデルフィアはFGで3点を追加し6点差に広
げるものの、攻撃のリズムが戻ったニューイングランドはブレイディ
-グロンコウスキーのホットラインでTDを挙げ33-32と遂に逆転。

 AFCチャンピオンシップのジャクソンビル戦と同じ展開になり、この
ままニューイングランドペースになると思われたのだがフィラデルフィ
アは次のシリーズで残り9分30秒から7分近いドライブで最後は残り11
ydからTDパスが通り38-33と再逆転。

 2ポイントは失敗したが次のニューイングランドのシリーズでDF陣が
ブレイディをQBサックしターンオーバーからFGに結び付け41-33と
リードを広げると、残り1分からのニューイングランド最後の攻撃を抑
えて逃げ切った。

 フィラデルフィアの反則に乗じて得点するなどニューイングランド
らしさは存分に出し、特にブレイディのパス獲得505ydは凄まじいも
のがあったもののフィラデルフィアのランを止めるのに苦労し特に再
三3rdダウンから攻撃を更新されたのが痛かった。

 キッカー・ゴストコウスキーが1FGと1エキストラを外し4点を損し
たという事もあるが、フィラデルフィアも1エキストラ外しているの
でラン獲得ydの違いが明暗を分けたし7分近くかけた逆転TDドライブ
が象徴だろう。
 

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