ラグビートップリーグは3月20日以降が正念場

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20200131-0099

　昨年のW杯ベスト8を追い風にしたラグビートップリーグが1月
12日に開幕し観客動員や話題も好調で、少なくともW杯で3勝して
大いに盛り上がったにも拘わらず協会の不手際で尻すぼみに終わっ
た4年前と違う形になっておりホッとするものがある。

　スポーツニュースは映像付きで流れるしスポーツ紙などでも以前
に比べると格段に扱いが大きいのは嬉しい一方で、気になるのが3
月以降のスポーツマスコミの扱いだ。

　というのも今年はオリンピックイヤーだけでなく東京五輪が開催
される年なので、プロ野球も例年よりも早めに開幕する事になると
当然ながらラグビーの記事が削られるのは間違いない。

　ラグビーがサッカーよりも人気があった昭和の末期は確かにスポ
ーツ紙の1面を飾る事が度々あったのだが、それはプロ野球のオフシ
ーズンだからという要素があった。

　当時のラグビーは1月15日に社会人王者と大学王者が対戦するNHK
杯が終わるとシーズンが終了していたわけで、逆に1月16日頃からプ
ロ野球は合同自主トレが始まりスポーツ紙の興味はコチラに行く。

　つまりラグビー人気はプロ野球の完全なオフシーズンだからネタ
切れのスポーツ紙が喜んで扱っていたという事になっており実際、
シーズンの終了が2月下旬から3月初めになるとプロ野球のキャンプ
記事に押されて扱いが一気に小さくなっていた。

　幸いにして今年はプロ野球キャンプが行われているにも拘わらず、
それなりに扱ってもらっているがレギュラーシーズンが始まってか
らも今の時期並みに扱われるという保証はない。

　W杯をはじめとした国際試合があればマスコミも喜んでラグビー
を取り上げるのだろうが、少なくとも国内No1を決めるトップリー
グはサッカーのJリーグ同様にスポーツ紙などはプロ野球を優先に扱
うのは目に見えている。

　トップリーグの観客動員数はそれなりに維持できるだろうがマス
コミの扱いという面を考えると、3月20日のプロ野球開幕以降が正念
場になるのではないか。