シン・ゴジラを見るとコロナ禍の政府対応が被る


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2020052501002037

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の目的で発令された緊急事態
宣言が全国で解除されたのだが、今回の政府の対応などを見ていて
思い出したのがシン・ゴジラだ。

 シン・ゴジラはゴジラという巨大不明生物が出現し起きる大規模
災害に対する日本国政府の対応などが描かれており、役所による縦
割り行政の愚かさなどが特に強調されているのだが今回の新型コロ
ナウイルス騒動でもシン・ゴジラで見たようなシーンが度々見られ
たのだから凄い。

 例えば小池百合子東京都知事が緊急事態宣言を国に対して促すの
を見ると、シン・ゴジラで余貴美子演じる花森麗子防衛大臣が大杉
漣演じる大河内清次総理にゴジラに対して自衛隊の火器使用を促す
シーンと被って見えた。

 石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースン大統領補佐官がゴジ
ラを研究対象か?駆逐対象か?と問われ‘この国では大統領が決める
けど、あなたの国は誰が決める?’と矢口に言うシーンは大統領が強
力なリーダーシップを振るって決断するアメリカに対し和を持って
尊しとなすをベースに合議制で決める日本の違いが出ている。

 また巨大生物が多摩川河口に侵入した時に生物学の有識者に総理
が話を聞くものの、全く要領を得ず‘貴重な時間を無駄にした、御用
学者じゃ何も分からん’というセリフはコロナに対する有識者会議の
迷走ぶりを髣髴させる。

 ゴジラが蒲田から品川に向かって進んでいる時にも政府の対応が
右往左往するのを尻目に都知事達が‘何ですぐに避難指示が出せない
んだ’‘想定外の事態で災害マニュアルが役に立たない’などのセリフは、
政府がコロナウイルス対策で同じく想定外の事態でマニュアルがなく
右往左往しているのを見て小池都知事が緊急事態宣言を早く出すよう
促すのを思い出す。

 そしてゴジラ凍結に成功した後に竹野内豊演じる赤坂秀樹内閣総
理大臣補佐官が矢口蘭堂に‘スクラップ&ビルドでこの国はのし上
がって来た、今度も立ち直れる’は日本の対応力を表しているし、
矢口の‘人類は最早ゴジラと共存していくしかない’というセリフも
コロナウイルスと共存するしかないという形に見事に嵌る。

 緊急事態宣言期間中にWOWOWでシン・ゴジラがOAされており、
改めてシン・ゴジラの世界と現在の日本が被ると思ったのだ。

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