ウルトラマンガイアEP38・大地裂く牙

 怪獣達に部下を殺され復讐心から地底貫通弾で地底怪獣の抹殺を図る
柊准将を元日本ミドル級王者の大和武士が演じている。 

 人類側と地球全体の正義が問われるガイア版・超兵器R1号というべき
EPか。

 かつて対ゾンネル戦で部下を失った柊准将は
‘環境が守られてもそこに住む人間が安全でなければ意味が無い。
地底貫通弾は怪獣に致命傷を与えられる唯一の兵器’
という理論で日本での地底貫通弾の使用をエリアルベースにやってきて通告
する。

 それに対し
‘大量破壊兵器は例え怪獣相手にでも無神経に使われる事は好まない。
自分の部隊を失った辛さはわかるが・・・’
と千葉参謀は懸念するのだが・・・・・

 エリアルベースから夕日を眺めながら
‘美しい景色だ、こんな所にいるから地上の人間の痛みが分から
なくなる’
と呟く柊准将の言葉が印象的。 

 地底貫通弾のニュースを聞いた風水師の黒田恵が実験場にあたる津村
湖畔で我夢と出会い
‘地底に眠る怪獣は大地の膨大なエネルギーに守られている’と告げる。
 恵はミズノエノリュウのEP以来の登場だ。 

 その旨を聞いた我夢はエリアルベースに
‘怪獣に地底貫通弾が効かない可能性がある’という事を告げ、避難指定
地域を津村町全域に拡大させる。

 一方‘地球に向けた刃は いつか必ず人間自身にはね返る’と考える
藤宮は何としても地底貫通弾の発射を止めさせようとして発射管制塔に
陣取った柊の所へ乗り込んで来た。
 柊の部下達はスタンガンで倒していたのだ。

 ‘これ以上 地球に傷を負わしているうちに世界は滅ぶ’
と訴える藤宮に
‘既に多くの人達が怪獣によって命を失ってるんだ。
その人達に対して お前はどう責任を取る!
 私は これ以上の犠牲は出させない、人類の為に’

と言いながら腹部を一撃して発射ボタンを押した。

 地底貫通弾は怪獣に命中し大爆発を起こすが、ティグリスは致命傷を負い
苦しみながらも地上に現れ管制塔にいる柊を睨み付けているようだ。
‘人間は、ただオマエ達に、脅えるだけではない’
と叫びながら柊は防衛システムを作動させティグリスを撃ちまくる。

 我夢はガイアに変身するが手を出せないでいた。
‘お前には聞こえないのか、あの大地の叫びが!’
と藤宮言うの言葉にも
‘奴は・・・怪獣だ!’と言い放つ柊。

 攻撃を受け続けたティグリスは管制塔の前で力尽きた。
‘ガイア、怪獣を地底に戻してやれ’
と藤宮から言われたガイアはティグリスを地底に運ぶ。

 後味の悪い戦いだったが、それを振り払うように柊は言う

‘怪獣は滅ぼさなくてはならない、
人類の為に・・・・!’

 自動操縦のEXで避難していた恵は湖畔にやってきて夕焼けの湖を眺め
ながら

‘大地に住むもの達と共に、生きていける方法は

必ずある筈です。

 私達は まだ諦めてはいけない’

と無力感に苛まれる我夢に言うのだった。   

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