ホークス、日本シリーズ進出決定

工藤監督 涙なし日本S進出 連敗から3連勝「こんな幸せなこと僕だけ」


 10月18日から始まったパ・リーグCSのファイナルステージは
昨日G5でホークスがイーグルスに7-0で勝ち、アドバンテージ
の1勝を含めて4勝2敗で日本シリーズの出場権を獲得した。

 今シーズン94勝を挙げて圧勝したように見られたホークスだが
前半で最も手こずったのはイーグルス戦で、対戦成績は13勝12敗
と最も競っているし圧倒的に強さを発揮していたホームでも6勝7
敗と負け越していたのだから3位だったイーグルスが進出してく
ると‘ひょっとしたら’という思いもあった。

 とはいえイーグルスは1stステージで対戦するライオンズとは
8勝16敗と相性が悪く、特にメットライフスタジアムでは4勝9敗
と大きく負け越しているので2位のライオンズの勝ち抜けが確実
視されていたし実際G1でエースの則本昴大で0-10と完敗した
時点でイーグルスは厳しいだろうと思っていたのだ。

 ところがG2を岸孝之の好投で4-1で勝ってタイに戻すとG3も
美馬学から巧みな継投で反撃を封じ、2勝1敗の逆転で勝ち上がっ
てあがってきたのだから‘ホークスは苦戦するな’と思ったし
実際にG1に東浜巨、G2に千賀滉大が登板と聞いて余計にその思
いを強くした。

 この2人はシーズン中は活躍しているものの緊迫感溢れる短期
決戦では独特のプレッシャーがあるため力を発揮できるかは未知
数だったから、ベテランの和田毅やリック・バンデンハークらを
早めに起用した方がいいのではと思っていた。

 実際にG1で東浜が3本のHRを浴び塩見貴洋以下の投手陣から
今宮健太&内川聖一のHRで2点返したものの2-3で敗れるとG2
も辛島航らの投手陣から内川のHRによる1点しか取れず、自責
点1と好投の千賀を援護できずに1-2で連敗したのを見ると勢
いに乗ったイーグルス相手に実戦カンが鈍ったホークスという
図式を実感したのだった。

 こうなると則本と岸が登板するG3以降はイーグルスが断然有利
になると思われたのだが、アルフレッド・デスパイネを3番に起用
する打線が機能し和田が5失点したものの中村晃の決勝2ランで
決着を付けると、G4もクリーンアップの3発でシーソーゲームを
制して王手をかける。

 イーグルスにしてみると塩見&辛島での2勝より則本&岸の2枚
看板で落とした2敗の方が大きかったわけで、昨日のG5ではイー
グルスの勢いは完全に止まりCS絶望と思われていた柳田悠岐の
復帰で大いに盛り上がったホークスとの差がモロに出た形だった。

 結果的にレギュラーシーズンで今ひとつだった長谷川勇也や、
城所龍磨らも短期決戦では力を発揮するなど層の厚さを実感する
勝利だったしシーズン中最も苦しめられたイーグルスに勝っての
日本シリーズ進出は大いに自信になり勢いが付く事だろう。

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