2016夏の甲子園 第5日

日南学園、富山第一、嘉手納が勝つ 12日は南北北海道勢が登場

 大会5日目の注目カードは第1試合の八王子-日南学園で、西
東京大会で注目の早実に勝って初出場の八王子の勢いと初戦で
敗れたとはいえ選抜も経験している日南学園の甲子園キャリア
のどちらが勝るのか。

 北信越の臨検対決となった第2試合は共に好投手を擁している
のだが初戦敗退したものの昨夏を経験した中越と、3年前にベス
ト8経験がある富山第一の対決は中越の好投手・今村と富山打線
という形になるのか。

 2回戦に入る第3試合は投手を含めた守りが固い前橋育英に強力
打線の嘉手納が挑む形だが、3年前に甲子園で優勝し勝ち方を知っ
ている前橋育英が有利か。

 第1試合:八王子 1-7 日南学園

 4回までランナーを出しながら得点できなかった日南だが5回に
6番&7番の連打でノーアウト1・3塁から併殺打で先制すると、6回
には1番が四球で出塁し2番がヒットでつなぐと4番の2ベースで2点
追加し6番のスクイズと7番&8番の連打で一挙に5点を上げて6-0と
する。

 2回を除いて5回まで毎回ランナーを出していた八王子だが1回は
盗塁失敗、3回はキャッチャーからのけん制に刺されるなどリズム
に乗れず投手陣も6回から登板した2番手の米原が日南打線に捕まり
9回に併殺崩れで1点返すのがやっとだった。

 膠着状態の4回までに八王子は得意の機動力を封じられたのが
痛かったか。

 第2試合:富山第一 1-0 中越

 立ち上がりから両投手とも素晴らしい投球でランナーを出しなが
らも得点の雰囲気を感じさせない。

 特に中越の今村は5つの四球は出すものの8回までノーヒットに抑
え、8回にエラーと2つの四球で2アウト満塁のピンチでも2番の強烈
なPライナーを今村が好捕して凌ぐ。

 ところが9回に1アウトから4番がセンターへチーム初ヒットとなる
2ベースで出塁すると、5番が左中間にサヨナラ2ベースを放ち決着を
付けた。

 中越が3、富山が2という盗塁失敗に見るように機動力による揺さぶ
りも両校のバッテリーに阻まれて、最後まで得点の香りのしない試合
だったが最後に今村が力尽きた形だ。

 第3試合:嘉手納 10-3 前橋育英

 3回に8番&1番の長短打で先制した嘉手納だがなおも2アウト1・2塁
から4番のライト前ヒットでホームを突けず1点で止まると、その裏に
育英も8番がヒットとエラーでノーアウト3塁から9番のタイムリーで
追い付き盗塁失敗で2アウトランナーなしになったものの2番がバント
ヒットで出塁して盗塁&悪送球で3塁に進み3番の内野安打で逆転。

 4回のノーアウト2塁はWスチール失敗で追加点を奪えなかった育英
だが、5回にヒットで出塁した9番をバントで送り3番のタイムリーで
1点追加すると4番が左中間へ打ち返し4点目と思われたが1塁ランナー
がホームインする前に打者走者が3塁でアウトになり3点で止まる。

 これで流れが変わり7回に9番からの3連打でノーアウト満塁から
3番が押し出し四球で1点差にすると4番のタイムリーで逆転し、5番
のライナーで併殺になったが直後に6番以下が5連打で一挙に8点を
上げて勝負を決めた。

 育英の固い守りは2塁ランナーが再三ヒットで返れないほどだったし
嘉手納のエラーに乗じて得点するなど試合巧者ぶりを発揮していたの
だが、5回に3塁に走った打者走者がホームイン前に刺されて4点目が
認められなかったプレーで流れが変わったのかもしれない。

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