スポーツ番組のディレー中継を考える

 昨今のスポーツ中継はライブではなく、時間をずらして中継を始めるディ
レー中継が多い。

 これはバレーボールW杯などのTV中継では昔から行われていた事で、TV
中継は19:00とか20:00からだが実際の試合は 18:00に始まっているという
もの。

 バレーボールは基本的に時間制限がないので中継時間内に終わらせる
ためには やむをえないと思っていたが、残り時間を見ながら結末が判断
できるという欠陥がある。 

  実は こういう中継は日本ぐらいでスポーツ大国の欧米では絶対にあり
えず、スポーツ中継は試合開始から試合終了まできっちり終わらせると
いうのが絶対条件。
 だからバレーボールなどは時間がかかるのでサイドアウトシステムから
ラリーポイントシステムになったし、テニスでもタイブレークシステムができた
ようだ。

 五輪で野球やソフトボールが嫌われるのも時間制限がないので、試合
開始から試合終了まで中継するのが大変なためというのも理由の1つ
らしい。

 個人的にバレーボールなどは許容範囲内だと思うが、下らない
賑やかしどころのタレントを出すためのディレー中継は

絶対に必要ない。

 今年の夏は世界水泳に世界陸上、世界柔道が行われ いずれも民放が
中継した。

 世界水泳は まだしも世界陸上はライブと録画をごちゃまぜしながら中継
するし、TV局が当日のプログラム通りに中継しないので混乱する。

 そこで対抗策がタイマー録画。
 本来ライブ観戦に勝るものはないのだが、ここまで いじくられるとタイマー
録画で撮ったのを翌朝PCを開く前に見る事にしていた。

 当然のように鬱陶しいタレントキャスターの

部分はカット!

 競技の部分だけ見れば残りは

早送りしながらでいい。

  いただけなかったのが世界柔道。 
 日付が変わってから録画中継されるだが、残念ながらネットで結果が判明
しているので殆ど見る気がしなくなる。

 かつて世界柔道はNHKが中継していた。
 NHKの場合は23:00頃から中継していたので録画でも悪くなかったし日本
人以外の試合も中継していたので悪くなかったが、こういった民放の中継
法では どうしようもない。 

 最近ボクシングの世界タイトルマッチは複数の興行になるケースが多い
のだが、先日の長谷川穂積の防衛戦は前ふりが長過ぎて‘早いラウンド
でのKO’という予想がついて これまた興ざめだった。

 やはり国内の世界戦のTV中継はライブで行い、早く終わった場合は
過去の名勝負などをOAするべきだろう。
 それこそが新しいボクシングファンを発掘する事にもなるのだから。    

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