ミラーマン26話ではインベーダーの送り込んだ怪獣スネークキングから御手洗
邸地下にあったSGM本部が襲撃されて壊滅するという衝撃的なプロローグから
始まる。
朝の平和な時間帯に突如巨大竜巻が御手洗邸の近くに発生し降り立ったのが
全身にヘビの触手を携えたスネークキングで、口や触手の口から火炎を吐いて
応接間から地下の本部まで御手洗親子を追い回し防護壁も火炎放射で焼き
切って遂に本部まで侵入してしまう。
SGM本部が御手洗邸の地下にあるというのは2話の時点でインベーダーは
察知し御手洗邸に新型爆薬を仕掛けようとするところをみるとSGMが地球防衛
軍の頭脳という事を早くから認識していたのだろう。
実際19話では御手洗邸もろとも吹っ飛ばすべく弾道ミサイル・オズマーが撃ち
込まれたのを見てもSGMを潰せば地球侵略の障壁はミラーマンのみという事に
なるのは明白だ。
ただ16話で人形怪獣キンダーがSGM本部に運び込まれた時に人形の目に
搭載されたカメラでSGMの機密が かなり敵の手に渡っているにも拘らず直接
攻撃をしてきたのがオズマーのみというのも御手洗邸は破壊できても地下に
ある核シェルターのようなSGM本部を破壊するのは難しいと考えていたのでは
ないだろうか。
そこでスネークキングであるが体から 多数のヘビの頭が生えているだけでなく
手足の先もヘビの頭という円谷怪獣史上にも残る特徴的なデザインの怪獣は
足の先にあるヘビの口からの火炎放射で防護壁も焼き切ってしまう。
これは地下にあるSGM本部を襲撃するために作られた怪獣というのが分かる。
とはいえ以前も記した通りレギュラーメンバーの全滅とはいっても次週にジャンボ
フェニックスに搭乗してSGMが復活するという事がネタバレで知っていたので、
ウルトラマンレオの40話のような本当に宇宙ステーションになっているMAC基地が
円盤生物であるシルバーブルーメの襲撃を受けて全滅してしまう事件よりも衝撃度
は低かったのだった。