滝和也の初登場から50年

　今から50年前の今日71年6月12日にOAされた仮面ライダー11話
のゲバコンドル編で、初めて滝和也が初登場した。

　もともと滝は全日本モトクロス選手権で本郷猛のライバルのオー
トレーサーだった事からライディングテクニックを持っているだけ
でなく、FBI捜査官としての顔もありショッカーを追っていたという
設定が後付けで語られていたのだった。

　このゲバコンドル編では自分が結婚式を挙げていて襲撃される形
でショッカーと拘わり始めるのだが、当初1話限りのゲストだと思
われていたら本郷猛役の藤岡弘が前作のコブラ男編の撮影中に重傷
を負い離脱した事から次回のヤモゲラス編に登場しなかったものの1
3話から再登場し2号ライダー編からは堂々たるレギュラーになった。

　滝和也に関しては14年ほど前に扱ったのだが演じた千葉治郎は
キーハンターなどで大活躍していた千葉真一の実弟だからか、アク
ションシーンはお手の物。

　だから藤岡弘や一文字隼人を演じた佐々木剛らよりもアクション
は上手いはずで、強く見られるため戦闘員を3人まで倒したら4人目
には やられるようにプロデューサーから指示があったらしい。

　とはいえ劇場版では再生怪人をも倒していたので、改造されなく
ても十分強いというのではと思ったりしていた。

　そんなわけで友達と仮面ライダーごっこをする時には私は滝役を
選んでいたし、いつ3人目の仮面ライダーになるのかと話題にしてお
りV3でライダーマンの情報が流れた時には‘滝が復帰してライダーマ
ンに変身するのか’と当時思い込んだので結城丈二が登場した時には
多少ではあるがガッカリしたのを覚えている。

　そういう意味で本郷猛や一文字隼人達に負けないキャラが誕生し
たのが、50年前の今日という事になる。